芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

日米関係はインド・ブータン関係

2010年01月16日 | Weblog
小沢一郎の元秘書石川知裕議員が逮捕された。
かなり強引な捜査の進め方である。これで、小沢の外堀が埋められた。
小沢が中国と密接な関係にあることで、米国抜きでの中国と日本の接近をめぐり中国指導部に対する警告ともとれる。
小沢の私淑した田中角栄も、米国に相談なしに日中国交回復をしたあとで、米国軍需産業の航空機輸入の汚職を米国側からばらされて、立花隆「田中角栄研究」などマスコミを総動員しての田中角栄潰しが展開された。今回も「小沢一郎研究」などという類いものが出版されるのではあるまいか。
日本の外交、防衛は、米国政権の下で行なわれているのであるから、それからはみ出る動きに対して、反発する米国の一派がいるのは当然で、その一派がその支配から抜け出しそうな動きを抑えようとするのであろう。
民主党政権の国家戦略局が機能していないが、その一派がこれが機能することを嫌うであろうというのも、推測できる。民主党政権に対して、陰でかなりの圧力をかけているであろうことは、沖縄普天間問題で、民主党政権の大臣たちが、米国から来た親日派を称する人物たちと会ったあとで、次々と前言を翻して、米国が決めた方向になびいていっていることからも伺われる。
この国会会期で、沖縄普天間問題も民主党政権には、独自の方針を貫くのは難しくなるであろう。中国と組んでの東アジア構想も大幅後退になるである。日米関係は、以前にも記したが、インド・ブータン関係と同じである。