絵を描きたい…という衝動の火は、常にわたしの
脳裏に灯っているのだが、いつでも描けるわけではない。
いわゆる、スイッチが入らないと描き出せないのである。
では、どういうときにスイッチが入るかというと、
これも、決まっていない。
ある日突然であったり、TVを観ていてヒントが閃いた
瞬間だったりする。
それが仕事だと、否応なく締切りに追われるので、
真近かになって無理やり入ったりと様々である。
いずれにしろ気持ちが集中したときに、お絵かき
モードに突入するようだ。
このように、わたしはスイッチと言えば、お絵描きのことしか
思い浮かばなかったのだが、最近になって、
このスイッチとやらは、いろんなところにあるのだと
気付かされたのである。
例えば、友達以上、恋人未満の間柄に、ふとした
沈黙が訪れ、恋へのスイッチが入ったり。
あの人のためなら死んでもいいとまで
思い詰めていた業火に、「チェ!」と舌打ち
した瞬間消火のスイッチが入ったり、とスイッチには
ON,OFFがあるようだ。
男女の間だけではなく、家庭、友人知人、会社
関係、お隣さん、ママ友、その他もろもろ様々な
スイッチが周りにあふれているではないか。
時には狂気のスイッチが入って、ニュースを
騒がせることもある。これはスイッチという
より、地雷かもしれない。
それらは、知らず知らずのうちに発火点
に達して待ち受けているようだ。
ちなみに、今朝は緑地でのラジオ体操の
スイッチが入り、久々に出掛けて、ヨガの
先生にも、昨年の秋以来お会いすることが
出来たのだった。
はてさて…あしたはどんなスイッチが待ち受けて
いるのか、戦々恐々である…。