木曽の御岳山が噴火して、登山中の人が相当数巻き込まれたようだ。
予報を出さなかった気象庁は一体なんだろう。
福島原発事故のときも、スピードという風向きの予知が出来ているのに、公表しなかった。
ネットの2チャンネル、阿修羅、真実を探すブログ、などに当局の書き込みがあり、それは一様に、原発事故について不安を煽るのは、放射能の脳病だから、煽動を止めろと言っている。煽動罪を適用するぞといった脅しである。
原発ばかりではなく、役所は、地震予報もパニックになるからとさせないのだ。しかし、御岳山は噴火前の群発地震を繰り返していたのだ。登山者に警告をすべきだった。ところが、先ほど掛けて来た電話での佐藤大工さんの説明だと、水蒸気爆発であって、噴火ではないという。そういう言い繕いは、原発の核爆発を水蒸気爆発と言い繕ったときから聞き飽きた。あのときの、説明は、「直ぐには人体に影響はない」といって、多くのひとを被曝させているのだ。後になってから、米国当局が福島原発事故の放射能汚染はチェルノブイリ事故の1、8倍と公表している。チェルノブイリ事故から5年経ってから急に死者が増え始め、10数年のうちに1600万人もの被爆者が死んでいる。福島原発事故で被曝した子供のうち既に41人が甲状腺癌になり転移していると言う。これから10年間でどうなるかということに対する予防措置もなく、つい最近福島の小学校生が急性心不全で死んだのをマスコミが首つりなどと報道している。情報をきちんと流していれば、今回の登山者もかなりの人が死なずにすんでいたはずだ。明治維新以来確立された政官の政策が国民のためではなく、宗主国のためなことは益々、明白になっている。