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ぽかぽか春庭「クラシックハウスでカフェタイム」

2020-03-19 00:00:01 | エッセイ、コラム

 旧赤坂プリンスホテル旧館

20200326
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(9)クラシックハウスでカフェタイム

 政府は国民に「3月末まで大規模イベントなど中止」というし、WHOはパンデミック宣言。国中の縮こまり具合はさらに小っちゃくなって固まってます。

 春庭は、縮こまった背中を伸ばすべく、教材購入に出た先の近く、クラシックハウスでカフェタイムをとりました。

 2017年11月に、yokoちゃんと訪れたクラシックハウス。正式名称は、東京ガーデンテラス紀尾井町旧赤坂プリンスクラシックハウス。
 旧大韓帝国皇太子李垠(1894-1970りぎん/イウン)と方子妃の住まいでした。
 1930年竣工。旧宮内省内匠寮の工務課長北村耕造(きたむらこうぞう)と、技師の権藤要吉(ごんどうようきち、旧朝香宮邸現庭園美術館も設計)が建設に当たりました。

 2017年行われた見学は東京都の文化財公開のスケジュールの中での公開で、レストランや結婚式場営業中での見学でしたから制約はありましたが、近代建築見学大好きの春庭は、楽しく見て回りました。
 2017の見学記録はこちら
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/1bc4e06219ee820672050544433ca69d
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/9fa99d54e5215b0d8aa651ab7a7b2da0

 2020年。3月13日金曜日に2度目のクラシックハウス見学。日本語教材専門書店へ中級教材を買いに出たついでに行き、クラシックハウスでコーヒー休憩をしました。


 入り口のメニューを見ると、コーヒー500円という値段、マックやコンビニの100円コーヒーに比べれば高いけれど、見学料と思うことにして、入店。
 結婚式の前撮り撮影が一組あったようでしたが、レストランは「不要不急の外出を避けてください」という外出自粛の要請によって、客数は少なくて、予約していないフリの客に席を用意してくれました。
 隣の客のアフタヌーンティのスイーツなどながめながら、大急ぎでコーヒー飲み、トイレに立ったついでに、撮っていいですよと言われた階段や中庭を撮影。2階も見学。

 階段の彫刻は、前回と同じく、とてもすてきでした。


 ステンドグラス


 中庭横のアルコーブ(夏の間は水が流れるのだと思う)


 古びた感じのドア飾り


 1階室内(バーの開店は午後5時すぎですから、バーエリアはだれもいなかった。)


 中庭で


 100年前後時間がすぎて、近代日本を象徴した洋館も取り壊しや建て替えが進んでいます。旧李垠皇太子邸も、かなり傷んでいたところを修復され、ホテルのブランディング建築として生き残りました。建築の保存にはさまざまな意見もあるとは思いますが、都内の景観を彩る建物ができるだけ残されていってほしいと思います。

<つづく>
コメント (2)
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