ムンバイのあるマハーラーシュトラ州で牛肉を禁じたことは書いたと思うが、現政権が州も支配しているところでは、牛肉を禁じる方向になっている。この州もそうだが、今のところうるさくない。しかし、牛肉を禁じるというパフォーマンスが効いて、デリーの近郊で、牛肉を食したという家に大勢の連中が乱入し、その家の主人を殺したニュースは日本でも報じられたと思う。これは、ビハール州の選挙が近日に始まり、その選挙運動の一環で現政権が仕組んだ選挙を有利に運ぶための一種のテロを起こしたと見られる。選挙の争点が、牛肉になっていることからも、明らかに、それを有利に運ぶための庶民を誘導する道具にしている。殺されたムスリムと大けがをしたその息子の家族にとっては迷惑この上ない。モディー首相は、外では、テロを禁じるべきであると各国に働きかけているが、自国では、テロを煽っている。米国がテロと戦うと言いながら、自らテロを仕掛けているのと同じことだ。日本の政権も同じことをしているから、これからは米国人である故に命を狙われるのと同様、日本人であるだけで、命を狙われる。世界を支配している連中の思うつぼである。