20200308
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>新語流行語2020(2)今年の新語・濃厚接触ミングる
毎年の「新語流行語」は年末に出されますが、2020年が始まってすぐ、たぶん、今年の新語流行語にノミネートされるであろう語が巷を駆け巡っています。
コロナウイルス、COVID19 (coronavirus disease2019 )という新しい病名。
そして何より印象的だったのは、「濃厚接触」「濃厚接触者」という語です。
私の感じ方がきっと「なんでもエロに寄せる」というようになっているのかもしれませんが、最初に「濃厚接触」と聞いたときは、ディープキスをするような相手のイメージでした。「ハッハッ!私には濃厚接触するような人がいないから、コロナウイルスも移らぬ」という感想。
じゃ、ありませんでした。「閉鎖的な空間で、手を伸ばせば届く範囲の人と会話を一定時間継続する」ような相手が「濃厚接触者」となるということなので、家族がいれば、家族が濃厚接触者にならないことはない。私にも「濃厚接触者」がいたんだなあ、と理解できました。
今まで日常生活では使ったことなかった「濃厚接触」という語、ここ1ヶ月ほどで日本中に蔓延しました。中には、私のようにエロ側引き寄せの誤解者もいたかも、、、、。いないか。
ほら、こんな誤解者も、、、、って、冗談とは受け取らず「不真面目だ」と怒り出す人もいるでしょうね。国中がコロナ感染でピリピリし、不安の中にいるとき、笑ってもいいと思うのだけれど。
「クラスター」という言葉も、巷にあふれました。ライブハウスの観客がクラスターとなった、というので、人が集まるところは閉鎖要請。
春庭勤務の学校は、3月2日から自宅でのオンライン授業になりました。90分の授業中はオンラインに集中ですが、昼休み後はテレビをつけっぱなしにして、教務文書作成や教材作成を行いました。
3月3日は、音声が途切れるようになり、授業は中断。なんどもログインをやり直してもダメで、たいへんストレスが大きくなりました。
3月2日午後、立憲民主党の蓮舫議員が参議院予算委員会の質問に立っていました。政府の学校休校措置、さかのぼって、大型客船の乗客の下船処置について、政府判断の根拠や、政府決定に至る文書類の保存について問いただしていました。立憲民主党支持者でも蓮舫ファンでもないけれど、2日午後の質問に関しては、大臣や官房長官の回答があまりにお粗末ゆえ、蓮舫の質問攻撃のほうが役者が上だと感じました。
あまりに後手後手のやっつけ仕事の積み重ねに、蓮舫でなくても「この政府に危機管理能力はあるのか」と思いました。
3月5日、パソコンテレビ会議の音声が途切れるのがなおらず、スマホグループ電話でやりとりをするために、グループを立ち上げられたのだけれど、うまくいきませんでした。ストレスマックス。オンライン授業がうまくいかず、自分が無能力者になった気分。
3月6日金曜日夜のジャズダンス練習もお休みにしました。練習場所の文化センターに行くまで、地下鉄やバスに乗りますから、電車内の「濃厚接触」を避けるため。
マスクをして手洗いをして予防に努めれば、つり革や手すりを触ってもウイルスが即うつるということはない、とニュースで専門家が解説していましたが、「ウイルス運搬人」と思われないための自主規制です。トイレットペーパー買い占めの列には加わることないですが、この電車に乗らない自主規制は、「あとで非難を受けないための自主規制」であり、ちょっと嫌な気分です。
さらに「クラスター(感染集団)」の広がりを抑えるために、小中学校、高等学校の一斉臨時休校をした措置について、私は、学校に行かなくても、「学童保育」や「塾」に行く機会はむしろ長時間になり、保育園も休園にはしないのですから、休校の効果はないのでは、と思います。
小学校児童の親は、仕事にも差し支えます。子供が学校へ行けないからといって、仕事を休めない親も多く、パートアルバイトの人は、仕事休めば収入なし。
カタカナことばでも新語が街に出ました。ミングる(mingle=各要素が区別できる程度に、混ぜる,混ざる、一緒にする)
コロナウイルスクラスターを作る要因となっていることのひとつが、感染者が人ごみの中にでかけて、他の人と交じり合うこと。この交じり合うことを英語ではmingleという。そこで、ミングるミングらないミングれば、という新カタカナ動詞が成立し、使われるようになりました。
「ウイルス運び屋」「保菌危険者」扱いされても、春庭は、まだマシなのでしょう。家族からうつったと思われる未成年者の保菌者、全快して登校したあと、新学期の学校などで仲間外れなどにされないように願っています。
東京都はお花見を自粛するようにという要請を出しました。昨年10月に来日し、お花見を楽しみにしていた留学生、散歩しながらの桜見物はできるでしょうが、みなで集まって楽しい時間をすごす、という「日本のお花見」を楽しむのは、また来年、ということになりました。
日本の春、まだまだ来ないみたい。
東京の桜開花予想、3月14日と報道されました。桜は咲いても花見の宴会は中止要請。ちょっとさびしい春になりそう。
<つづく>
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>新語流行語2020(2)今年の新語・濃厚接触ミングる
毎年の「新語流行語」は年末に出されますが、2020年が始まってすぐ、たぶん、今年の新語流行語にノミネートされるであろう語が巷を駆け巡っています。
コロナウイルス、COVID19 (coronavirus disease2019 )という新しい病名。
そして何より印象的だったのは、「濃厚接触」「濃厚接触者」という語です。
私の感じ方がきっと「なんでもエロに寄せる」というようになっているのかもしれませんが、最初に「濃厚接触」と聞いたときは、ディープキスをするような相手のイメージでした。「ハッハッ!私には濃厚接触するような人がいないから、コロナウイルスも移らぬ」という感想。
じゃ、ありませんでした。「閉鎖的な空間で、手を伸ばせば届く範囲の人と会話を一定時間継続する」ような相手が「濃厚接触者」となるということなので、家族がいれば、家族が濃厚接触者にならないことはない。私にも「濃厚接触者」がいたんだなあ、と理解できました。
今まで日常生活では使ったことなかった「濃厚接触」という語、ここ1ヶ月ほどで日本中に蔓延しました。中には、私のようにエロ側引き寄せの誤解者もいたかも、、、、。いないか。
ほら、こんな誤解者も、、、、って、冗談とは受け取らず「不真面目だ」と怒り出す人もいるでしょうね。国中がコロナ感染でピリピリし、不安の中にいるとき、笑ってもいいと思うのだけれど。

「クラスター」という言葉も、巷にあふれました。ライブハウスの観客がクラスターとなった、というので、人が集まるところは閉鎖要請。
春庭勤務の学校は、3月2日から自宅でのオンライン授業になりました。90分の授業中はオンラインに集中ですが、昼休み後はテレビをつけっぱなしにして、教務文書作成や教材作成を行いました。
3月3日は、音声が途切れるようになり、授業は中断。なんどもログインをやり直してもダメで、たいへんストレスが大きくなりました。
3月2日午後、立憲民主党の蓮舫議員が参議院予算委員会の質問に立っていました。政府の学校休校措置、さかのぼって、大型客船の乗客の下船処置について、政府判断の根拠や、政府決定に至る文書類の保存について問いただしていました。立憲民主党支持者でも蓮舫ファンでもないけれど、2日午後の質問に関しては、大臣や官房長官の回答があまりにお粗末ゆえ、蓮舫の質問攻撃のほうが役者が上だと感じました。
あまりに後手後手のやっつけ仕事の積み重ねに、蓮舫でなくても「この政府に危機管理能力はあるのか」と思いました。
3月5日、パソコンテレビ会議の音声が途切れるのがなおらず、スマホグループ電話でやりとりをするために、グループを立ち上げられたのだけれど、うまくいきませんでした。ストレスマックス。オンライン授業がうまくいかず、自分が無能力者になった気分。
3月6日金曜日夜のジャズダンス練習もお休みにしました。練習場所の文化センターに行くまで、地下鉄やバスに乗りますから、電車内の「濃厚接触」を避けるため。
マスクをして手洗いをして予防に努めれば、つり革や手すりを触ってもウイルスが即うつるということはない、とニュースで専門家が解説していましたが、「ウイルス運搬人」と思われないための自主規制です。トイレットペーパー買い占めの列には加わることないですが、この電車に乗らない自主規制は、「あとで非難を受けないための自主規制」であり、ちょっと嫌な気分です。
さらに「クラスター(感染集団)」の広がりを抑えるために、小中学校、高等学校の一斉臨時休校をした措置について、私は、学校に行かなくても、「学童保育」や「塾」に行く機会はむしろ長時間になり、保育園も休園にはしないのですから、休校の効果はないのでは、と思います。
小学校児童の親は、仕事にも差し支えます。子供が学校へ行けないからといって、仕事を休めない親も多く、パートアルバイトの人は、仕事休めば収入なし。
カタカナことばでも新語が街に出ました。ミングる(mingle=各要素が区別できる程度に、混ぜる,混ざる、一緒にする)
コロナウイルスクラスターを作る要因となっていることのひとつが、感染者が人ごみの中にでかけて、他の人と交じり合うこと。この交じり合うことを英語ではmingleという。そこで、ミングるミングらないミングれば、という新カタカナ動詞が成立し、使われるようになりました。
「ウイルス運び屋」「保菌危険者」扱いされても、春庭は、まだマシなのでしょう。家族からうつったと思われる未成年者の保菌者、全快して登校したあと、新学期の学校などで仲間外れなどにされないように願っています。
東京都はお花見を自粛するようにという要請を出しました。昨年10月に来日し、お花見を楽しみにしていた留学生、散歩しながらの桜見物はできるでしょうが、みなで集まって楽しい時間をすごす、という「日本のお花見」を楽しむのは、また来年、ということになりました。
日本の春、まだまだ来ないみたい。
東京の桜開花予想、3月14日と報道されました。桜は咲いても花見の宴会は中止要請。ちょっとさびしい春になりそう。
<つづく>