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ぽかぽか春庭「踊る古希コーヒールンバ」

2019-10-05 00:00:01 | エッセイ、コラム

 ダンス発表コーヒールンバ 黄色がダンサーe-Na

20191005
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記踊る古希(3)コーヒールンバ

 ディズニーリゾートですごすことやディズニー音楽の鑑賞で元気を得ている娘に対して、私の活力増強法はダンス。体を動かしていると、疲れているはずの体に活力がよみがえります。そのほかの活力の素、いろいろあるけれど、コーヒーもそのひとつ。

 コーヒー大好きです。一日に10杯以上飲みますが、超ちょうアメリカンというか、ごく薄いのをガブガブ飲むのが好き。コーヒーの合間には緑茶も紅茶も飲み、明日葉茶も飲みます。水分補給は十分。熱中症対策も水分多めで乗り切りました。

 🎵昔アラブの偉いお坊さんが 恋を忘れたあわれな男に しびれるような香りいっぱいの 琥珀色した飲み物を 教えてあげました♬

 で、男は若い娘に恋をするのですが。
 私は長い間、コーヒーはアラブのお坊さんの大好物の飲み物なのだと思い込んでいました。アラブのお坊さんは、酒は禁止されているけれど、コーヒー飲んでいるんだなあ、と。

 ♬ 南の国の情熱のアロマ!
 モカマタリとは、アラビア半島イエメンあたりの特産らしいです。

 アラビア半島のお坊さん。イスラム教のお坊さんは、酒だけじゃなくて、コーヒーも刺激飲料なので禁止されているみたいです。最近のことはよくわからないけれど。
 よくよく歌詞をみれば、お坊さんは、あわれな男に琥珀色した飲み物を教えてあげただけで、自分じゃ飲んでいなかったんですね。

 コーヒールンバ練習中 黄色e-Na 緑ミサイルママ 水色Miyaちゃん


 で、わがサークルのダンスふりつけ。コーヒールンバでは、昨年大流行だった「USA」の足ケンケンステップなんぞも入っています。「カーモンベイビーアメリカ」と歌うところの足ケンケンと手の動きが入っているのですが、ダパンプが踊ると「ダサかっこいい」のに、私らがやると「ダサい」だけ。でもいいんです。古希ダンス、楽しく踊れればそれでよし。コーヒールンバ、頭にスカーフをまき、ターバン風にして踊りました。

 ミサイルママ選曲の荻野目洋子バージョンで。
https://www.youtube.com/watch?v=UXfu3lDtcbI 

コーヒールンバ練習中


 指導のミワ先生は、自分の振り付け作品ですから、振り付け通りに華麗にキレッキレに踊ってほしい。容赦のないダメだしが続き、叱咤が飛びます。しかし、私は「古希なんだから、無理な動きはしない」と決め、くるくる回転するところも練習さぼりがちでやっていました。まじめなTTさんは、先生の言いつけ通り大きくきちんと回転しようとして、無理がたたってころんでしまいました。体をかばって床についた右手を骨折!!

 入院手術したほうが早く治癒するのはわかっているけれど、介護をしているご主人をひとりにできないので、通院で治さなければならない。ギプス固定なので、治るのに時間がかかり、結局がんばって練習を続けてきたのに発表会は出演断念。

 私より年上のTTさんが頑張っているのを横目に、先生の「もっと大きく体を動かして、顔は右左、はっきり振る」との声を聞き流して、「私は無理しない」と決めました。
 先生の目にダメダメなのはわかるけれど、ケガしちゃ元も子もない。
 
 振り付け覚えないダンサーe-Na


 セビジャーナス練習中。スカートはミサイルママに借りました。


 セビジャーナス練習中。ミサイルママとのふたり踊り


 セビジャーナス本番。うまくできました。70歳と68歳。

 しっかり手首を小指から回すように先生には言われていましたが、手首まで気をいれていると足がもつれるから、e-Naの手首はパーでひらいたまま。

 打ち上げではひとことずつサークルメンバーが感想を先生に伝えます。
 「上手に踊れたとは思わないけれど、今年もこうして発表会に出られた、ということが次の日々への自信にもなり、また来年の発表めざしてがんばろうっていう気持ちになります」と、ミサイルママの感想です。
 ほんと、その通り。明日の活力になるダンスです。

<おわり>
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ぽかぽか春庭「踊る古希スエプタウェイ」

2019-10-03 00:00:01 | エッセイ、コラム
20191003
ぽかぽか春庭日常茶飯事典<2019十九文屋日記踊る古希(2)踊る古希スエプタウェイ

 9月の誕生日、無事古希を迎えることができました。
 国立博物館、70歳以上は常設展無料になります。本館、東洋館、法隆寺館、平成館考古室、これが年齢証明書提示でいつでもタダでみられる。ありがたし。(平成館の特別展は70歳も有料)

 区の「銭湯補助券」もらいに区役所へ行きました。24枚つづりで、「券と100円」で銭湯に入れます。
 バスの都民高齢者パス。区民税非課税なら千円、課税ならほんのちょっぴりの税支払いでも1年で2万円かかりますが、それで都営交通と都内バスのパスが買えるので、こちらも申請するつもり。
 今のところ、「70歳になっていいこと」は、これだけですが、たぶん、探せば古希特典はまだまだあるはず。

 もともと無料や割引のお楽しみを探すのは、大の得意。無料コンサートや65歳以上無料展覧会に足を運ぶために、足腰を鍛えておかなくちゃ。といいながらも、膝が痛い。高齢者の変形性膝関節症ってなおらないらしい。

 今年も夏のあいだ練習を続けて、9月8日の文化センター発表会に出演できました。頭が働かず、振り付けを覚えないダンサーe-Naですが、なあに、前に立つミサイルママをコピーしていけばいいや、と気軽に発表会参加申し込み。

 娘や息子は「母、自分では踊れているつもりでしょうけど、遅れているのは見えミエだよ」と評するのですが、それは、母を中心に見ているから気づくのであって、たいていの人は、前列さんを見ているから、後列がちょっとくらいおくれても誰も気にしない。と、開き直って毎年踊ってきました。

 スエプタウエイ練習中。前に出した帽子をひっこめて次のステップに行こうとしているミサイルママ。e-Naはワンテンポ遅れるから、前に帽子を出したまま。


 サークルを2005年に立ち上げてから14年。来年15周年なのですが、15周年を迎えられるかどうか、瀬戸際です。みな高齢になってきて、体調くずして入院したり家族の介護があったり、メンバーそれぞれの事情をかかえて、サークル退会していき、現在残っているのは、私を含めて5名になってしまいました。
 そのうちTTさんはご主人の介護の合間をみてのサークル参加だし、Cozさんは「競技ダンスのサークルにも入っているから、ジャズダンスはもうやめたい」と言うし、来年15周年やるとしても、確実に「絶対発表会に出る」と決意しているのは、ミサイルママと私だけ。

 スエプタウエイ練習中。見せ場のエアプレイン回転なのに、決まらない。


 ミサイルママも、今年12月にはすべての仕事をリタイアして、夫のジンさんとふたりして年金生活に入る、という。昼間のサークルに参加することもできるようになるから、もし、みなが辞めてしまったら、水曜日昼間にサークルを続けているAダンスに復帰参加するかも、という。私も昔はAダンスに入っていたのですが、水曜日午前中は私立大学の授業が入ったので、午前中の参加はできなくなっていました。
 2020年3月には、私立大学の授業が終わりになりますから、来年ミサイルママが「サークル活動を水曜日にする」というなら、私もミサイルママにくっついていくつもり。

 スエプタウェイは、ビートの聞いたダイアナロスの力強い歌声が気持ちよく、Aダンスでは、何回か発表会で踊った曲なので、振り付けはおおよそは身体に入っているのですが、細かいステップが続き、コピーしきれないのでところどころ間違える。



 ミサイルママは、仕事を終えて体を休めたい時なのに、何度かe-Naのために復習レッスンを付き合ってくれて、振り付け覚えないe-Naも、ようよう間違えずに踊れるようになりました。細かいステップについては、最後のリハーサル練習まで先生から「もっとプリエを深くして!」「歩幅を大きく見せなければ、この曲の見せ場がない!!」と叱咤が飛びましたが、ま、見せ場はミサイルママにまかせるとして、影のように後ろで小さく踊りました。

 スエプタウェイ。
 「🎵私とあなたを一掃する!、、、、いいえ、しません、しません♬」と、ダイアナロスは歌っています。

 一掃しなければならないほどの自分もいないと思っていたのですが、この夏は、苦しくつらいことが続き、今までの私の人生、一掃してやりなおしたいと思う日々でした。
 何が悪かったのか、一生懸命働き、いっしょうけんめい生きてきたはずなのに、我が人生には思いもよらぬ落とし穴があちらにもこちらにもボコボコと。

 スエプタウェイ本番


 この夏のダンサーe-Naの大失敗。
 発表会衣装やジャズダンスシューズを、団地9階の自転車置き場の荷台に置きっぱなしにしてありました。カバーのかかっている自転車荷台なので、中になにか入っていても、持っていく人もいない平和な日本、と思っていたのですが、油断大敵。この夏、何者かがこのダンス用品バッグを自転車荷台から盗んでいったのです。

 朝、気づいたときにはバッグがありませんでした。何か金目のものでもあるかと思ってのバッグ持ち去りだったのでしょうが、中にはフラメンコ風スカートとジャズダンスシューズと着替えのTシャツ、タオル。持ち去った人は、金目のものがないとわかれば、すぐにゴミ箱に捨てたでしょう。団地の掃除会社の人と警察には届けを出しましたが、出てくるはずもなし。

 セビジャーナスというスペインの踊りで使うフラメンコスカートはまた買えばよい、とあきらめもつきますが、ジャズダンスシューズは、何年か前に息子が「母の誕生日祝い」として買ってくれたものなので、かけがえなし。無念。
 スカートは、古い方の黒いフラメンコスカートにして、シューズも古いものを再利用。緑色のスカートに合わせようと買った緑のシャツ2枚、新品だったのに、、、、ぐすん。

 けがをしたTTさんが言う。「古い衣装が盗まれたのは、なにか体に悪いことが起こる身代わりに持っていかれた、これで体のほうは無事でいられる、厄払いできた、と思いなさい」ですって。
 はい、厄払いしたと思って踊りました。

 何者かが自転車の荷台から持ち去った緑色のスカート。私の身代わりに連れ去られて、厄払いの役を果たしてくれたと、おもうことに。

 2018年の発表会で。衣装のスカート、私の身代わりに持っていかれた、、、、、


 夏から秋、過酷な毎日でしたが、踊っている間はストレスを開放できるので、なんとかつらい日々を生き抜くことができました。まだまだ試練は続くと思います。
 ダメダメな私を一掃したい!と、思っても、なかなか一掃とはいかないけれど、ストレスをSweptAwayしつつ、がんばります。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「踊る古希恋のメキシカンロック」

2019-10-01 00:00:01 | エッセイ、コラム

 ダンス発表会「恋のメキシカンロック」2019

20191001
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2019十九文屋日記踊る古希(1)恋のメキシカンロック

 9月のジャズダンス発表会、夏の自習期間はたいへんでした。
 指導者のミワ先生は、7月中旬にバリ島にバカンスに行き、一ヶ月すごすのを25年以上続けてきました。ですから、夏は、毎週自習期間となり、おぼつかないまま振り付け練習を行い、先生が8月中旬に帰国後、発表会までの数回の指導で細かい動きのダメ出しを受けて、仕上げる、というスケジュールでした。

 しかし、今年の夏、状況が変わりました。
 先生はバリ島ではなく、入院手術という事態となったのです。発表会前に退院できるかどうかも定かではない。
 数年前の入院は、発表会が終わったあとでした。今回は、発表会前の入院。再発の場合、治療が長引くのかどうかもわからず、最悪の場合、発表会前の指導が受けられないことも考えられます。

 私たちのたよりは、ミサイルママひとり。振り付けをしっかり覚えているひとりにたよって、あとの4人は「このステップ、できな~い」「このターンは右回りなの左回りなの」と、おぼつかないことおびただしい。
 私の力強い味方は、入院前に先生がさすがに気弱になって「できないところは、ふりつけを少々変えてもいいから」と、言ってくださったこと。

 先生の振り付けはとても高度なダンス技術を要するもので、私は常々「私たちは素人なんだから、これほど高度なことやらなくてもいいのでは。第一、見にくるジーさんバーさんたちは、むずかしい振り付けなのか簡単なのかの区別はついてない。簡単な振り付けでも見栄えのするほうが、私たちのサークルには合っているのに」と思っていました。しかし、これまで先生は、独自の振り付けを自信を持って教えてこられたので、振り付けをこちらの都合でアレンジするなどもってのほかでした。

 私は、私にできない動きが含まれる曲目への出演はパス!
 今回「恋人よ」を淡谷のり子カバーの曲で踊る一曲があるのですが、淡谷のり子の声が好きじゃないし、振り付けが難しすぎる。最初から「パス!」と宣言していました。

 今回の曲目。
1 一昨年と去年踊ったスペイン民舞セビジャーナスをもう一度。1番は皆で。2番は私とミサイルママのふたり。3番はわたしとミサイルママが抜けて残りの人で。4番は、私とミサイルママは、次の曲の衣装に着替えて、途中から参加。そのまま板付きになる。

2 ミサイルママとふたりで。白シャツ、黒帽子でダイアナロスの「Swept away」。 振り付け覚えない私は、ミサイルママの踊りを見よう見まねでおっかけコピーするつもりが、そうは許されず、特訓特訓。
https://www.youtube.com/watch?v=nsrrwJUZau8

3 淡谷のり子バージョンの「恋人よ」。私は出演せず。

4 荻野目洋子バージョンの「コーヒールンバ」

5 ミサイルママ振り付けの「恋のメキシカンロック」。2017年に踊った曲です。
 脳天から突き抜けるような陽気な明るさ。
https://www.youtube.com/watch?v=oFcZ5XaVUy0

 「恋のメキシカンロック」、振り付けが簡単で覚えやすくて、私はとても気に入りました。複雑な動きはなく単純なステップの組み合わせですが、のびのび大きく動けます。こちらも、ミサイルママのうしろの立ち位置で前を見ながらちょこっと遅れ気味にステップを踏む。

 恋のメキシカンロック練習中。黄色がe-Na、緑がミサイルママ


 今回2度目の「恋のメキシカンロック」ですが、ミサイルママにとっては、特別なダンス発表になります。新婚のご主人が、いとしの妻を熱い視線で見てくれる。
 2017年に、この「恋のメキシカンロック」をミサイルママが振り付けました。めっちゃ明るく歌う橋幸夫のノー天気な歌声の「恋のメキシカンロック」に自分の振り付けで踊ることで、ミサイルママは、元カレとお別れして落ち込んでいた気持ちを持ちこたえ、あらたなお付き合いに踏み出すことにしました。

 新カレのジンさんは、とてもおだやかな誠実な人柄で、ミサイルママを大事にしてくれる方。おつきあいが進展する中でのダンスの発表会、港区の発表でも江東区の発表でも北区の発表会にも、必ず見にきてくれました。
 今年1月再婚入籍。3月に同居開始して半年、まだまだ新婚のふたりです。「カレが見に来てくれる」じゃなくて、「夫が見にきてくれる」というミサイルママ、とても幸せそうです。

 相変わらず、私の愚痴を辛抱強く聞いてくれるミサイルママですが、再婚前に続けてきた私とふたりの「大人の遠足」は、開店休業状態に。いいんです。幸せなミサイルママを見ていると、私も幸せな気分になれるから。

 2度目の「恋のメキシカンロック」
 衣装も前回とほぼ同じ。
 🎵恋の酒ならテキーラ!ラテンロックで躍ろう!

 私には、飲んで南国の恋に舞い上がる季節は、、、、、あ、ケニアも赤道直下で南国か。舞い上がった結果どすんと落ちて、落ちたままの古希。

 ミサイルママに続け!、、、、、だから、ダンスのステップを。
先生の指導を受けられる限り、80歳になるまで踊り続けようね、とふたりの約束です。

 先生は驚異の意志力で手術後1か月でダンス指導に復帰。入院、手術翌日から病院内を一日2000歩3000歩5000歩と歩数を増やして歩き、リハビリに励んできたそうで、改めて鍛え方が私たちとはちがうなあと感服。

 前に立つミサイルママの振りを見ながら踊るため、どうしても目線がミサイルママに向いてしまうダンサーe-Naに、先生は「イーナちゃん、目線は観客に向けなきゃだめ」と叱咤。ふぅ、観客を見ていたら、次の振りがわからなくなるのに。

 恋のメキシカンロック練習中 


 発表会の当日、午後の発表に備えて午前中特訓。ミサイルママから振り付けを習い、めちゃ難しいスエプタウエイも、ようよう間違えずに踊りました、、、、、ちょっと間違えたけど、なに、e-Naの間違いがわかったのは先生だけだと思う、、、、ことにしています。

 当日はシャンソン歌手のゆみさんから「イーナちゃん、すごく進歩したね」と褒められました。ヤッター!ミサイルママ特訓の成果がありました。

<つづく>
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