アラハーバードの米も醤油も白味噌汁も美味かったので、メールで宣伝して来ていた12月収穫の新米を20キロ頼んだ。他にも醤油などを頼んだので、5、000ルピーを超えた。この宿舎の警備員の月給分である。一昨日の夜11時から12時過ぎまで、どこかに行っていた警備員の行動を私が、朝来た交替のディネーシュ警備員に伝えたら、この若い警備員は、私の面前で、10分しか持ち場を離れていないと嘘を言いはった。しかし、網戸を破って手を突っ込み中の鍵を開けて入室したことは否定しなかった。その夜に揚水ポンプが壊れて、私が水を大学から背負って来なければならなかったのだから、その苦労をしないために、揚水ポンプのスイッチは、彼に触らせず、私が入れて、切ることにした。やってみると、付けられるが、赤いスイッチを押しても切れない。仕方なく、元スイッチで消した。この若い警備員は、その考えもわかず、消せないままにしておいたのであろう。以前他の酒飲みの警備員に食って掛かったこの警備員は、ちょっと足りないのかも知れない。門前を通る雌犬には声をかけてわざわざ門から中に呼び入れて、仲良くしているが、私には、出勤した時や、私より遅く応接間から朝起きて来て、顔を合わせても挨拶をしたりしなかったりである。特に、嘘を面前で言ってからは顔も向けてこない。普通のインド人は平気で顔を向けて来るのに、気もヨワイのかも知れない。最近結婚したらしいが、まだ子供じみている。今夜も12時頃に水が出なくなったので、そのスイッチを入れて、風呂に入る前に切りにいったら、椅子に座ったまま、携帯で誰かと話し中でこちらを見向きもしない。他の警備員は、私がそばに行くと、立ち上がって挨拶するのだが、これでは挨拶を返すこともできない。朝来た新聞を先ず自分が読んでから、わざわざ、新聞と言って、私の所に押し付けがましく持って来る。こうして、ここまで書くのは、一昨日の水運びが、結構身体にこたえたからかも知れない。授業が終わってから、ガネーシュ運転手が休暇でいないため、タクシーの運転手に帰りは、7時と指定しているのに、私の授業が終わる直前に他の教師を運んでいき、一時間も待たされて、すっかり疲れ切った。