現在、文春2月号を読んでいるが、文春にしては珍しく、反新自由主義の記事を載せている。
一つは、「グローバリズムという妖怪」という題の座談会だ。話者は、エマニュエル・トッド(歴史人口学者)、藤井聡、中野剛志、ハジュン・チャン(ケンブリッジ大学准教授)、柴山佳太である。もう一つは、「TPPが無視する遺伝子組み換え食品の恐怖」で筆者は鈴木宣弘(東京大学教授)だ。
菅義偉官房長官の安倍政治の大きい赤文字の題での絶賛記事のわきに申し訳程度ではあるが、ともかくも載せていることを評価できる。
前者は、新自由主義のゴローバリズムが格差社会を引き起こし経済を破綻させている韓国を見習って日本もTPPに参加しなければならないとする官僚を中心とした考えを批判しているのは、金子勝教授と同じ論である。
後者は、日本の農業は、モンサントによって破壊しつくされるという危惧を述べていて、これは、前にここで書いた米国の政策でもある世界農業支配の具体的な指摘だ。
一つは、「グローバリズムという妖怪」という題の座談会だ。話者は、エマニュエル・トッド(歴史人口学者)、藤井聡、中野剛志、ハジュン・チャン(ケンブリッジ大学准教授)、柴山佳太である。もう一つは、「TPPが無視する遺伝子組み換え食品の恐怖」で筆者は鈴木宣弘(東京大学教授)だ。
菅義偉官房長官の安倍政治の大きい赤文字の題での絶賛記事のわきに申し訳程度ではあるが、ともかくも載せていることを評価できる。
前者は、新自由主義のゴローバリズムが格差社会を引き起こし経済を破綻させている韓国を見習って日本もTPPに参加しなければならないとする官僚を中心とした考えを批判しているのは、金子勝教授と同じ論である。
後者は、日本の農業は、モンサントによって破壊しつくされるという危惧を述べていて、これは、前にここで書いた米国の政策でもある世界農業支配の具体的な指摘だ。