<2月の鑑賞予定映画>
~永遠に輝くこと、それが彼女たちの使命~
2014年 フランス/ドイツ/スイス合作 (2015.10.24公開)
配給:トランスフォーマー 上映時間:124分
監督:オリヴィエ・アサイヤス
脚本:オリヴィエ・アサイヤス
美術:フランソワ=ルノー・ラバルテ
特別協力:シャネル
出演:ジュリエット・ビノシュ/クリステン・スチュワート/クロエ・グレース・モレッツ
ラース・アイディンガー/ジョニー・フリン
<見どころ>
『クリーン』などで知られるオリヴィエ・アサイヤス監督が、華やかな世界に生きる女優の
光と影を描いた人間ドラマ。自身の出世作の再演でヒロインではなく年配女性の役を
依頼された大女優の葛藤を、オスカー女優ジュリエット・ビノシュが体現する。
彼女を支えるマネージャーを好演したクリステン・スチュワートは、アメリカ人女優として
初のセザール賞を受賞。
新進女優を、『キック・アス』シリーズなどのクロエ・グレース・モレッツが演じる。
<ストーリー>
映画界でその名をとどろかすマリア(ジュリエット・ビノシュ)は、マネージャーの
ヴァレンティーヌ(クリステン・スチュワート)と一緒に仕事に励んでいた。そんなある日、
マリアは若いころの出世作のリメイク版への出演をオファーされるが、彼女が演じた若き
美女ではなく、ヒロインに振り回される中年上司役だった。リメイク版の主役には、
ハリウッドの新進女優ジョアン(クロエ・グレース・モレッツ)がキャスティングされていて……。
<感想>
ジュリエット・ビノシュは、個人的に苦手な女優さんでしたが、内容に興味があり鑑賞。
3人の演技が良かったが、とりわけクリステン・スチュワートの演技が素晴らしかった。
ジュリエット・ビノシュとの会話劇は、とても見応えがあり、セザール賞を受賞したのも納得。
濃い化粧よりも、こういうナチュラルな方が彼女素敵。あ、眼鏡姿も。
人は、いつかは歳をとる事に向き合わないといけないが、特に女性、それも女優ともなると
向き合いたくても背けたくなる気持ちは、一般女性以上の葛藤があるかも。
そんな一面をのぞかせている会話劇に仕上がっていました。
若さを妬み羨ましく感じ始める??(笑)私達世代には、共感出来る部分があったかも。
話が淡々とし、女性主体の話なので、男性が見たらしんどいかもしれませんね。
私も、女性ですが、主人公の若さにあまりにも固執するのが最後まで続いたので
ちょっとしんどかったです。
「マローヤの蛇」というアルプスの自然現象は、実際にあるそうで・・・・。
映画を観ていて、私も直で見てみたいな~と思いましたし、劇中に流れる
ヘンデルの「オンブラマイフ」やパッハベルのカノンの曲が作品に合ってたなと感じましたね。
3女優のファンには、必見の作品かと思います。
点数:6点 (10点中)