今夜の11時50分の汽車でコルカーターに行く。明日出たかったが、明日出発の汽車はついに取れなかった。ヤムを得ず、一日早く出るが、その汽車の到着は、明後日の朝になる。車中2泊である。今の時期は、ディーワーリーという灯りをともす祭りで、日本の正月に当たるので、多くの人が移動するために、汽車は3ヵ月丁度前に予約しないと取れなかった。コルカーターからガヤーに、そこからワーラーナシーへ行く汽車を丁度3ヵ月前の予約が始まると直ぐに申し込んだので、取れた。帰りは、パトナーからジャバルプルでこれも取れた。この一ヵ月ほど、ビハール州の選挙だったので、ビハールは今、騒然としているであろうが、8日に結果が発表される時は、コルカーターにいるから騒動に巻き込まれる可能性は少ないと思われる。現政権は、前にも書いたかも知れないが、母体がヒンドゥー教徒至上主義で、暴力的な一団である。北から南まで、ムスリムと事を起こすことで、選挙の人気取りをしている。8割がヒンドゥー教徒のインドであるから、先日も書いたように、牛肉を食したと嘘のアジを流して、ムスリムを殺し、気晴らしをする手である。政権に批判的な多くの作家達も殺されている。その感情をくすぐることで、人気取りをして政権についていると言える。少数宗派にとっては迷惑な話しであるが、これがここの選挙の現実である。しかし、日本でも、米国に服従していた創価学会を母体とする公明党と組んだ小泉政権の経済政策に批判的な植草一秀氏は、数人の暴徒に囲まれて性犯罪を暴力的に押し付けられた上に裁判でも有罪を言い渡されており、インドと変わりない。怒り狂って滅茶苦茶なことをしない所が、彼の偉さである。