20151101
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記11月(1)2003年の旧友邂逅
2003年の三色七味日記11月の再録です。
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2003/11/01 土 晴れ 1035
日常茶飯事典>旧友邂逅
夕方4時に池袋へ
出かけるとき、娘が「お母さんの女子校同級生って大学教授とか、校長だし、大学の友だちは文部省キャリアだし、みんなエラくなったのに、お母さんだけえらくないねぇ」と言っていた。ほんとにね。
K子さんは大学のときの友だちのなかでは、今でも行き来できる唯一の友だち。大学附属図書館情報サービス課長。文科省上級職。ほんとにみんな偉くなっちゃって。
K子さんとデパ地下で待ち合わせ。とってもとっても久しぶり。ちょっとやせていた。夏に風邪ばかりひいていたのだという。大学が休みのときは、池袋に購入したマンションに戻っているのだという。マンションローンを払うために働いているのだと言っていたが、女ひとりで、ほんとにエライわぁ。娘に「友だちが出世した自慢話をするからちょうだい」と、名刺をもらった。
池袋の居酒屋で生ビールとサワーをちょこっと飲んで、話して楽しかった。長崎チャンポンもらった。私が家族持ちだと思って、あまり連絡してくれないけど、もはや準未亡人にして、子供は母親なんかうるさがっているだけだから、もっと遊んでぇ、と頼んできた。
本日のうらみ:準未亡人には、遺族年金もなし
2003/11/02 日 晴れ 1036
日常茶飯事典>文化祭Show must go on
9時半に姑と待ち合わせ。10時から息子のクラス演劇を見た。
とっても面白かった。去年は三谷幸喜の『ラジオの時間』を翻案したオリジナル作品にして、男だけで演じられるように作り替えていたが、今年は『Show must go on』をそのまま使っている。へたっぴの中3が演じて果たして、いい作品になるのかと心配していたが、三谷は天才ですね。中3素人が演じても、ものすごく笑えた。中3の演技で笑える脚本のうまさ!
息子は、「おバカな大根役者の役」滑舌は一番いい。役者志望のアシスタント舞監女性の役、舞台監督の奥さん役も、中3の男の子にしては、すごくいい感じの女形だった。
中1のときは、担任の先生がだいぶ手伝ってくれたそうだが、中3ともなれば、2時間の芝居の、大道具小道具照明音楽効果を含め、生徒だけでやる。中3は、3クラスとも演劇。高校生は映画を制作するクラスも多いが、中3は、皆演劇好きで息子にとっては、いい学年。
喫茶班のスパゲッティがアルデンテというより「ゆだってねぇよ」という歯ごたえだったのが、イマイチだったが、ウェイターは合格。去年は一昨年に比べて美形度がややオチだったが、今年はまたすこぶる美形ぞろいで、けっこうでありました。でも、姑が注文したパンナコッタに添えられていたのはフォーク。おいおい、フォークでパンナコッタを食べるのは、スプーンでところてんを食べるより難しいぞ。
あんた、来年は東大ね、っていうウェイターに給仕してもらうところがミソ。
息子の美術科授業提出作品、うさぎタイムの肖像画。とても上手に仕上がっていた。作品が戻ってきたらかざろう。美形アスカの写真はたくさん残っているが、タイムはいつもぶーたれた顔をしているし、なかなかシャッターチャンスがなかったのだが、息子がいいのを作ってくれた。
2時半に学校を出て、姑と別れる。東陽町の江東区文化センター。バレエ、ジャスダンスなどの発表会。ミワダンスグループのタキシードジャンクション、ライオンは寝ているなど、みな上手だった。クラシックバレエの発表も見た。
本日のひがみ:すらりとしたボディで踊るタキシードジャンクション、カッコよかった
2003/11/03 月 雨 1037
日常茶飯事典>文化祭二日目
ひとりで文化祭へ。10時半から息子の劇。二度目なのに笑えた。
そのあと高2の『赤鬼』をみた。英国版の演出ではなく、オリジナルの「とんび」たちと村人を3人だけで演じ分ける難しいほうの演出。「あの女」役の男の子はとてもいい女形だったが、とんびの役の子が「ぼくはあたまが弱いから」とか「ぼくにはよくわかりません、頭、足りないから」と、台詞を言うたびに「でも、あんた、どう見ても東大一直線に見えちゃうよ」と、突っ込みをいれたくなった。
赤鬼アンガスが「僕には夢がある」と言う部分で、英語でキング牧師の「I have a dream」演説をやったので、ひとりでウケて、笑ってしまった。キング牧師の「いつか、白人も黒人も鐘を鳴らすだろう」という平等と和平への祈りが、強烈な皮肉に聞こえてしまう、昨今のイラク情勢。
コント班をみたり。雨だからすぐに帰ろうと思ったが、結局体育館のステージ班ファイナルまでいた。
息子クラスは中学校2位。高校は赤鬼のクラスが優勝。
本日のねたみ:「頭が足りないとんび」を演じても、隠しきれない偏差値75
2003/11/04 火 くもり1038
日常茶飯事典>ついに圧力鍋購入
息子は文化祭かたづけのあと、役者打ち上げで、「舞監夫人」役の子の家に集まって泊めていただくことになった。息子が友だちの家にとまるのは初めて。一度家に帰り、夕食を食べてから、コントローラー3本持参で出かける。一晩中ゲーム三昧お泊まり会。
一日中、笈の小文を書く
ダイエーにいって、優勝セール最終日に圧力鍋を買った。
本日のつらみ:圧力鍋がこわれて、6ヶ月間新しいのが買えなかった。王監督ありがとう
2003/11/05 水 晴れ 1039
日常茶飯事典>Aダンスビデオ
午前中Aダンス。発表会のビデオを見た。とてもいいビデオで、みな「このビデオは縦長にのびる撮影で、足が長く写っている」と言う。私も、思ったより太くみえなかった。ああよかった。実物よりきれいにうつすビデオの腕。むかしの修正写真のように、修正ビデオが出るようになったのか。
本日の負け惜しみ:修正すれば私も美人
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20151101
K子さんからの最近のメール。11月に、K子さん所属の劇団の公演があるます。梅若能楽堂で行われるから、招待状を送る、とのこと。同じ劇を両国シアターカイで2度見たけれど、今回は能楽堂での公演なので、また違う演出になるかと期待しています。
学生時代、いっしょに演劇を見る仲間だったK子さん。卒業後は公務員の仕事に全力を注いできました。2003年にひさしぶりに会ったときは、仕事の第一線で活躍していました。
定年後、K子さんは、演劇一直線。劇団のスタッフとしても役者としても全力を注いでいます。
いろいろな女性のライフスタイルがあるけれど、仕事も定年後のセカンドライフも充実させている、K子さんの生き方もすてきだなあ、と思います。
K子さんの凜とした「おひとり様」を貫く生き方もあれば、パラサイトシングルにひっつかれたままぐちぐちと愚痴を並べる私の生き方もある。子育てを終えて、新しいパートナーと仲良くすごすミサイルママも。みんな違ってみんないい。byみすず
ぽかぽか春庭知恵の輪日記>2003三色七味日記11月(1)2003年の旧友邂逅
2003年の三色七味日記11月の再録です。
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2003/11/01 土 晴れ 1035
日常茶飯事典>旧友邂逅
夕方4時に池袋へ
出かけるとき、娘が「お母さんの女子校同級生って大学教授とか、校長だし、大学の友だちは文部省キャリアだし、みんなエラくなったのに、お母さんだけえらくないねぇ」と言っていた。ほんとにね。
K子さんは大学のときの友だちのなかでは、今でも行き来できる唯一の友だち。大学附属図書館情報サービス課長。文科省上級職。ほんとにみんな偉くなっちゃって。
K子さんとデパ地下で待ち合わせ。とってもとっても久しぶり。ちょっとやせていた。夏に風邪ばかりひいていたのだという。大学が休みのときは、池袋に購入したマンションに戻っているのだという。マンションローンを払うために働いているのだと言っていたが、女ひとりで、ほんとにエライわぁ。娘に「友だちが出世した自慢話をするからちょうだい」と、名刺をもらった。
池袋の居酒屋で生ビールとサワーをちょこっと飲んで、話して楽しかった。長崎チャンポンもらった。私が家族持ちだと思って、あまり連絡してくれないけど、もはや準未亡人にして、子供は母親なんかうるさがっているだけだから、もっと遊んでぇ、と頼んできた。
本日のうらみ:準未亡人には、遺族年金もなし
2003/11/02 日 晴れ 1036
日常茶飯事典>文化祭Show must go on
9時半に姑と待ち合わせ。10時から息子のクラス演劇を見た。
とっても面白かった。去年は三谷幸喜の『ラジオの時間』を翻案したオリジナル作品にして、男だけで演じられるように作り替えていたが、今年は『Show must go on』をそのまま使っている。へたっぴの中3が演じて果たして、いい作品になるのかと心配していたが、三谷は天才ですね。中3素人が演じても、ものすごく笑えた。中3の演技で笑える脚本のうまさ!
息子は、「おバカな大根役者の役」滑舌は一番いい。役者志望のアシスタント舞監女性の役、舞台監督の奥さん役も、中3の男の子にしては、すごくいい感じの女形だった。
中1のときは、担任の先生がだいぶ手伝ってくれたそうだが、中3ともなれば、2時間の芝居の、大道具小道具照明音楽効果を含め、生徒だけでやる。中3は、3クラスとも演劇。高校生は映画を制作するクラスも多いが、中3は、皆演劇好きで息子にとっては、いい学年。
喫茶班のスパゲッティがアルデンテというより「ゆだってねぇよ」という歯ごたえだったのが、イマイチだったが、ウェイターは合格。去年は一昨年に比べて美形度がややオチだったが、今年はまたすこぶる美形ぞろいで、けっこうでありました。でも、姑が注文したパンナコッタに添えられていたのはフォーク。おいおい、フォークでパンナコッタを食べるのは、スプーンでところてんを食べるより難しいぞ。
あんた、来年は東大ね、っていうウェイターに給仕してもらうところがミソ。
息子の美術科授業提出作品、うさぎタイムの肖像画。とても上手に仕上がっていた。作品が戻ってきたらかざろう。美形アスカの写真はたくさん残っているが、タイムはいつもぶーたれた顔をしているし、なかなかシャッターチャンスがなかったのだが、息子がいいのを作ってくれた。
2時半に学校を出て、姑と別れる。東陽町の江東区文化センター。バレエ、ジャスダンスなどの発表会。ミワダンスグループのタキシードジャンクション、ライオンは寝ているなど、みな上手だった。クラシックバレエの発表も見た。
本日のひがみ:すらりとしたボディで踊るタキシードジャンクション、カッコよかった
2003/11/03 月 雨 1037
日常茶飯事典>文化祭二日目
ひとりで文化祭へ。10時半から息子の劇。二度目なのに笑えた。
そのあと高2の『赤鬼』をみた。英国版の演出ではなく、オリジナルの「とんび」たちと村人を3人だけで演じ分ける難しいほうの演出。「あの女」役の男の子はとてもいい女形だったが、とんびの役の子が「ぼくはあたまが弱いから」とか「ぼくにはよくわかりません、頭、足りないから」と、台詞を言うたびに「でも、あんた、どう見ても東大一直線に見えちゃうよ」と、突っ込みをいれたくなった。
赤鬼アンガスが「僕には夢がある」と言う部分で、英語でキング牧師の「I have a dream」演説をやったので、ひとりでウケて、笑ってしまった。キング牧師の「いつか、白人も黒人も鐘を鳴らすだろう」という平等と和平への祈りが、強烈な皮肉に聞こえてしまう、昨今のイラク情勢。
コント班をみたり。雨だからすぐに帰ろうと思ったが、結局体育館のステージ班ファイナルまでいた。
息子クラスは中学校2位。高校は赤鬼のクラスが優勝。
本日のねたみ:「頭が足りないとんび」を演じても、隠しきれない偏差値75
2003/11/04 火 くもり1038
日常茶飯事典>ついに圧力鍋購入
息子は文化祭かたづけのあと、役者打ち上げで、「舞監夫人」役の子の家に集まって泊めていただくことになった。息子が友だちの家にとまるのは初めて。一度家に帰り、夕食を食べてから、コントローラー3本持参で出かける。一晩中ゲーム三昧お泊まり会。
一日中、笈の小文を書く
ダイエーにいって、優勝セール最終日に圧力鍋を買った。
本日のつらみ:圧力鍋がこわれて、6ヶ月間新しいのが買えなかった。王監督ありがとう
2003/11/05 水 晴れ 1039
日常茶飯事典>Aダンスビデオ
午前中Aダンス。発表会のビデオを見た。とてもいいビデオで、みな「このビデオは縦長にのびる撮影で、足が長く写っている」と言う。私も、思ったより太くみえなかった。ああよかった。実物よりきれいにうつすビデオの腕。むかしの修正写真のように、修正ビデオが出るようになったのか。
本日の負け惜しみ:修正すれば私も美人
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20151101
K子さんからの最近のメール。11月に、K子さん所属の劇団の公演があるます。梅若能楽堂で行われるから、招待状を送る、とのこと。同じ劇を両国シアターカイで2度見たけれど、今回は能楽堂での公演なので、また違う演出になるかと期待しています。
学生時代、いっしょに演劇を見る仲間だったK子さん。卒業後は公務員の仕事に全力を注いできました。2003年にひさしぶりに会ったときは、仕事の第一線で活躍していました。
定年後、K子さんは、演劇一直線。劇団のスタッフとしても役者としても全力を注いでいます。
いろいろな女性のライフスタイルがあるけれど、仕事も定年後のセカンドライフも充実させている、K子さんの生き方もすてきだなあ、と思います。
K子さんの凜とした「おひとり様」を貫く生き方もあれば、パラサイトシングルにひっつかれたままぐちぐちと愚痴を並べる私の生き方もある。子育てを終えて、新しいパートナーと仲良くすごすミサイルママも。みんな違ってみんないい。byみすず