20150818
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記(9)2003年のLLサイズ衣装
2003年8月の日記再録を続けています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2003/08/21 木 曇り
日常茶飯事典>LLサイズ衣装
久しぶりにミシンを出す。ダンス発表会『監獄ロック』の衣装として渡された迷彩柄ジャケットを、MサイズからLLサイズにお直し。
衣装担当から、「Mサイズしかないから、サイズが合わなかったら、自分で直して」と言われたのだ。
似たような迷彩柄の布を足しておデブ用に。外出用にはちょっと変だが、5分間ジャズダンスを踊る時に着るだけなら大丈夫。はじっこで半テンポ遅れて回転し、左右逆に足をあげてしまう太っちょの衣装が少々変でも、誰も気にしない。
本日のはさみ:布地を幅10センチずつ切って両脇に縫い足す
2003/08/22 金 薄曇り
トキの本棚>『フラジャイル正剛と田中ミンの踊り』
一日中『フラジャイル』をごろ寝で読む。
『分母の消息』にも、フラジャイルにも、人名がわんさか出てくる。
たくさん出てくる人名のなかで、たとえば、田中ミンが事務所に現れて「正剛さんに踊りをみてもらいたい」と言った、という話を読むと、ひがみそねみで生きている私は、すぐに「田中ミンは私のためには踊らなかった」という20数年前のうらみつらみが思い出されてしまう。
市川雅から情報を得て、三鷹だったか吉祥寺だったかの公民館集会室のような場所に迷い迷いやっとたどり着いたときのこと。
観客としてやってきたのは、私のほかはだれもいなかった。「場所が間違いだったのか」と、うろうろすると、今日公演がある、というポスターも貼ってあり、間違いではない。
田中のほかに部屋には女性がひとりいるのみ。(木幡和枝だったかも)時間がすぎ、いくら待っても踊りは始まらない。
「ポスターに書いてある開演時間は過ぎているが、何時から始まるのか」と聞くと、女性の返事「今日はやる気がしなくなったので中止。ダンサーにはインスピレーションが大切で、今日はインスピレーションがない」というような解説だった。
集会室で気まずい思いをしながら待ち続け、何時から始まるのかと質問するのさえ勇気をふりおこして声を出した「一般ピープル」たる私の存在は、観客としてはまったく無視されたのだった。
正剛という「文化最先端ランナー」には「踊りを見て欲しい」と願った田中にとって、ただただ踊りが好きで、田中が踊るのを舞台じゃなく、集会室のような小さなところで目の前で見てみたいと思った一般ピープル観客は「やる気がでない」存在だった。
まあね、一般人の扱いはこんなもの。「あなたがダンサーとして生きているその同じ時を、私も一期一会の時間を持つための観客としてここまで2時間かけてやってきたのだ。」そんな一般人は「インスピレーション」にはなりえず、田中は私のためには踊らなかった。
その後、何度か舞台で踊る田中を見た。私は舞踏系はあまり好きではない。みんな土方亜流に見えてしまうから。でも、ギリヤーク尼崎と田中ミンは好きなほうだった。
鍵の置き場所とか、カードの暗証番号とか、大事なこと忘れちゃいけないことはどんどん忘れるのに、どうしてこんな些末なうらみつらみは忘れないのだろう。
だれからも「あなたがここに存在することに意味がある」と、認めてもらえない人間のひがみが、私の体重の50%を占めているからだ。残りのうち40%は脂肪だから、筋肉や血液はたった10%しかないことになる。脳の重量が足りないのはしかたあるまい。
本日のひがみ:こわれもの注意!ただし、一般ピープルの心は壊れても注意されない
2003/08/23 土 晴れ
日常茶飯事典>HPビルダーその1 日記公開動機
ホームページビルダーでいろいろページを作ってみる。わかっている人には何でもないことなんだろうが、わからない人にとってはクリックひとつおっかなびっくり。もしこれで変なことをしてしまい、またパソコンが起動しなくなったりしたらどうしようかと、おそるおそる画像をいれたり水平線をいれたり。何度かページの見栄えを練習。途中、保存エラーが出たので、こわくなってやめた。エラーがでたあとクリックするとガリガリという音が本体の中から聞こえるのだ。恐怖のガリガリ音。
54歳の誕生日から55歳までの1年間にやりたいこと。
姉が死んだ54歳、母が死んだ55歳。その年齢になったら、自分の人生をまとめておこうと思ったのだ。墓銘碑代わりにHPを持ち、遺言代わりに日記サイトを公開するという計画。
「とりたててほめられもせず苦にもされない、平凡な人生の愚痴っぽい女の日記なんて誰が読むのか」と娘は言うけれど、ま、いいじゃないか。
本日のせみ:おくればせでベランダにせみのぬけがら
~~~~~~~~~~~~
20150818
パソコンのパの字もわからないまま始めたブログ生活。ジャズダンスや散歩以上に、わたしにとって身近な生きがいのひとつになりました。
12年間、たいしたことは書いてこなかったけれど、毎日3000字ほどの文章を更新できたこと、自己満足です。
歌好きな人がカラオケで熱唱するように、囲碁や将棋好きな人が、日夜棋譜などをながめて熟考おこたりないように、私にとって、毎日おしゃべりしていくかわりの、文字綴りです。
ヤンゴンで使っているモデム、Hマークが出ているときはつながります。2Gマークだとつながらないのです。大学の事務所ではたいてい2Gです。
13日に引っ越しした外国教員宿舎では、時間によってHになったり2Gになったりです。通信速度が遅いので、画像が出るので時間がかかりますが、文字情報だけだとそう不自由無くメールなどできます。
つ
<つづく>
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記(9)2003年のLLサイズ衣装
2003年8月の日記再録を続けています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2003/08/21 木 曇り
日常茶飯事典>LLサイズ衣装
久しぶりにミシンを出す。ダンス発表会『監獄ロック』の衣装として渡された迷彩柄ジャケットを、MサイズからLLサイズにお直し。
衣装担当から、「Mサイズしかないから、サイズが合わなかったら、自分で直して」と言われたのだ。
似たような迷彩柄の布を足しておデブ用に。外出用にはちょっと変だが、5分間ジャズダンスを踊る時に着るだけなら大丈夫。はじっこで半テンポ遅れて回転し、左右逆に足をあげてしまう太っちょの衣装が少々変でも、誰も気にしない。
本日のはさみ:布地を幅10センチずつ切って両脇に縫い足す
2003/08/22 金 薄曇り
トキの本棚>『フラジャイル正剛と田中ミンの踊り』
一日中『フラジャイル』をごろ寝で読む。
『分母の消息』にも、フラジャイルにも、人名がわんさか出てくる。
たくさん出てくる人名のなかで、たとえば、田中ミンが事務所に現れて「正剛さんに踊りをみてもらいたい」と言った、という話を読むと、ひがみそねみで生きている私は、すぐに「田中ミンは私のためには踊らなかった」という20数年前のうらみつらみが思い出されてしまう。
市川雅から情報を得て、三鷹だったか吉祥寺だったかの公民館集会室のような場所に迷い迷いやっとたどり着いたときのこと。
観客としてやってきたのは、私のほかはだれもいなかった。「場所が間違いだったのか」と、うろうろすると、今日公演がある、というポスターも貼ってあり、間違いではない。
田中のほかに部屋には女性がひとりいるのみ。(木幡和枝だったかも)時間がすぎ、いくら待っても踊りは始まらない。
「ポスターに書いてある開演時間は過ぎているが、何時から始まるのか」と聞くと、女性の返事「今日はやる気がしなくなったので中止。ダンサーにはインスピレーションが大切で、今日はインスピレーションがない」というような解説だった。
集会室で気まずい思いをしながら待ち続け、何時から始まるのかと質問するのさえ勇気をふりおこして声を出した「一般ピープル」たる私の存在は、観客としてはまったく無視されたのだった。
正剛という「文化最先端ランナー」には「踊りを見て欲しい」と願った田中にとって、ただただ踊りが好きで、田中が踊るのを舞台じゃなく、集会室のような小さなところで目の前で見てみたいと思った一般ピープル観客は「やる気がでない」存在だった。
まあね、一般人の扱いはこんなもの。「あなたがダンサーとして生きているその同じ時を、私も一期一会の時間を持つための観客としてここまで2時間かけてやってきたのだ。」そんな一般人は「インスピレーション」にはなりえず、田中は私のためには踊らなかった。
その後、何度か舞台で踊る田中を見た。私は舞踏系はあまり好きではない。みんな土方亜流に見えてしまうから。でも、ギリヤーク尼崎と田中ミンは好きなほうだった。
鍵の置き場所とか、カードの暗証番号とか、大事なこと忘れちゃいけないことはどんどん忘れるのに、どうしてこんな些末なうらみつらみは忘れないのだろう。
だれからも「あなたがここに存在することに意味がある」と、認めてもらえない人間のひがみが、私の体重の50%を占めているからだ。残りのうち40%は脂肪だから、筋肉や血液はたった10%しかないことになる。脳の重量が足りないのはしかたあるまい。
本日のひがみ:こわれもの注意!ただし、一般ピープルの心は壊れても注意されない
2003/08/23 土 晴れ
日常茶飯事典>HPビルダーその1 日記公開動機
ホームページビルダーでいろいろページを作ってみる。わかっている人には何でもないことなんだろうが、わからない人にとってはクリックひとつおっかなびっくり。もしこれで変なことをしてしまい、またパソコンが起動しなくなったりしたらどうしようかと、おそるおそる画像をいれたり水平線をいれたり。何度かページの見栄えを練習。途中、保存エラーが出たので、こわくなってやめた。エラーがでたあとクリックするとガリガリという音が本体の中から聞こえるのだ。恐怖のガリガリ音。
54歳の誕生日から55歳までの1年間にやりたいこと。
姉が死んだ54歳、母が死んだ55歳。その年齢になったら、自分の人生をまとめておこうと思ったのだ。墓銘碑代わりにHPを持ち、遺言代わりに日記サイトを公開するという計画。
「とりたててほめられもせず苦にもされない、平凡な人生の愚痴っぽい女の日記なんて誰が読むのか」と娘は言うけれど、ま、いいじゃないか。
本日のせみ:おくればせでベランダにせみのぬけがら
~~~~~~~~~~~~
20150818
パソコンのパの字もわからないまま始めたブログ生活。ジャズダンスや散歩以上に、わたしにとって身近な生きがいのひとつになりました。
12年間、たいしたことは書いてこなかったけれど、毎日3000字ほどの文章を更新できたこと、自己満足です。
歌好きな人がカラオケで熱唱するように、囲碁や将棋好きな人が、日夜棋譜などをながめて熟考おこたりないように、私にとって、毎日おしゃべりしていくかわりの、文字綴りです。
ヤンゴンで使っているモデム、Hマークが出ているときはつながります。2Gマークだとつながらないのです。大学の事務所ではたいてい2Gです。
13日に引っ越しした外国教員宿舎では、時間によってHになったり2Gになったりです。通信速度が遅いので、画像が出るので時間がかかりますが、文字情報だけだとそう不自由無くメールなどできます。
つ
<つづく>