芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

大学構内にまた、彪が出た

2015年10月20日 | Weblog
最近、夜遅くまで起きていることが多いので、朝早く起きられず、あまり散歩に行かないが、それでも朝外に出ると、長袖でないと寒い。30分ぐらい歩いてくれば、半袖で良いほどに身体が温かになるが、以前のように、お湯をかぶって汗を流すほどにはならない。それでも昼間は、まだ、30度を越しているようで、ちょっと買い物に行って来るだけで、汗ばむ。この寒暖の差がインド人にもきついらしく、風邪がはやっている。英字新聞には、毎日のように、農民の自殺の記事が出ている。今年は、大豆が旱魃で凶作だったと、枯れた大豆の広大な畑で農民の萎れている写真が載っている。保険はあるらしいが、保険料と思って毎月、銀行に払っていた掛け金が、実は、騙しであったとか、保険金がなかなか降りないため、借金が返せず、畑を取り上げられたり、この州の工業開発優先がどうなっているのか、インド中央政府と同じ、インド人民党のこの州政府は、農民を死に追いやっているように見える。何と言っても、この州は、トラやヒョウの棲息する自然公園のいくつかある広大な森が中心の州であり、数日前にも彪が大学構内で見つかったから、気をつけるように注意報が流されたばかりである。その夜、私は帰りの迎車がなかなか来なくて、歩いて大学の門まで行き、更に夜道を歩こうとして守衛に止められた時である。真っ暗闇を歩いたので、勿論彪など見られなかったが、あるいは、近くにいたのかも知れない。去年のニュースだったか、老婆が彪に襲われ、持っていた鎌で必死に抵抗して、傷だらけになりながらも、命は助かったと言う。私が襲われなかったのは、彪も若い人肉の方が良いからかも知れない。或は、大きな荷物をしょっているので、巨大な動物に見えて恐れをなしたのかも知れない。

ヒンディー語辞書をウィンドーズで作り始める

2015年10月19日 | Weblog
今、ヒンディー語、日本語辞書を作っているが、ウィンドーズのワードで作っていると、自然に書体が変わったり、文字の大きさが変わったりで、これは、ウィンドーズのノートパソコンが勝手に反応してしまうからのようだ。しかも、画面が知らない間に、2枚、3枚出来ていて、表の画面を見ながら、文字を打ち込んでいると、突然後の画面が出てきて、それがどういう訳か、表のと内容が違い、表で入っていない文字が裏のに入っていたりする。打ち込んだ文字が表のに入ったり裏のに入ったりしている。その照合に昨日から掛かっているが、多分千以上の単語があるので、以外と時間を取られ、消耗する。タダ、誤植を見つける事があるので、校正になっている。普通、文字の間違いは、自動的に赤い下線が付いて知らされるが、このワードはそうならない。しかし、誤植は、どんな辞書にも見つけられるから、少しぐらいの誤植は仕方ない。現に三省堂の辞書にも誤植を見つけたことがある。本来はティームを作って打ち込むのが良いのだが、なにぶん趣味的な辞書作りだから多少のことには眼をつむる。問題は、マックの辞書機能で作ったのが、このウィンドーズに入れられるかどうかだ。マックでも1000以上の単語帳を作ったから、それも引っ張れると良いのだが、マックの辞書機能で作ったのをウィンドーズで開く方法が、まだ分からない。

授業のある日にその合間に水を汲んで背負って運び、車を一時間も待って疲れ切った

2015年10月17日 | Weblog
アラハーバードの米も醤油も白味噌汁も美味かったので、メールで宣伝して来ていた12月収穫の新米を20キロ頼んだ。他にも醤油などを頼んだので、5、000ルピーを超えた。この宿舎の警備員の月給分である。一昨日の夜11時から12時過ぎまで、どこかに行っていた警備員の行動を私が、朝来た交替のディネーシュ警備員に伝えたら、この若い警備員は、私の面前で、10分しか持ち場を離れていないと嘘を言いはった。しかし、網戸を破って手を突っ込み中の鍵を開けて入室したことは否定しなかった。その夜に揚水ポンプが壊れて、私が水を大学から背負って来なければならなかったのだから、その苦労をしないために、揚水ポンプのスイッチは、彼に触らせず、私が入れて、切ることにした。やってみると、付けられるが、赤いスイッチを押しても切れない。仕方なく、元スイッチで消した。この若い警備員は、その考えもわかず、消せないままにしておいたのであろう。以前他の酒飲みの警備員に食って掛かったこの警備員は、ちょっと足りないのかも知れない。門前を通る雌犬には声をかけてわざわざ門から中に呼び入れて、仲良くしているが、私には、出勤した時や、私より遅く応接間から朝起きて来て、顔を合わせても挨拶をしたりしなかったりである。特に、嘘を面前で言ってからは顔も向けてこない。普通のインド人は平気で顔を向けて来るのに、気もヨワイのかも知れない。最近結婚したらしいが、まだ子供じみている。今夜も12時頃に水が出なくなったので、そのスイッチを入れて、風呂に入る前に切りにいったら、椅子に座ったまま、携帯で誰かと話し中でこちらを見向きもしない。他の警備員は、私がそばに行くと、立ち上がって挨拶するのだが、これでは挨拶を返すこともできない。朝来た新聞を先ず自分が読んでから、わざわざ、新聞と言って、私の所に押し付けがましく持って来る。こうして、ここまで書くのは、一昨日の水運びが、結構身体にこたえたからかも知れない。授業が終わってから、ガネーシュ運転手が休暇でいないため、タクシーの運転手に帰りは、7時と指定しているのに、私の授業が終わる直前に他の教師を運んでいき、一時間も待たされて、すっかり疲れ切った。

おにぎりと白味噌汁を食す

2015年10月16日 | Weblog
昨日の授業で、11月2日にする試験の説明をした。試験の受け方を説明しているので、それを聞きに来た学生がいつもより多く、20名である。今週末から実家に帰る学生がいるので、金曜日は、休みにした。次の授業は、矢張り、試験の説明で、二十八日(水)と三〇日である。来週は、ダセーラ祭り休暇で私どもも南インドに旅行に行く。
昨日の夜と今日の昼は、アラハーバードの農業団体から買った有機日本米で作ったおにぎりと白みその汁であった。久しぶりで食した和食は、感動を覚えるほどうまかった。これから日本人でインド住まいをするひとは増える一方であろうから、インドで作る和食を作る人も増えて、もっともっと和食が食べられるようになるであろう。何回かに一回和食を食せれば、あとは、水や電気の問題などを我慢するだけで、インド住まいもあまり苦にならなくなるに違いない。
揚水ポンプは、係のジョーシー課長に朝から数回電話して、何とか2時過ぎに電気の専門家を大学から派遣して貰い、思ったより早く修理して貰えた。前回の修理は、数日掛かったが、今回はお湯をかぶれない日が一日で済んだ。こんな不便に遭っても、和食を食したことでご機嫌でいられる。

揚水ポンプがまた止まり、貰い水

2015年10月15日 | Weblog
アラハーバードの農業団体から月曜日に送られた荷物がなんと今日、水曜日の昼に届いた。直ぐに届いた旨メールしたが、夕方6時頃にその荷物の追跡番号がメールされて来た。農業団体の仕事の遅さに比べると、DHDCというこの会社の配達の早さが際立っている。郵便局の配達が一番遅い上に中身が抜かれていたりする。アマゾンのは、途中経過の連絡が良くされるが、これほどの早さではない。日本人が関与している農業団体の仕事の遅さに比べ、このインドの宅配会社は非常に早い配達だ。
この宿舎の水がまた止まってしまった。どうも、若い警備員がディネーシュに言われている15分で揚水ポンプを止めるというのを忘れて付けっぱなしにしていたために、またポンプが焼き切れたようだ。しかし、昨日の夕方5時からポンプの調子が悪かったと嘘を言う。その時は彼の当番ではない。おまけに、11時からの当番中で、近くのドゥイベーディー理事長の留守宅を巡回して来ると言って、一時間も帰って来なかったので、家の鍵を中からかけて風呂に入っていたら、その間に帰って来て、網戸を破って、うち鍵を開けて家の中に入っていた。今朝ディネーシュに説明したとき、自分は10分しか持ち場を離れていないと、言い張った。北インド人一般の嘘つきの典型である。揚水ポンプは、結局今日は直らないことが分かったので、大学に授業に行った時に、浄水器から水をペットボトル4本と大缶に入れてリュックでしょって持ち帰った。しかし、寝る前にお湯は浴びられなかった。

ダセーラ祭りが始まる

2015年10月14日 | Weblog
アラハーバードの農業団体に月曜日の夕方、どうなっているのか、日本語で問い合わせたら、火曜日になってメールが来て、月曜日に送ったと言う。ただ、その追跡番号はまだ分からないから、あとで教えると言う。そんなのは、送った人が調べて連絡してくれば良さそうなものだが、そういう段取りにはなっていないようで、火曜日一杯待ったがそれがどこまで送られているか分からない。そして、そこのネット・サイトで、次の収穫の予約を始めたと案内があった。売ったあとの面倒見は悪いのに、売ることだけには熱心である。要するに、私どもは、来週、ダセーラの休暇で、インドの国内旅行に行くので、月曜日に何の前触れもなく送ったと言われても、旅行に出かける前に着かないと、警備員に広間に置きっぱなしにされて、ネズミの餌になってしまう。直ぐ前の空き地には、緑が多く、野良猫の他に野生の猫もいるが、ネズミの数はねずみ算宜しくかなりの数いて、隣りのゲストハウスでは、広間を走り回っていた。ワルダでは、台所に来るネズミに餌付けしていたから、ここよりもっといたが、ここでは餌付けはしないが、やはりネズミを殺したりはしない。9日後にダセーラの祭りが始まるその9日前の前夜祭が今日に当たるらしく、近くのハヌマーン・マンディルで音楽がかしましく鳴らされている。今日からは、普段肉を食べている一般のヒンドゥー教徒も肉を食べないのだそうだ。

浄水器の元スイッチのソケットがやっと取り替えられる

2015年10月13日 | Weblog
この数日間、インターネットの繋がりが、断続的に切られる。BSNL という役人の会社は、どうしようもないことは分かっているが、恐らく、より早いインターネットに加入するようにしばしば送ってくる、勧誘のメールを、その度に断って、今まで通りの早さでネットをしているので、嫌がらせをされているとしか思えない。断るたびに、モデムを再起動するように指示され、それはそうすると繋がるから、良いようなものだが、お金に関わる大事なネットをしている時など、迷惑この上ない。その挙げ句がこの始末である。ネットが切れているのに気付かず、送信などしたら、それまで打った全ての文字が、吹っ飛んでしまい、最初からやり直しということがしばしばである。このBSNLをやめて、自分で払うから、他のインターネットの出来る会社に替えたいと大学の係りに言ったら、年間いくらで契約して払っているから、出来ないと言われた。それはそれとして、今日は、浄水器のソケットをやっと替えにきた。このスイッチは、押し続けないと浄水器が動かなかったのだ。半日で出来るものを3ヵ月もかかったのだから、仕事は遅いが、少しずつでも、進んでいるのが救いだ。

牛肉を選挙の争点にした現政権

2015年10月12日 | Weblog
ムンバイのあるマハーラーシュトラ州で牛肉を禁じたことは書いたと思うが、現政権が州も支配しているところでは、牛肉を禁じる方向になっている。この州もそうだが、今のところうるさくない。しかし、牛肉を禁じるというパフォーマンスが効いて、デリーの近郊で、牛肉を食したという家に大勢の連中が乱入し、その家の主人を殺したニュースは日本でも報じられたと思う。これは、ビハール州の選挙が近日に始まり、その選挙運動の一環で現政権が仕組んだ選挙を有利に運ぶための一種のテロを起こしたと見られる。選挙の争点が、牛肉になっていることからも、明らかに、それを有利に運ぶための庶民を誘導する道具にしている。殺されたムスリムと大けがをしたその息子の家族にとっては迷惑この上ない。モディー首相は、外では、テロを禁じるべきであると各国に働きかけているが、自国では、テロを煽っている。米国がテロと戦うと言いながら、自らテロを仕掛けているのと同じことだ。日本の政権も同じことをしているから、これからは米国人である故に命を狙われるのと同様、日本人であるだけで、命を狙われる。世界を支配している連中の思うつぼである。

有機日本米を作って売っている団体がインドにある

2015年10月11日 | Weblog
先日、ガネーシュ祭りが終わり、今は、各大学の学園祭で、賑わっている。私の日本語教室も、そのために、金曜日と来月曜日は休講である。しかし、金曜日は、丁度良くガネーシュ運転手が、来たので、その車で大学に行き、アラハーバードで日本米を作って売っている団体に、4145ルピーをアラハーバード銀行大学支店から振り込んだ。先方の銀行は、ICICI銀行だから、手数料が掛かるが、サダルのICICI銀行支店まで行って振り込むよりは楽だ。しかし、この米作りの団体は、仕事がのろく、申し込んだのが、先週の土曜なのに、受け付けたという連絡が来たのは、一週間近く後の8日木曜日である。在庫はあると言うから、注文書通りに払い、直ぐに払った旨、携帯電話から連絡したが、電話を取らない。やむを得ず、携帯からメールしたら夜になって振込を確認するというメールが返って来た。それっきりである。恐らく、来週の月曜日まで、放置であろうが、こちらは、来週旅行に出かけるから早く送ってくれるように言ってあり、そのことを理解しているのに、こうである。旅行に出かけてから送られても、床に置きっぱなしであれば、ネズミの餌になるだけだから、直ぐ送らないなら、私たちが旅行から帰ってから送ってもらいたいのだが、その連絡がつかない。この団体は、日本人が関わっているが、インド人はなかなか日本人の言うことを聞かないで、インド流に放置しているようだ。何れにしろ、有機日本米をインドで作って売っている日本人がいることを知ったので、12キロで2520ルピー(約5000円以上)と高くはあるが、これからはそこから時々買うことになるであろう。しかし、インドでこのごろ、急激に発展し始めてるアマゾンのように打てば響くような仕事とは無縁であるから、余裕を持って付き合わなければならぬであろう。因みに、普段食べている米は、1キロ33ルピー(約66円)で、12キロだと396ルピー(約792円)である。カレーには合うが、和食には合わないインディカ米である。

日本からこの州への投資

2015年10月10日 | Weblog
今朝のTimes of India にこのマディヤ・プラデーシュのシヴラージ・シング・チョウハーン州首相が日本と韓国の投資促進旅行から帰り、州都ボーパール空港で、昨木曜日にボーパール・インドール間にメトロを走らせるのに1200億ルピー(2400億円)の0、3%の利子で日本の銀行から貸与されることになり、65%超の州の農業人口を減らせると発表した。
TPPに参加が決まり、日本もこれから増えると思われる農民の自殺と農業放棄が、インドではかなり大変なことになっている。このところ、毎年増え続けているインド農民の自殺は、昨年が5650人で、その14、6%がこのマディヤ・プラデーシュであるが、この州政府はそれを無視している。主な原因は、米国製の農薬と種をセットで借金して売りつけられ、売り込み宣伝ほどには収穫がないため、銀行に土地を取り上げられている。
2009年から14年までに5720エーカー取得した工業用土地のうち実際に工業開発に割り当てられているのは、1750エーカーであり、ボーパール近郊に工業団地ように取得した3200エーカーのうち600エーカー、20%弱しか工業団地に割当てられていないなど、恐らく、農民の土地も、汚職の温床に利用されている。