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ぽかぽか春庭「ふたふた日記謹賀新年」

2022-01-01 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220101
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記新年(1)謹賀新年

 2022年あけましておめでとうございます。

 2020年も2021年もコロナ禍の歳月でした。
 2022年こそは、みなが安全で平和な日々をすごせるようにと願って大晦日をすごしましたが、オミクロンなる新手のウイルスも世界に増殖中とのことで、気はぬけません。

 春庭、今年も元日はじっと家内に閉じこもり、大人しく雑煮など食べて新年を迎えます。

 毎年恒例のごろ合わせ日記タイトル。22年は「ふたふた日記」といたしました。2を「ふた」と読んでのタイトルですが、古語では「ふたふた」は、現代語の「パタパタ」「バタバタ」に当たる擬態語。

 古典の文例より枕草子63段
思ひ出所ありて、いときはやかに起きて、ひろめきたちて、指貫の腰ごそごそとかはは結ひなほし、上のきぬも、狩衣、袖かいまくりて、よろとさし入れ、帯いとしたたかに結ひはてて、ついゐて、烏帽子の緒きとつよげに結ひ入れて、かいすうる音して、扇・畳紙(たたうがみ)など、よべ枕上(まくらがみ)におきしかど、おのづから引かれ散りにけるをもとむるに、くらければ、いかでかは見えむ。いづらいづらとたたきわたし、見出でて、扇ふたふたとつかひ、懐紙(ふところがみ)さし入れて、「まかりなむ」とばかり言ふらめ。 

 年がら年じゅう「ふたふた」と過ごしている春庭ですから、2022年ばかりが「ふたふた」じゃないですが、今年もバタバタぱたぱたと過ごしていくだろうと、「ふたふた日記」をしるしてまいります。

 今年もよろしくお願い申し上げます。

 若冲の虎


<つづく>
コメント (4)
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