昨年はグループサウンズ、ジャガーズの「君に会いたい」が
頭の中をかけめぐった。というのもこの歌の最初のフレーズが
「若さゆえ~♪}という歌い出しだからだ。
昨年はズバリゆえあって、変な手遅れぎみ目覚めを賜ったのだが、
よくよく考えてみると、その元凶は若さへの嫉妬だとわかったのである。
それからは、せまり来る黄昏にあらがい、妙なオシャレに走り、体を
鍛え出したのだ。
その度に頭をめぐるのは「若さゆえ~♪」なのだった。
お陰で体は締まり、野放図にしていた身づくろいにも気を遣うようになって、
それはそれで、いいことも多々あったし、今まで見れなかった夢も見れた
気がするのだが、「な~んか違うんじゃあないか」という思いが常に頭の隅に
あったのも事実である。
今年になってしみじみ鏡を見て、深まり行く皺、たそがれ進む頭髪、に
果たして、わたしはこの皺を愛せるのか…、頭髪のたそがれを愛せるのか…と
自分に問いかけてみたときに、この皺は、木でいえば年輪であることに
気づいたのだ。それは間違いなく自分の歴史であり、自分そのものなのだ…。
となれば「逃げようがないなあ…」と思ったのである。
そうなれば愛するも愛さないも受け入れるしかないのだ。「泣くが嫌さに
笑ってそうろう」という言葉もある。「嫌うがイヤさに愛してそうろう」と
いくしかないではないか、と思うに至ったのである。
これからは自分の年齢をしっかり受け止め、その時の最高の自分でありたい
と思った。だからもう若さなんかには嫉妬しないのだ。…が、心の若さだけは
失いたくないので、目覚めの種火はしっかり残しておこうと思う。
そうなれば行く先は最初の目標だった「不思議なおじさん」である。
これでやっと元に戻ったようで、ほっとしている。
はてさて…これからはどんなフレーズが頭をめぐるのか、楽しみではある。
頭の中をかけめぐった。というのもこの歌の最初のフレーズが
「若さゆえ~♪}という歌い出しだからだ。
昨年はズバリゆえあって、変な手遅れぎみ目覚めを賜ったのだが、
よくよく考えてみると、その元凶は若さへの嫉妬だとわかったのである。
それからは、せまり来る黄昏にあらがい、妙なオシャレに走り、体を
鍛え出したのだ。
その度に頭をめぐるのは「若さゆえ~♪」なのだった。
お陰で体は締まり、野放図にしていた身づくろいにも気を遣うようになって、
それはそれで、いいことも多々あったし、今まで見れなかった夢も見れた
気がするのだが、「な~んか違うんじゃあないか」という思いが常に頭の隅に
あったのも事実である。
今年になってしみじみ鏡を見て、深まり行く皺、たそがれ進む頭髪、に
果たして、わたしはこの皺を愛せるのか…、頭髪のたそがれを愛せるのか…と
自分に問いかけてみたときに、この皺は、木でいえば年輪であることに
気づいたのだ。それは間違いなく自分の歴史であり、自分そのものなのだ…。
となれば「逃げようがないなあ…」と思ったのである。
そうなれば愛するも愛さないも受け入れるしかないのだ。「泣くが嫌さに
笑ってそうろう」という言葉もある。「嫌うがイヤさに愛してそうろう」と
いくしかないではないか、と思うに至ったのである。
これからは自分の年齢をしっかり受け止め、その時の最高の自分でありたい
と思った。だからもう若さなんかには嫉妬しないのだ。…が、心の若さだけは
失いたくないので、目覚めの種火はしっかり残しておこうと思う。
そうなれば行く先は最初の目標だった「不思議なおじさん」である。
これでやっと元に戻ったようで、ほっとしている。
はてさて…これからはどんなフレーズが頭をめぐるのか、楽しみではある。