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ぽかぽか春庭「お彼岸しだれ桜散歩in小石川後楽園」

2020-03-26 00:00:01 | エッセイ、コラム

 春分の日の小石川後楽園枝垂れ桜

20200326
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記桜咲かそう(2)お彼岸しだれ桜散歩 in 小石川後楽園

 東京五輪、1年延期決定しました。選手も準備に当たっている人も大変でしょうが、まずはコロナウイルス対策ですね。
 小池都知事から今週末の土日、28日29日は外出自粛要請が出されました。
 外出禁止令やら首都閉鎖やらとなると、経済も大打撃です。
 桜見て歩くだけでも顰蹙買いそうな昨今の情勢ですが、そうなる前に、歩いて来ました。

 桜散歩。自粛要請が出るまえの駆け込み散歩になり、満開一歩手前の桜でしたが、さっさと見てきて良かったかも。

 シートを広げ人が集まって飲み食いする宴会は自粛せよとの御触れなれども、我が家のお花見はもとより歩いて桜の下を通り過ぎるお花見散歩。
 2020お花見散歩は、どうしようか、娘と相談。
 例年は混み混みで歩くことさえままならぬ千鳥ヶ淵へ久しぶりに行ってみるか、上野公園も今年はすいているらしい。ニュースで見た上野公園は、例年に比べてすきすきの路。 

 3連休初日春分の日。娘とお彼岸のお参りに出て、ついでに桜の下を散歩することにしました。
 夫にいつが都合よいかたずねたら、不要不急の外出控えよという政府要請を守っているから、お墓参りは不参加という。娘は「お墓参りは父にとって不要なことなんだ」と、大笑い。要するに、何か言い訳があれば墓参りなんぞしたくはない、ってことですね。まあ、彼岸お参りをしなくたって春は来る。
 仕事で外に出る他は事務所に引きこもっているという、政府要請をきちんと守る夫をほっておいて、夫の両親私には舅姑の墓参りへ、娘とふたりで出かけました。

 姑が好きだった熱い緑茶と舅が好きだったぼた餅を墓前に供えて、この春の試練を切り抜けられるよう、祈りました。

 娘と小石川後楽園へ。
 門のところに「しだれ桜満開」とお知らせが出ていました。
 娘は姑を案内してきて以来なので、後楽園に来るのは10年ぶりくらい。季節ごとに散歩に来ている私も、2019年みどりの日に新緑散歩をして以来ですから、1年近く来ていませんでした。

 入り口に入って池の手前にしだれ桜がちょうど満開になっていて、たくさんの人が写真を撮っています。東京ドーム、ドームホテル、文京シビックビルなどが後楽園庭園を取り囲み、午後の光の中に枝垂れ桜が輝いています。


 オープンエアへの外出は大丈夫、との報道を信じて、けっこう大勢の人が花見散歩に来ていました。園内ガラガラかも、と思ってやってきた娘と私は「これじゃ休憩するにもベンチがあいていないなかも」と案じましたが、空いたベンチを探しながら休み休み2時間くらいかけて園内一周しました。

 私も後楽園のしだれと桜を見るのは久しぶり。娘は後楽園のしだれ桜を初めて見たといい「きれい、きれい」と大喜びです。
 
 東京ドームと枝垂れ桜を撮影中


 後楽園の園内、池には亀や鯉が泳いでいるし、岩には鷺や鴨がいて、日向ぼっこしている。

 日中20度以上に気温が上がり、上着を脱ぎました。


 帰りは、日中会館の中の茶芸の店で遅い昼食。娘は牛肉チャーハンセット。私は雲南ビーフン。午後4時半入店という「昼ご飯には遅く、晩御飯には早い」という中途半端な時間帯だったということもありますが、客は私と娘だけ。雲南ということばにひかれて注文したビーフンは、赤い唐辛子部分を取り除いて食べたのですが、それでもかなり辛かった。おいしかったけど。

 娘と歩く桜の下。ぽかぽか陽気にきれいな桜、うらうらと笑顔になりました。


 今週末は不要不急の外出を控えよ、という都知事の要請を先取りして守っているタカ氏。今月はじめから平日の自宅勤務を続けてきた春庭。
 できるだけの対策はとり、外出時のマスク、外出後の手洗いも忘れずにすごし、川べりや公園を歩いて花見散歩をしてきたけれど、今週末は引きこもりを守ろうと思います。

<つづく>
コメント (2)
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