この海のどこかにジンベイがいるはず!
例年、3月から4月の間の、どこかの1週間、KKの島まわりにはジンベイザメが集結するという。
しかしここ数年、KKでのジンベイ目撃談をまったく聞かなかったので、異常気象やら地球の温暖化やらで、生態系が変わってしまったのかな、と思っていた。
ところが、今年は、ひさびさのジンベイ当たり年だそうだ。
まさに現在、KK沿岸では、ジンベイが食べるエビが大発生中らしい。
エビは、ジンベイの餌として想像するオキアミ的な小型のものではなく、4~5cmもある大きなエビで、ローカルは、しっかりとってBBQにするそうだが、けっこういけるらしい。
先週、ラヤンラヤンに行く前の晩、KK在住の、シパダンやラヤンラヤンの元スタッフたちとごはんを食べに行った。
そのときに、「今、KKにジンベイがまわってるよ。」と、何枚ものジンベイ写真を見せられた。
ジンベイも見たいが、高額なラヤンラヤンをあきらめるわけにはいかない。
「ラヤンラヤンから戻ってきたあとでも間に合うかなぁ?」と言ったら、「1週間後では、もういなくなっていると思うよ。」とのこと・・・。
そして、ラヤンラヤンでの1週間はあっという間に終わり、おとといKKに戻ってきた。ラヤンラヤンからの帰りの飛行機で、「もし空からジンベイが見えたら、明日はダイビング♪」と、南シナ海の水面を、眠ることなく、凝視し続けた。
しかし、いくらプロペラ機の高度が低くとも、いくらジンベイが大きいといっても、空からはみえないのか、それらしい影はまったくない。
やはり時すでに遅し、ジンベイは、新たなるプランクトンを求めて、他の海域に旅立ったにちがいない、と思うことにした。
きのうは、朝からKKをじゃらんじゃらん。
朝、9時半すぎには、早くもフィリピノ・マーケットでココナッツジュースを飲んでいた。
通りをぼんやりとながめていると、見たことのある白人の老夫婦が歩いてきた。
ラヤンラヤンで、同じボートだったデンマーク人のご夫妻だ。
あいさつをすると、ご主人が開口一番、「We saw 2whalesharks from airplane this morning!」と興奮気味に語った。
さらにご夫妻は、今朝、KKの空港で、私たちより1日先にラヤンラヤンを出た、ミケルというインストラクターに偶然再会したそうで、奥様が、「ミケルは、きのうのKKで、12匹のジンベイザメが目撃された、と話してたわ。」と追い討ち。
たいへん!こんなところでまったりしている場合じゃないよと、ココナッツジュースをいっきに飲み干し、即KKのダイビングショップに電話。
しかし、ショップのスタッフからは、「う~ん、もう1週間見てないよ。」との返事。
「とりあえず、ダメ元で、明日のダイビングボートに、シュノーケラーとして乗りたい!」とたのんだら、「それはいいけど、今年のジンベイ出没エリアは、マヌカン島周辺だけど、明日はマムティック島だよ。どうする?」ということになった。
KKの沿岸は、トゥンク・アブドゥル・ラーマン・パークと呼ばれるマリンパークで、ガヤ島、マヌカン島、サピ島、マムティック島、スルグ島といった5つの島々からなる。
どの島も、KKからボートで10~20分程度。過去、マムティックでも、スルグでも、ジンベイが出たという話を聞いたことはあるが、今年は、マヌカンでしか見ていないらしい。少しでも可能性がある道を選びたかったので、そのショップでのマムティックゆきはやめ、ホテルのゲストリレーションズに、「あしたマヌカンにシュノーケリングに行きたい」と相談し、ツアーを予約してもらった。
ラヤンラヤンのあと、KKには泊まらずにそのまま帰った友達に、デンマーク人夫妻の話をさっそくメールで伝えると、ラヤンラヤンでは、ハンマーヘッドの壁とニタリが当たったものだから、「イマノアナタニハ、サメノカミサマガツイテイル・・・。」と、無理なレスが返ってきた。
そして今日、マヌカン島へ行ってきた。
マヌカン島・・・。
一体、前回は、いつここに上陸しただろう。
前は悪さをするモンキーもいる、素朴な島であったが、観光客を仕切る胡散くさめなツアー業者のせいか、ずいぶん観光ズレした感じになっていた。
モンキーも駆除されたとか。
海に入り、気の強いスズメダイにかまれながら、沖へ行くと微妙にエビが漂っていた。
確かに大きなエビで、ふむふむ、これがジンベイのごはんかぁ、とちょっと感心。
アオウミガメが一匹やってきたが、シパダンのカメとは違って、警戒心が強く、ヘッドファーストで近づくと、急いでどこかへ消えていった。
結局、約1時間のシュノーケリングで出会ったのは・・・。
ジンベイではなく、前にシパダン・ダイブ・センターで働いていたインストラクターだった。
この界隈で、真剣に巣潜りしている人間なんていないから、あれっと覗き込みに来たようだった。
水中で、顔を見てお互いびっくり。
彼はたまたま、学生のシュノーケリングを指導しに来てたらしい。
水面で、「先週、まさにこの場所で、俺はジンベイに会ったゼイ。」と自慢された。
「でも、今年のジンベイはもう終わったよ。」とあっさり。
あとから聞いた話では、デンマーク人が話していた、きのうKKでトータル12匹のジンベイが目撃された、というのは、きのう起こったことではなく、おそらく、今年度のKKでのジンベイ目撃のトータルがちょうど12匹くらいというのが、ゆがんで伝わったのではないか、という結論だった。
では、彼らが機上から見た、2匹はなんだったのだろう。
もしかしたら、場所が、KKの沿岸から少々離れたところだったのかもしれない・・・。
ジンベイがいれば、夕方までマヌカン島にいようと思っていたが、シュノーケリングで、日焼けもかなりしたし、13時半のボートでさっさと戻ってきた。
シャワーは浴びたが、なんとなく、潮っぽい・・・
そして、今は、メリディアンのロビーにあるラウンジパブでハッピーアワー。
ワイヤレスも使えるし、時間つぶしには悪くない。
しかし、開業して日の浅いこのホテルでは、日本人がまだ珍しいのか、次々とバーテンがやってきて、あーだこーだと話しかけるので、何を書いているかわからなくなってきた。
ついには、マネージャーまで出てきて、名刺までもらってしまった。
ジンベイには、出会えないであろうことは、なんとなくわかっていた。
まあ、なつかしいシパダンゆかりの人物との遭遇・・・。考えようによっては、ジンベイよりレアだ、とポジティブシンキング。
ジンベイ@KKは、来年以降に期待。
例年、3月から4月の間の、どこかの1週間、KKの島まわりにはジンベイザメが集結するという。
しかしここ数年、KKでのジンベイ目撃談をまったく聞かなかったので、異常気象やら地球の温暖化やらで、生態系が変わってしまったのかな、と思っていた。
ところが、今年は、ひさびさのジンベイ当たり年だそうだ。
まさに現在、KK沿岸では、ジンベイが食べるエビが大発生中らしい。
エビは、ジンベイの餌として想像するオキアミ的な小型のものではなく、4~5cmもある大きなエビで、ローカルは、しっかりとってBBQにするそうだが、けっこういけるらしい。
先週、ラヤンラヤンに行く前の晩、KK在住の、シパダンやラヤンラヤンの元スタッフたちとごはんを食べに行った。
そのときに、「今、KKにジンベイがまわってるよ。」と、何枚ものジンベイ写真を見せられた。
ジンベイも見たいが、高額なラヤンラヤンをあきらめるわけにはいかない。
「ラヤンラヤンから戻ってきたあとでも間に合うかなぁ?」と言ったら、「1週間後では、もういなくなっていると思うよ。」とのこと・・・。
そして、ラヤンラヤンでの1週間はあっという間に終わり、おとといKKに戻ってきた。ラヤンラヤンからの帰りの飛行機で、「もし空からジンベイが見えたら、明日はダイビング♪」と、南シナ海の水面を、眠ることなく、凝視し続けた。
しかし、いくらプロペラ機の高度が低くとも、いくらジンベイが大きいといっても、空からはみえないのか、それらしい影はまったくない。
やはり時すでに遅し、ジンベイは、新たなるプランクトンを求めて、他の海域に旅立ったにちがいない、と思うことにした。
きのうは、朝からKKをじゃらんじゃらん。
朝、9時半すぎには、早くもフィリピノ・マーケットでココナッツジュースを飲んでいた。
通りをぼんやりとながめていると、見たことのある白人の老夫婦が歩いてきた。
ラヤンラヤンで、同じボートだったデンマーク人のご夫妻だ。
あいさつをすると、ご主人が開口一番、「We saw 2whalesharks from airplane this morning!」と興奮気味に語った。
さらにご夫妻は、今朝、KKの空港で、私たちより1日先にラヤンラヤンを出た、ミケルというインストラクターに偶然再会したそうで、奥様が、「ミケルは、きのうのKKで、12匹のジンベイザメが目撃された、と話してたわ。」と追い討ち。
たいへん!こんなところでまったりしている場合じゃないよと、ココナッツジュースをいっきに飲み干し、即KKのダイビングショップに電話。
しかし、ショップのスタッフからは、「う~ん、もう1週間見てないよ。」との返事。
「とりあえず、ダメ元で、明日のダイビングボートに、シュノーケラーとして乗りたい!」とたのんだら、「それはいいけど、今年のジンベイ出没エリアは、マヌカン島周辺だけど、明日はマムティック島だよ。どうする?」ということになった。
KKの沿岸は、トゥンク・アブドゥル・ラーマン・パークと呼ばれるマリンパークで、ガヤ島、マヌカン島、サピ島、マムティック島、スルグ島といった5つの島々からなる。
どの島も、KKからボートで10~20分程度。過去、マムティックでも、スルグでも、ジンベイが出たという話を聞いたことはあるが、今年は、マヌカンでしか見ていないらしい。少しでも可能性がある道を選びたかったので、そのショップでのマムティックゆきはやめ、ホテルのゲストリレーションズに、「あしたマヌカンにシュノーケリングに行きたい」と相談し、ツアーを予約してもらった。
ラヤンラヤンのあと、KKには泊まらずにそのまま帰った友達に、デンマーク人夫妻の話をさっそくメールで伝えると、ラヤンラヤンでは、ハンマーヘッドの壁とニタリが当たったものだから、「イマノアナタニハ、サメノカミサマガツイテイル・・・。」と、無理なレスが返ってきた。
そして今日、マヌカン島へ行ってきた。
マヌカン島・・・。
一体、前回は、いつここに上陸しただろう。
前は悪さをするモンキーもいる、素朴な島であったが、観光客を仕切る胡散くさめなツアー業者のせいか、ずいぶん観光ズレした感じになっていた。
モンキーも駆除されたとか。
海に入り、気の強いスズメダイにかまれながら、沖へ行くと微妙にエビが漂っていた。
確かに大きなエビで、ふむふむ、これがジンベイのごはんかぁ、とちょっと感心。
アオウミガメが一匹やってきたが、シパダンのカメとは違って、警戒心が強く、ヘッドファーストで近づくと、急いでどこかへ消えていった。
結局、約1時間のシュノーケリングで出会ったのは・・・。
ジンベイではなく、前にシパダン・ダイブ・センターで働いていたインストラクターだった。
この界隈で、真剣に巣潜りしている人間なんていないから、あれっと覗き込みに来たようだった。
水中で、顔を見てお互いびっくり。
彼はたまたま、学生のシュノーケリングを指導しに来てたらしい。
水面で、「先週、まさにこの場所で、俺はジンベイに会ったゼイ。」と自慢された。
「でも、今年のジンベイはもう終わったよ。」とあっさり。
あとから聞いた話では、デンマーク人が話していた、きのうKKでトータル12匹のジンベイが目撃された、というのは、きのう起こったことではなく、おそらく、今年度のKKでのジンベイ目撃のトータルがちょうど12匹くらいというのが、ゆがんで伝わったのではないか、という結論だった。
では、彼らが機上から見た、2匹はなんだったのだろう。
もしかしたら、場所が、KKの沿岸から少々離れたところだったのかもしれない・・・。
ジンベイがいれば、夕方までマヌカン島にいようと思っていたが、シュノーケリングで、日焼けもかなりしたし、13時半のボートでさっさと戻ってきた。
シャワーは浴びたが、なんとなく、潮っぽい・・・
そして、今は、メリディアンのロビーにあるラウンジパブでハッピーアワー。
ワイヤレスも使えるし、時間つぶしには悪くない。
しかし、開業して日の浅いこのホテルでは、日本人がまだ珍しいのか、次々とバーテンがやってきて、あーだこーだと話しかけるので、何を書いているかわからなくなってきた。
ついには、マネージャーまで出てきて、名刺までもらってしまった。
ジンベイには、出会えないであろうことは、なんとなくわかっていた。
まあ、なつかしいシパダンゆかりの人物との遭遇・・・。考えようによっては、ジンベイよりレアだ、とポジティブシンキング。
ジンベイ@KKは、来年以降に期待。