20161127
ぽかぽか春庭@アート散歩>東京建物巡り(5)旧朝香宮邸(庭園美術館)
私が一番足繁く行く旧古河庭園など、館内見学入館料800円も徴収するのに館内撮影全面禁止。
古河庭園は都立公園ですが、建物は大谷美術館の管理になっているためです。以前まだ大谷美術館の管理ではなく、東京都管理だったときは、フラッシュ禁止で撮影自由だったと記憶します。
フラッシュ禁止は、建物の保護のため必要と思うけれど、館内撮影全面禁止というのは、残念な気がします。フラッシュ禁止した上で撮影許可して欲しいです。
私は、撮影自由の庭園公園を撮影するときは、他の見学者が映り込まないよう、人が大きく映り込まなくなるまで待ちに待ってから撮影しているけれど、そのようなことを気に掛けない撮影者も見かけます。もしも私の顔がはっきりわかるように撮影されているコマが、知らないまにブログ公開などされていたらいやだなあと、思うので、そのようなトラブルを避けるための措置なのだと思います。まだまだ、ネット代の個人情報マナーは定着しているとはいえないので、館内撮影は解禁になる建物が増えていかないのかも。
6月にミサイルママといっしょに「庭園美術館メディチ家至宝展」を見に訪れたときは、館内撮影禁止でした。旧朝香宮邸本館での展示が中心でしたから。
10月、現代美術のボルタンスキー展では、中核の作品は新館での展示であったため、アールデコの本館が「フラッシュ禁止だが撮影は自由」になりました。ボルタンスキーの作品も全部撮影自由なのです。現代美術は苦手で、ボルタンスキーには何の興味もなかったけれど、撮影自由に惹かれて第3水曜日に見に行きました。
建築専門家の写真集などを見たほうが、きれいに撮れているのはわかっているし、朝香宮邸の写真集も持っているのですが、自分の目で自由に撮れるというのが、なんとなく見る気分も自由になる気がするのです。
以下、下手な写真ですが、アールデコ建築の旧朝香宮邸を紹介します。
旧朝香宮邸は、宮家を創設した鳩彦王と允子妃(明治天皇第八皇女。母は園祥子)夫妻の邸宅として、1933(昭和8)年に完成。
夫妻が暮らしたパリで流行していたアールデコを取り入れた建物で、権藤要吉を中心とした宮内省内匠寮が設計を担当。内装は、アンリ・ラパン。邸内のガラスデザインはルネ・ラリック。
旧朝香宮邸外観 玄関東北側
玄関
南側外観
新館より西側を見る
入り口
玄関床モザイク
玄関照明
玄関ガラスレリーフ(ルネ・ラリック作)
玄関ガラスレリーフ内側
1階 香水塔の間
香水塔の間から客室を見る
1階 大広間
天井照明
大広間のレリーフ(レオン・ブランショ作)
1階 大食堂
大食堂飾り暖炉
暖炉脇のガラスドア
1階ベランダ
階段室
1階2階、さまざまなデザインの照明器具
1階2階、さまざまなデザインのラジエーターカバー
2階
ベランダ
鏡の前に置かれていたのは、館が完成後まもなく亡くなった允子妃の像
門
絢爛豪華を追求した迎賓館赤坂離宮に比べ、瀟洒なアールデコが心地よい旧朝香宮邸。館内を歩いて、そこここに好みのデザインを発見するのも楽しい。
第3水曜日、65歳以上無料で見学できます。
隣の白金教育自然園との散歩とセットで、一日「大人の遠足」を楽しむのにちょうどよい建物です。
そんな大邸宅に住もうとは思っていないのだけれど、友人K子さんの部屋に遊びに行ったら、いつもながら、とてもきれいにして、小鳥といっしょに美しく暮らしているようすにひきかえて、ゴミ箱の中で生きている我が身がつくづく情けなく、12月は断捨離月刊とします。
年末年始は、整理整頓優先のため、ブログ更新はしばらくお休みいたします。
どれほど片づけようと、片づけたその日からまたゴミ箱暮らしになるのはわかっていますが。気はこころ。
次回、東京の秋色と冬色をUPしたら、しばし休載です。
<おわり>
ぽかぽか春庭@アート散歩>東京建物巡り(5)旧朝香宮邸(庭園美術館)
私が一番足繁く行く旧古河庭園など、館内見学入館料800円も徴収するのに館内撮影全面禁止。
古河庭園は都立公園ですが、建物は大谷美術館の管理になっているためです。以前まだ大谷美術館の管理ではなく、東京都管理だったときは、フラッシュ禁止で撮影自由だったと記憶します。
フラッシュ禁止は、建物の保護のため必要と思うけれど、館内撮影全面禁止というのは、残念な気がします。フラッシュ禁止した上で撮影許可して欲しいです。
私は、撮影自由の庭園公園を撮影するときは、他の見学者が映り込まないよう、人が大きく映り込まなくなるまで待ちに待ってから撮影しているけれど、そのようなことを気に掛けない撮影者も見かけます。もしも私の顔がはっきりわかるように撮影されているコマが、知らないまにブログ公開などされていたらいやだなあと、思うので、そのようなトラブルを避けるための措置なのだと思います。まだまだ、ネット代の個人情報マナーは定着しているとはいえないので、館内撮影は解禁になる建物が増えていかないのかも。
6月にミサイルママといっしょに「庭園美術館メディチ家至宝展」を見に訪れたときは、館内撮影禁止でした。旧朝香宮邸本館での展示が中心でしたから。
10月、現代美術のボルタンスキー展では、中核の作品は新館での展示であったため、アールデコの本館が「フラッシュ禁止だが撮影は自由」になりました。ボルタンスキーの作品も全部撮影自由なのです。現代美術は苦手で、ボルタンスキーには何の興味もなかったけれど、撮影自由に惹かれて第3水曜日に見に行きました。
建築専門家の写真集などを見たほうが、きれいに撮れているのはわかっているし、朝香宮邸の写真集も持っているのですが、自分の目で自由に撮れるというのが、なんとなく見る気分も自由になる気がするのです。
以下、下手な写真ですが、アールデコ建築の旧朝香宮邸を紹介します。
旧朝香宮邸は、宮家を創設した鳩彦王と允子妃(明治天皇第八皇女。母は園祥子)夫妻の邸宅として、1933(昭和8)年に完成。
夫妻が暮らしたパリで流行していたアールデコを取り入れた建物で、権藤要吉を中心とした宮内省内匠寮が設計を担当。内装は、アンリ・ラパン。邸内のガラスデザインはルネ・ラリック。
旧朝香宮邸外観 玄関東北側
玄関
南側外観
新館より西側を見る
入り口
玄関床モザイク
玄関照明
玄関ガラスレリーフ(ルネ・ラリック作)
玄関ガラスレリーフ内側
1階 香水塔の間
香水塔の間から客室を見る
1階 大広間
天井照明
大広間のレリーフ(レオン・ブランショ作)
1階 大食堂
大食堂飾り暖炉
暖炉脇のガラスドア
1階ベランダ
階段室
1階2階、さまざまなデザインの照明器具
1階2階、さまざまなデザインのラジエーターカバー
2階
ベランダ
鏡の前に置かれていたのは、館が完成後まもなく亡くなった允子妃の像
門
絢爛豪華を追求した迎賓館赤坂離宮に比べ、瀟洒なアールデコが心地よい旧朝香宮邸。館内を歩いて、そこここに好みのデザインを発見するのも楽しい。
第3水曜日、65歳以上無料で見学できます。
隣の白金教育自然園との散歩とセットで、一日「大人の遠足」を楽しむのにちょうどよい建物です。
そんな大邸宅に住もうとは思っていないのだけれど、友人K子さんの部屋に遊びに行ったら、いつもながら、とてもきれいにして、小鳥といっしょに美しく暮らしているようすにひきかえて、ゴミ箱の中で生きている我が身がつくづく情けなく、12月は断捨離月刊とします。
年末年始は、整理整頓優先のため、ブログ更新はしばらくお休みいたします。
どれほど片づけようと、片づけたその日からまたゴミ箱暮らしになるのはわかっていますが。気はこころ。
次回、東京の秋色と冬色をUPしたら、しばし休載です。
<おわり>