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~君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか~
2019年 日本映画 (2020.01.17公開)
配給:東宝
監督・原作・脚本・編集・共同制作:岩井俊二
音楽:小林武史
美術:都築雄二/倉本愛子
主題歌:森七菜 「カエルノウタ」
出演:松たか子/広瀬すず/庵野秀明/森七菜/小室等/水越けいこ
木内みどり/鈴木慶一/豊川悦司/中山美穂/神木隆之介
福山雅治
<見どころ>
岩井俊二監督が体験した出来事を基にした物語で、松たか子、広瀬すず、
神木隆之介、福山雅治らが共演するラブストーリー。初恋の人と再会した
ヒロイン、ヒロインを彼女の姉と誤解した小説家、母に送られる小説家からの
手紙に返信を書く娘の、心の再生と成長が描かれる。岩井監督の出身地である
宮城県で撮影が行われ、音楽を『スワロウテイル』などで岩井と組んだ
小林武史が担当する。
<ストーリー>
夫と子供と暮らす岸辺野裕里(松たか子)は、姉の未咲の葬儀で未咲の娘・鮎美
(広瀬すず)と再会する。鮎美は心の整理がついておらず、母が残した手紙を
読むことができなかった。裕里は未咲の同窓会で姉の死を伝えようとするが、
未咲の同級生たちに未咲本人と勘違いされる。そして裕里は、初恋の相手で
ある小説家の乙坂鏡史郎(福山雅治)と連絡先を交換し、彼に手紙を送る。
<感想>
久しぶりの岩井監督作品。
亡くなった姉宛に送られてきた高校の同窓会に、死亡のことを伝えに行った
妹が 、姉と間違われることから起こるストーリー。
公開早々に観ましたが、遅くなったので、感想軽めに。
岩井俊二監督は、無名&将来期待されるであろうという役者さん
起用の作品が多いのですが、今回は安定路線?有名な方ばかりですよね。
その中でも、やっぱり広瀬すずさんって目立ちます。あまり好きでは
ない女優さんですが、華があります。今回も難しい役どころでしたが
2役演じ分けお見事でした。
岩井監督の世界観溢れる映像でしたが、冷静に考えると40過ぎた集まりの
同窓会で再会して、「ずっと君に恋しています」なんて今更言われても
ドン引きだし、挨拶したぐらいでいきなり毎日ラブレター送るのもねぇ・・。
映画だから成り立つけれど、現実だと私ならちょっと勘弁かも。
そんな少女漫画的なシチュエーションでも、違和感なくさらっと
描かれてしまうところが岩井監督の素敵な所なのでしょうね。
あと、木内みどりさんのセリフで
「誰かがその人のことを思い続けたら 、
死んだ人も生きていることに なるんじゃないでしょうか」
これが一番心に響きました。
木内さんは昨年11月に他界され、これが遺作となってしまいましたね。
ご冥福をお祈りいたします。
点数:7店(10点中)
色々なミュージシャンもちょい役ででていたし、カエルノウタもすごく良かったというか、わたしの好きな感じの歌でした。男の人ってロマンチストだなとも思えたし、でも、わたしも好きだった先輩に会えたら見かけはおばさんでも心は女子高生になってしまうだろうなと思った映画でした(笑)。
個人的には、鈴木慶一さんにびっくりでした(笑)
昔の彼女が亡くなったと知って、ああやって
ご自宅に伺ってお線香あげられるのって、ある意味
羨ましい。実際は、なかなかうかがえないような
気もするので。