<12月の鑑賞予定映画>
~人類、立ち入り禁止~
話題作なのに近くでやっていないとは!車飛ばして遠い劇場まで行きました。
2009年 アメリカ映画 (ワーナーブラザーズ、ギャガ配給) 10・4・10公開
監督:ニール・ブロムカンプ
音楽:クリントン・ショーター 上映時間:1時間51分
出演:シャルト・コプリー・・・・・・・・・・・・・・・・ヴィカス
デヴィッド・ジェームズ・・・・・・・・・・・・・クーバス大佐
ジェイソン・コープ・・・・・・・・・・・・・・・・クリストファー・ジョンソン
ヴァネッサ・ハイウッド・・・・・・・・・・・・・タニア
PG-12指定作品
<見どころ>
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、
アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。突然地球に難民として
降り立った正体不明の“彼ら”と共に暮らすことになる人間の困惑と、
マイノリティーとして生きる“彼ら”とのドラマをしっかりと見せる。
本作で監督と脚本を担当し、デビューを飾ったのは新人のニール・ブロンカンプ。
俳優たちも無名ながらも迫真の演技を披露する。そのオリジナリティーあふれる
物語と、摩訶(まか)不思議な“彼ら”の造形に目を奪われる。
<あらすじ>
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ
上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。
彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、
超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
<感想>
いやぁ~はっきり言って、「アバター」より衝撃が大きい映画でしたよん。
既成の映画と似た部分もけっこうあって、荒唐無稽な感じもしましたが
さほど気にせずに観られました。
↑なんか、「インディペンデンス・デイ」にそっくりだし。。。
ドキュメンタリー風に話が進むので、荒唐無稽な話なんだけれど、
「実際あったら案外そうなるのかも?」と思わせてくれる所が、なかなかおもしろい。
無名な俳優さんが出てるので、妙なリアリティも感じました。
これが、大物俳優ばかり起用されていたら、ただのB級映画にしか
見えなかったかも?
あと、場所を、南アフリカにしてのもポイントかな?
これが、ニューヨークとかだったら、“映画”にしか見えないけど、ヨハネスブルク
に設定しあことで、ある種のリアリティを感じました。
それにしても、今年は「南アフリカ」の名前がよく出ますよね。
(W杯もだし、先日公開された「インビクタス」もそうだし)
映画の前半は、なんかコメディぽい展開でしたが、主人公がナゾの液体を
浴びた以降は、かなり緊迫した展開になっていきます。
正直、説明不足な場面があったり、ちょい中だるみしかけの場面もありましたが
撮り方がうまいんでしょうね、特に後半グイグイ引き込まれていきました。
単なるSF映画というよりはかなりメッセージ性が高かったように感じましたね。
どこがどうというと、ネタバレになるので敢えて書きません。
要は、この作品は予告とかあまり予習しないで観にいったほうがインパクト大の
ように感じますね。少なくとも、私はそうでした。
ちなみに、昆虫型エイリアンの姿は、はっきり言ってグロテスクです。
後半だいぶ見慣れましたが、個人的には苦手です。
それと、PGー12指定の割には、かなりの暴力&グロいシーンがありました。
R15でも良かったんじゃないのかなぁ~なんて思いました。
苦手な方には、辛い作品だと思います。
あと、「アバター」の評価が低かった人は、こちらをオススメします。
ある意味、往来のSF映画とは異彩を放った映画だと思いますよ。
NAOさん、個人的には「アバター」より良かったです。(グロイけど)
点数:8.5点 (10点満点)