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ぽかぽか春庭「ディズニーファンタジアコンサート in 有楽町フォーラム」

2022-01-06 00:00:01 | エッセイ、コラム


20210106
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記新年(4)ディズニーファンタジアコンサート in 有楽町フォーラム

 新年最初のコンサートお出かけ。
 ディズニーアニメ「ファンタジア」の画面を見ながら、フルオーケストラの演奏を聴くコンサート。音楽と画面を見事に融合させたディズニー音楽映画の傑作から80周年

 昨年4月に開催予定だったのですが、コロナ緊急事態のために延期となり、ようやく2022年1月5日に開催となりました。第6波も間近と言う世の趨勢ですから、「ぎりぎり間に合った感」があります。この先再びイベント軒並み中止となるかもしれません。

 東京フィルハーモニーの演奏、清塚信也のピアノとナビゲート。
 ピアニスト清塚信也は、テレビのクラシックTVを見ていておしゃべりがとても得意なことはわかっていましたが、予想以上によくしゃべり、ファンタジアの魅力を語っていました。子供時代の伸也君に、母君はピアノの練習を厳しくさせ、、アニメも漫画も見せてもらえなかったのに、「ファンタジア」だけは見てもよいアニメだった、というエピソードを語っていました。
 今やディズニー公式ピアノアルバムというCDも出している清塚です。


1部
ベートーヴェン  「交響曲第5番運命」第1楽章(ファンタジア2000より)
ベートーヴェン  「交響曲第6番田園」(第3~5楽章)(ファンタジア1940より)
チャイコフスキー 「くるみ割り人形組曲」(ファンタジア1940より)
デュカス     「魔法使いの弟子」(ファンタジア1940&2000より)
ストラヴィンスキー「火の鳥(1919年版)」(ファンタジア2000より)

魔法使いの弟子を演じるミッキーマウス

<休憩>
2部
ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」(ピアノ:清塚信也)(ファンタジア2000より)
レスピーギ 「ローマの松」(ファンタジア2000より)
エルガー  「威風堂々」(ファンタジア2000より)
アンコール
リムスキー=コルサコフ 「熊蜂の飛行」清塚ピアノコンチェルト

 ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」は、ニューヨークに生きる人々の生活を表現したアニメに合わせて、清塚ピアノと東京フィルハーモニーの協奏。とてもよかったです。 
  「威風堂々」の曲によってドナルドダックがノアの助手になって動物のつがいを箱舟に乗せていくのは想像できたけれど、「ファンタジア2000」を見ていないので、「ローマの松」のアニメが「空飛ぶくじら」になっていること知りませんでした。
 
 アンコール曲の「熊蜂の飛行」は、バイオリンや木琴ビブラフォンのアレンジでよく聞きましたが、清塚のピアノも名人芸でした。

 清塚は1940年に制作された「ファンタジア」が、80年たってもまったく古びた表現になることなく、斬新なアニメ表現になっていることに感嘆していました。
 私も、「ファンタジア2000」以上に「ファンタジア1940」のほうが「新しいアニメ表現」を追求する気分が横溢していた気がします。

 

 昨年2021年4月29日に開催されるはずだったファンタジアコンサート、ようやく聞くことができました。
 この先、コロナが収束してさまざまなコンサートも予定通りに開催されるといいのですが、第6波がはじまった、というニュースも。どうか、これ以上つらい思いをする人が増えませんようにとねがうばかり。

 コロナ退散、、、、と吠えているのかもしれない虎の子
 有楽町フォーラム1階の虎タワー


 <つづく>
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ぽかぽか春庭「新年正月恒例・江戸東京博物館」

2022-01-04 00:00:01 | エッセイ、コラム


20210104
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記新年(3)新年正月恒例江戸東京博物館
 
 正月恒例の「無料生活」コトハジメ。
 2日の無料公開の施設のなか、今年は江戸東京博物館へ。館内江戸ゾーンの中村座で、尺八と琴の演奏など聞いて、正月気分満足です。

 9時半に入館すると、11時開演の尺八とお琴合奏のリハーサルが行われていて、音が館内に響いていました。リハーサルはスーツだった尺八奏者も、本番では紋付袴の姿でした。復元日本橋(半分の長さだけれど)を渡って江戸ゾーンに入る前に、橋の上から撮影。(本番は撮影禁止)。

 合奏曲は1曲目「春の海」4曲目「千鳥」3曲目のお琴独奏は「六段」。2曲目の尺八独奏の曲名は知らない曲でしたが、きっとめでたい曲。めでたい曲を聞いて正月気分にしてもらいました。

 企画展「徳川一門を支えた人々」は、家康直系の将軍が7代目で途絶えた後、御三家御三卿から将軍になって徳川を支えた人々に焦点を当てていました。
 

 ゆかりの品や肖像画の展示のほか、私にとって興味深かったのは、一橋家出身から11代将軍になった家斉(1787-1837 )の子女について。家斉は、15歳で将軍になってから69歳で亡くなるまでの間に53人の子女をもうけ、そのうち28人は成人して各地の大名家に嫁いだり養子となったりしました。どこに嫁入りしたか養子に入ったかというその一覧表がでていてわかりやすかったです。

 もともと世継ぎが生まれていた大名家にも家斉の息子を養子に押し込んだ例もあったのですが、家斉親族となった大名には領地などの優遇が行われたので、受け入れざるをえなかったのです。しかも、嫁に入った家斉の娘のうち、子孫を現在まで伝えることができたのは、赤門を建てて迎え入れられた加賀前田家に嫁いだ溶姫(家斉二十一女1813-1868) だけ。養子に行った息子たちも、家斉の孫を残せた例は少なかった。
 政略によって正室として輿入れしても、婚家にはすでに多くの側室が侍っていたでしょうから、子をなす機会も少なかったのかと、嫁に出されて幸福になれたかなあ、と、お姫様たちの人生を思ったことでした。

 3日は、朝起きられない娘が録画しておいた箱根駅伝をいっしょに応援。往路一位の青学はそのまま総合優勝。夫の母校はなんとか上位でしたが、娘の母校、私の出身校はまさかのシード落ち。

 夫は、腎臓人工透析を火木土週3日受ける身。1日土曜日は病院休業なので、2日日曜日に今年最初の透析を受けてきました。以前は病院大嫌いで、いくら勧めても検診などにはいかなかったけれど、透析開始からは一転して健康志向生活に。事務所の隣にたつ病院が気に入って、「前ならワクチンなんか受けなかったと思うけれど、病院で透析のついでに注射してくれるから、2回とも受けた」という。
 娘は「もっと前から健康に気をつかっていれば、透析になることはなかったのに」と評するのですが、こうなるまでは「世の中健康志向の健康病の人ばかり。健康病にはかからないぞ」と世の健康ブームを斜めに見ていた夫です。実際に健康を失うまでは医者にかかるのも拒否していました。透析しつつも、不摂生が是正できてよい方向に向かうと念じるばかり。
 しょっぱいものも糖分もいろいろ制限があるので、おせち料理も食べられるものは少なく、おもちもお雑煮の汁は飲めない。子どものころから好きだった伊達巻のほかは、ほとんど食べませんでした。

 平凡でもなんとか暮らせる庶民の生活。「金はなくとも楽しい人生、あったらあったでなお楽しい」を今年も続けていきますが、「あったらあったで」の金は今年も入りそうにない。でもいいんです。
 無料観覧でも楽しい暮らし。 

 和田誠 週刊文春1月新春号の表紙絵(1986?)


<つづく>
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ぽかぽか春庭「暮れなずまないままふたふたふた」

2022-01-02 00:00:01 | エッセイ、コラム

 狩野探幽 竹林群虎図
20220102
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記新年(2)暮れなずまないままふたふたふた

 古語の「ふたふた」は、現代語のバタバタというオノマトペ、というお話から新年を立ち上げましたが、元日も二日目も立ち上がるというか、いつも通りの寝正月。いつもの通りぐうたらと正月をすごしております。

 2021年の年末もやっぱりバタバタとすごしました。
 2021年もコロナ収まらず、制限がいろいろありました。忘年会もオミクロンに注意せよとのことで、いろいろ難しい年の暮れでした。

 私の忘年会は、ジャズダンス仲間のミサイルママが現在所属しているAダンスの「おさらい発表会」を見て、ジャスダンス仲間とのおしゃべり忘年会でした。5人だから人数的にギリセーフかな。

 おさらい発表会は、一昨年2020年も去年2021年も「文化センター祭」が中止となって発表の場がなくなってしまったために、内輪のおさらい会を開催する、というもの。ミサイルママから、「元メンバーだけに見てもらう内輪の発表だよ」というメールをもらって、12月15日に拝見。

 Aダンスは、私も1984年からメンバーに加わり、水曜日午前中のレッスンに参加してきました。出産子育てのため途中休会も続いたのですが、90年から復帰。発表会にも参加し、楽しくジャズダンスの練習をつづけました。しかし、水曜日午前中に出講する仕事ができて、退会。2005年の暮れからは、金曜日夜のサークルでAダンスと同じ先生にレッスンを受けてきました。しかし、メンバーの高齢化もあり、やむなく2021年暮れに解散決定。忘年食事会を兼ねて、残ったメンバーで正式に解散を決めました。

 私は、練習場所の文化センターがコロナで閉鎖になって以来、まったく練習に参加することができず、家で出勤前にテレビを見ながらみんなの体操やラジオ体操をやるのみ。華麗なターンもできなくなりました。(もともと華麗なんかじゃなかったけれど、そこは主観で)

 昔は動けていた、という思い込みがあったので、若い留学生とドッジボールをしてバックでボールをよけ、つまずいてしりもち。右手で体をかばったために手首骨折というマヌケな事態になりました。2021年は、生まれ初めてのギプス生活記念の年。

 ミサイルママは仕事をやめて年金生活になり、昼間の時間がとれるようになったので、水曜日午前中のAダンスに復帰して練習を続けてきました。
 Aダンスの古参メンバーは、30代で私と出会って以来いっしょに年とってきたはずですから、それぞれ70代になっているのですが、相変わらずスタイルよく、動きもきれっきれで、すてきなダンスでした。マスクをしたままのダンスなので、踊りづらかったと思いますが、「マスクをはずすと化粧しなけりゃならないから」と、マスクでダンス。

 ミサイルママは黄色いシャツ。
 
 ミサイルママは左端。
 

 見ていると、レッスンを続けられなくなったことが残念無念。今体を動かすことをやめてしまうと、老後フレイルというものになってしまう気がする。どこかで体を動かせる場所を見つけたいなあと思います。

 2022年は、ふたたび華麗に舞う年になりますように。
 私も踊りたい、、、、、痩せたらね。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「ふたふた日記謹賀新年」

2022-01-01 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220101
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記新年(1)謹賀新年

 2022年あけましておめでとうございます。

 2020年も2021年もコロナ禍の歳月でした。
 2022年こそは、みなが安全で平和な日々をすごせるようにと願って大晦日をすごしましたが、オミクロンなる新手のウイルスも世界に増殖中とのことで、気はぬけません。

 春庭、今年も元日はじっと家内に閉じこもり、大人しく雑煮など食べて新年を迎えます。

 毎年恒例のごろ合わせ日記タイトル。22年は「ふたふた日記」といたしました。2を「ふた」と読んでのタイトルですが、古語では「ふたふた」は、現代語の「パタパタ」「バタバタ」に当たる擬態語。

 古典の文例より枕草子63段
思ひ出所ありて、いときはやかに起きて、ひろめきたちて、指貫の腰ごそごそとかはは結ひなほし、上のきぬも、狩衣、袖かいまくりて、よろとさし入れ、帯いとしたたかに結ひはてて、ついゐて、烏帽子の緒きとつよげに結ひ入れて、かいすうる音して、扇・畳紙(たたうがみ)など、よべ枕上(まくらがみ)におきしかど、おのづから引かれ散りにけるをもとむるに、くらければ、いかでかは見えむ。いづらいづらとたたきわたし、見出でて、扇ふたふたとつかひ、懐紙(ふところがみ)さし入れて、「まかりなむ」とばかり言ふらめ。 

 年がら年じゅう「ふたふた」と過ごしている春庭ですから、2022年ばかりが「ふたふた」じゃないですが、今年もバタバタぱたぱたと過ごしていくだろうと、「ふたふた日記」をしるしてまいります。

 今年もよろしくお願い申し上げます。

 若冲の虎


<つづく>
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