芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

大学からやっと観光ヴィザでも歓迎とメール来る

2011年06月17日 | Weblog
インドに行っても、来て欲しくないようだから、行かないと大学に行ってやったら、学長代理からやっとメールで歓迎すると言ってきた。観光ヴィザで、来るのだから、相談にだけ来るようにということだから、行くとメールしてやった。
こちらはすっかり観光しようになっていたが、取り敢えず、デリーから汽車か飛行機で行く。約千キロあるから、飛行機でも2時間、汽車だと夜行で14時間から18時間である。デリーでしばらく休んでから行くことになるであろう。

照ちゃんが入院と聞く

2011年06月16日 | Weblog
照ちゃんがまた、入院したと、元ちゃんから連絡あった。佐沼病院に入院していると言うが、どんな具合なのか。気になる。時間があれば、見舞いたいが、もう出発だ。前回の入院の時に石巻赤十字病院に転院するように勧めたが、そのままただ、点滴を続けるだけの治療で、退院した。退院できたから良かったと思ったが、原因が分からないままである。
元ちゃんも今回お兄さんに日赤に行くよう勧めたと言うが。
どうも、近頃、身近で入院している人やそれに近い人が同級生の奥さん達に多くて、出かける前に気がかりである。
こちらは、毎日待たされるだけの日々が続いて、神経にあまり良くないのか、左目が真っ赤になってしまった。結膜下出血というのではないか。
照ちゃんのお兄さんに聞くと、胆石を切って取ったと言う。今日、見舞いに行ったら元気だったと言うから一安心だ。

やっと三ヶ月の観光ヴィザを受け取る

2011年06月15日 | Weblog
今日、観光ヴィザをもらえた。3ヶ月の期限付きであるが、期限の九月に年号が入っていないので、尋ねると問題ないというふうに首を振った。それならと、もらってきたが、着いてからデリー空港入管でどういわれるか。一回しか行けないが、観光ヴィザの有効のうちでも、雇用ヴィザを申請できると確かめたので、大学の事務方の輩との話し合いがどうなるかにもよるが、近いうちに雇用ヴィザを申請に直ぐ帰らなければならないかもしれない。
事務方の仕事の怠惰なことで、時間の浪費と無駄な交通費とがかかる。
いずれにしろ、買った航空券の出発日は安い切符のため変えられない。招聘と言っても、交通費自分持ちで行かなければならないから、出来るだけ安い切符を買ったのだ。
そのことを早くに学長代理に言ってあり、それなのに、2ヶ月もかかって結局書類不足で、観光ヴィザで行くことになった。そんな連中とやり合いながらの授業に、だんだんとあまり気乗りがしなくなってきた。
しかし、学長と親しい私の友人達が動いてくれた結果であろうから、やむを得ず行くのだ。
それに、インドにおいて日本の地位が落ちていて、デリー大学の日本語科が廃止される情勢下で、わざわざ日本語科を開設してくれるのだから、それを確実にすることも必要ではあろう。

カナルカフェで送別会をしてもらう

2011年06月14日 | Weblog
今日は、昼にボート関係者が送別会をしてくれた。飯田橋駅に直ぐ近い外濠の岸にあるカナルカフェが会場であった。
この外濠で昨年ボート大会を開催した日本ボート協会の舘理事長が予約してくれたようだ。舘理事長に紹介されたカナルカフェの羽生社長の説明によるとカナルカフェは、羽生さんのおじいさんが古河財閥の人で、その友人の後藤新平にいわれてここを入手したのだという。
個人の使用権になっていたので、ほかの外濠は全部埋め立てられ、外濠で残っているのはここだけと言う。
この送別会は、立花栄治、齋藤攻両君が幹事をつとめてくれ、やはり同期の谷内一郎、小島敦両兄に加えて、永峯君、そして名古屋から三本木君がわざわざ来てくれ、久しぶりの再会になった。三本木君は、地震のときイタリアにいたが、日本時間3時にはニュースで報道され、さらにその後、日本政府は原発事故の詳細を隠していると報道されたと言う。
最初に齋藤君が、北海道から来られないために書いてくれた石原敏雄君の送別の辞を読んでくれた。それに、いつもの香山先輩、広谷先輩、吉野毅兄、舘次郎兄の10名であった。国語辞書とヒンディー語の教科書を餞別にもらった。立花兄は、『七人の侍』の英語字幕付きテープもくれた。彼がウズベキスターンで日本語を教えていた時に見せたのだそうだ。
このカナルカフェは、水辺にあるので、冷房していないのに心地いい落ち着いた気分になれた。都心にこのようなカフェがあるのは、庶民の憩いの場として、最適だ。

3度目のヴィザ申請

2011年06月13日 | Weblog
今日3回目のヴィザ申請し直しに行った。
大使館の領事部は今、ヴィザ発給業務を業者に委託しているから、そこのインド人係員が、指示する形になっている。
雇用ヴィザ用書類が大学から来なかったから、観光ヴィザに変更して申請しますというと、それは絶対に駄目だという。既に申請していて受理されているのだから、書類をそろえるしかないという。観光ヴィザで行って雇用ヴィザ用の書類をもらってきて、申請し直すと言っても聞かず、その周りの受付の人達に誰がこれを受理して大使館に送ったのかと怒って聞いていたが、誰もそれをしていないと言われて、電話で大使館と話し始め、ヒンディー語で頻りと不許可にしようと思うと繰り返していたが、大使館の領事部の人であろうが、そこまでしなくても良いと言ってくれているようで、1~3ヶ月の短期の観光ヴィザなら発給するということになった。が、そのためには、働かないと言う誓約書を書き、フリーライターというジャーナリストの仕事でないということも書かせられ、さらに、何日かかるか判らないというので、大使館に友達がいるからその人に速めてもらおうかと言うと、自分を怒らせないでくれ、これ以上話したくないと、打ち切られた。自分は頭が悪いのだと2度も言い、どうも勝手に、興奮しているようなので、いや、インド人は頭がいいとおだてた。
一部始終を聞いていた窓口の女性は、その応対に慣れているのか、てきぱきと必要な文章を私に書かせ、明後日以後に受け取りに来るようと言ってくれた。
このての権限を振り回す輩はどこにもいるもので、周りがそれを適当にあしらっているのがよくわかった。
それにつけても、案の定というか、予想通りの展開で、出かける前からこれでは先が思いやられる。そもそもが大学の学長代理がこのての輩だからである。

原発行政を止めることの難しさ

2011年06月13日 | Weblog
昨日、東日本大震災からちょうど3ヶ月で、色々な催しがあった。原発は、高濃度放射能値の汚染が垂れ流しのままで、相変わらず、暴力団手配師に集められた社会的な弱者が作業員になっているという。「寂庵だより」二百九十號五月に、物理学、環境論の学者、藤田祐幸がこれまでの調査で700~1000人の原発作業員が癌や白血病で亡くなっているとインタヴューで応えている。彼は、『知られざる原発被曝労働』(岩波ブックレット)を書いている人だ。様々な妨害を受けているが、原発はいらないと言う立場をこれからも貫くという。かの竹中教授がいる慶応大学を助教授で辞めている。金子教授も慶応大学だから、竹中何とか研究所所長の竹中教授のような体制派ばかりが慶応大学にいる訳ではないであろうが、原発に反対する学者が大学に残るには、それに対する巨大な組織からの妨害があまりに大きくて大変に違いない。巨大な国家予算を背景にした原発族は、陰に陽に猛威を振るっているのであろう。
東電の原発一族は東大の原子力研究を専攻した人達が主流で、福島第一原発の吉田所長は東工大出身だから傍流だという。

見えない放射能には、神経が麻痺

2011年06月12日 | Weblog
ヴィザを発給する側の領事部が求めるavailabilityとundertaking について、そういわれたと言う、ヴィザ業務をする外郭団体の女性事務員は、たどたどしい日本語で、その両語の説明をするのであるが、よくわからなかったので、一応、私が理解したつもりのことを大学にメールした。
私自身は、私の履歴書をヴィザ申請用紙と共に提出しているが、その履歴に基づいて大学が選んだ理由がいる必要だと言うのが、availabilityであり、undertaking は、大学が私を責任を持って引き受けるということらしい。しかし、大学が私に着いてどこまで責任を持つべきかなど、細かいことは判らないから、今度言った時に、領事部と直接話してもらうしかないのではないか。
日本でも国内で外国人を雇う時に、そのような引き受け書を提出して入国を許可してもらっているのかどうか判らない。入国管理局かなんかに聞けば判るかもしれない。
放射能禍は、福島だけの問題のように矮小化されて、その周辺の都道府県は放射能値は人体に安全かのような報道が毎日なされているが、蓄積量が量られていない。だから、静岡のお茶ののような放射能値が出て来るのだ。同じ宮城県人として気になるのは、福島原発から直ぐ近くの仙台湾にある松島の牡蠣が放射能汚染していないかどうかである。石巻女川も同じであるが、その辺の沖合の放射能値を測らずに、漁業復旧などあり得ないのではないか。水揚げした魚から高放射能値が出たというのでは、復興どころか復旧しても無駄になる。原発という人災をいつまでも放置していては、放射能が垂れ流され続けるので、先ず、来年のことではなく、強権でそれを直ぐ止めるべきであろう。垂れ流させておいて、電力に原発が必要という原発族の議論では、普通一般人には許せないのではないか。

経費削減、縮みの時代

2011年06月11日 | Weblog
3日にヴィザ申請をして、一応受理されたが、足りないものがあるか大使館に問い合わせてくれ、その結果が、6日の午後に分かった。一つは、やはり契約書であり、これは、大学側に知らせてあったのに、契約書を入れてこなかったのは、大学は特別なのかと思っていたら、例外ないようで、契約をすませて持って来るようにと言う。それにavailabilityとundertaking という手紙がいると言う。
全部で3通足りないということだ。6日のうちに大学にメールして、週内に届くように速達で送って欲しい言ってやったが、いまだ着かないし、送ったとも何とも返答がない。
このpro vice-chancellor 氏は、最近流行の経費削減には熱心だが、自分の仕事をきちんとこなせない人のようだ。東電の社長や上層部がそうなように、経費削減にしか能力のない人が多いこのごろである。世界的に同じ傾向なのであろうか。
結果は、私が、ヴィザの担当者にお願いして、雇用ヴィザを申請しながら、観光ヴィザに切り替えることを許してもらい、雇用ヴィザをもらって行くしかあるまい。そうなれば、私は給与ももらう訳に行かないし、働いては行けない。こういうことになることは判っていたから、観光ヴィザで行く場合は、ヴォランティアで働くとpro vice-chancellor 氏に言っておいたが、本当にそうなりそうだ。ただで働かせることが出来れば、経費削減になるので喜んでいるかもしれない。あとは、観光ヴィザだから、働かないということを大使館にどう納得させるかだ。
私は、年金生活者であるから、今更給与をもらわなくていいのだが、その考えが通るかどうか。少なくても観光ヴィザで行っている間は、そういうことになる。

原発必要の大合唱始る

2011年06月10日 | Weblog
地震の時まで田舎の家に住んでいた時、オール電化にすれば電気代が安くなり、且つ光熱費が全体で安くなるからと、よく電話がかかってきたが、地震後2週間以上の停電で、オール電化にしていたら、大変なことになっていた。その電気の供給する大元の原発不安で、日本中どこもかしこも節電要請である。そして、テレビで翌日の電気使用量の予想を七、八割と報道している。それが夏場には、許容量を超えると言う。予想ではなく、前日の使用済み量を報道すれば、実際のことが判るのに、予想しか報道しないのは、NHKも原発でなければ、日本の電気使用量が足りないと経産省の宣伝を率先して行っているということだ。
これまで、原発に巨大な税金をつぎ込んで来て、その産業は勿論、マスコミへの宣伝費に巨大な税金を投じてきたばかりでなく、その研究者、学生、役人に仕事を与えて優遇してきた上、立地町村にも、莫大な交付金を税金から払ってきたのだ。原子力安全保安院など、単なる天下り先で、原発の稼働をメクラ判で動かさせてきた結果が、このザマである。
これまで原発の安全を宣伝するためにマスコミに費消した莫大な税金は、どぶに捨てたと同じである。その金の落ちているどぶも放射能の高度の汚染で、どぶさらいしてお金を拾うことも出来ない。それほどに大手マスコミは放射能汚染しきっているということだ。
GE社だったと思うが、米国製の福島第一原発一号機は、津波以前に地震で既に壊れていたことが判っても、それにはIAEAへの政府報告は、触れていない。米国製は安全と言われて学者を始め、原発産業関係者も鵜呑みにしてきたのだ。少なくてもそれをもう一度検証し直さなければなるまい。
これまで原発関係に費消されたと同額の税金を太陽光発電などにつぎ込めば、数年で研究成果が現れるのではないか。方向性だけの問題ではあるまいか。
とはいっても、原発反対だけの独裁政治家が出て来ても困るが。

巨大組織の論理

2011年06月09日 | Weblog
東京電力は、国家予算というか、税金をふんだんに使う巨大な原発行政と一体になっているため、ほとんど官僚組織化しているのが、これまでの原発事故対応で見えている。菅首相が福島第一原発一号機の冷却水注入継続を良かったとほめたので、東電本社側からの冷却停止命令を聞かなかったことを、口頭注意にとどめたというのも、いかにも、巨大組織のメンツを保つために間違った命令でもそれに服さなければ、処罰するという組織優先の論理が浸透していて、面白い。
かつて、日本軍が負け込んできた時に、参謀本部の命令に従わないで、兵士達を救った現場の司令官が処罰されたのと同じである。
第二次世界大戦の際、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原千畝が、ナチス・ドイツの迫害によりポーランド等欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情して、外務省からの訓命に反して、大量の日本通過ビザ(査証)を発給し、6,000人にのぼる難民を救ったたために、外務省から追放され、死後大分経った最近になって、当のユダヤ人達の運動で、外務省という官僚組織を動かして名誉回復した例もそれだ。組織は巨大になるほど、その組織が多くの人々を破滅させることになっても逆戻りできない。それに内部で抵抗する人物は、様々な理屈を付けて排除される。小沢一郎が良い例だ。
巨大組織は、それにぶら下がる輩が産官学にやたら多いだけに、始末に困ることになり、原発行政も簡単には変更できなくなっている。