<2月の鑑賞予定映画>
~世界は、変えられる~
2017年 日本/キューバ合作 (2017.10.06公開)
配給:キノフィルムズ / 木下グループ 上映時間:124分
監督・脚本:阪本順治
原案著者: マリー前村ウルタード/エクトル・ソラーレス前村
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:津島玄一
美術:原田満生
衣裳:岩崎文男
キューバスタッフ製作:アルマンド・オリベーラ・ノダルセ
キューバスタッフ監督補:ロランド・ハビエル・アルミランテ・カスティーヨ
出演:オダギリジョー/ ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ/永山絢斗/ロベルト・エスピノーサ・セバスコ
アルマンド・ミゲール/ヤスマニ・ラザロ/ダニエル・ロメーロ・ピルダイン/ジゼル・ロミンチャル
エンリケ・ブエノ・ロドリゲス/アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス/ミリアム・アルメダ・ヴィレラ
田中幸太朗
<見どころ>
キューバ革命の英雄チェ・ゲバラと行動を共にした日系人のフレディ前村を題材にしたドラマ。
留学先のキューバでゲバラに出会って心酔し、共にボリビア軍事政権に挑んだ彼の姿を描く。
メガホンを取るのは『顔』などの阪本順治。『血と骨』『ゆれる』などのオダギリジョー、『海辺の生と死』
などの永山絢斗、写真家、ダンサーでもあるホワン・ミゲル・バレロ・アコスタらが出演。
<ストーリー>
日系二世として生まれ、医者になることを夢見るフレディ前村(オダギリジョー)。キューバのハバナ
大学に留学した彼だったが、キューバ危機に直面する。混乱の中でチェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・
バレロ・アコスタ)と出会ったフレディは、その理念やカリスマ性に感銘を受ける。やがてゲバラの
部隊に加入した彼は、ゲバラのファーストネームであるエルネストを戦士名として本人から
授けられる。そして、ボリビアの軍事政権を倒す戦いに身を投じるが……。
<感想>
チェ・ゲバラと行動を共にした日系人がいたこと、今回の映画で初めて知りました。
TVの番宣で知りましたが、オダギリジョーさんこの映画の為に、スペイン語を学んだり
日焼けサロンにも通われていたそうで。全編スペイン語、お見事でした。
映画全体はものすごく淡々として、何度か睡魔に襲われました(笑)
ゲバラと同じくボリビア戦線で命を落とした実在の日系人、フレディ前村を描いた話。
彼が特に何かをしたわけでなく、こういう日本人もいたんだよってことなので、ストーリー的に
盛り上がらない。フレディがどのようにゲバラに心酔し、ボリビア戦線参加を決めたのかの
心情が、いまいち私には伝わってこなかったのが残念。
冒頭でゲバラが広島を訪れるシーンがありましたが、彼が日本を訪れたこと
本作で初めて知りました。
彼らの信念・覚悟を見せつけられた印象。
半分平和ボケしている我々にとっては、彼らの行動はピンとこないかもしれないが
昨今に世界情勢を見ていると、いろいろ考えさせられる作品でした。
にしても、眠たかったけど^^;
点数:6点 (10点中)