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ぽかぽか春庭「わが窮状」

2015-08-15 00:00:01 | エッセイ、コラム
20150815
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>平和を祈る(1)我が窮状・憲法第9条

 毎年8月6日~8月15日の間に、憲法第9条を書き写してきました。
 憲法施行の日5月3日には前文を、発布の日11月3日には基本的人権条項の中から書き写してきたのですが、今や「9条を守る」などという発言をすると「70年の間に変わってきた世界情勢に対処する能の無い、おくれた国民」扱いというのが、現実になってきました。

 このままずるずると戦争につながっていくのかなあと思います。
 先の大戦も、最初国民は「日本を防衛するために必要な戦い」と信じました。「平和な世界を作るための聖戦」と言われて、我が子を戦場に差し出し、空襲や原爆に一般市民が死んでいったのでした。

 5月14日に「国民への説明」を行った首相の発言によれば、「友好国が攻撃されたら我が国の自衛隊も出動し、支援活動を行う」という法案を「戦争法案」なんぞと呼ぶのは誤りであり「積極的平和推進法案」と呼ぶべきであると強調しました。

 後方で補給活動を行ったりするだけだ、という説明でしたが、戦争遂行においてもっとも重要なことは戦闘機の燃料補給などの補給活動であり、これを行ったら戦闘に参加しているとして相手方から攻撃を受けることになっても仕方が無いと思うのです。日本は「戦後70年間戦争に加わらなかった国」ではなくなります。

 しかし、総理は「『アメリカの戦争に巻き込まれるのではないか』と漠然とした不安を持つ方もいるかもしれないが、そのようなことは絶対にありえない」と言明。
 あれあれ「絶対にありえない」ということば、昔も聞いたような。
 原発は100%安全だから、事故をおこすようなことは絶対にありえない」と、何度も聞いた気がします。
 ありえないことが起こったら「想定外のことでした」と、言ってすませられる人たちですから、今回も「絶対にありえない」と言っていれば、いいのでしょう。

 『我が窮状』は、ますますの窮状をきわめていますが、希望を失ってはならないと思います。

沢田研二作詞歌唱『我が窮状』
https://www.youtube.com/watch?v=7qSXoq2ZZbw

憲法9条
(1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又(また)は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。



 平和を祈りながら歌を聴いています。

丸山明宏(美輪明宏)1965年発表時の歌声で『ふるさとの空の下で』
https://www.youtube.com/watch?v=c8wuVMgvcZo
2014年の紅白歌合戦で、美輪明宏が熱唱しました。レコード発売時は「よいとまけの歌」のB面でした。

森山良子『サトウキビ畑』
https://www.youtube.com/watch?v=9xUyfxW0TTU

クミコ『一本のえんぴつ』
https://www.youtube.com/watch?v=WC7EnbPVwUQ
 美空ひばり版をなんどか紹介したので、ちがう声で。

さだまさし(レーズン)『あと1マイル』
https://www.youtube.com/watch?v=65EP4oWKydg

<つづく>
コメント (2)
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