今回の佐渡の話題は、佐渡一周線と呼ばれる県道45号線です
起点(終点)を佐和田窪田から時計回りで小木沢崎まで
佐渡ヶ島を約8割の海岸線沿いを廻ります
路線延長は約167kmの道路で、県道としては日本一の長さだそうです
佐渡ヶ島の北西端願地区に大野亀の奇岩が有ります
願地区は、佐渡市役所の北北東約35kmのところです
(観光客の方々は両津地区から内海府を廻って行きます)では、
県道45号線を清水寺のイチョウから北へ進みます
海岸線近くを走っていた佐渡一周線が岩谷口の跳坂で高度を上げて台地の上へ出ます
しばらく台地上を進むと大野亀が見えて来ました
北鵜島でまた海岸近くへ降りていきます
小さなトンネルを貫けると、かなり近くなってきました
大野亀ロッジはもうすぐです
大野亀ロッジ下(北)の駐車場に入りました
説明版です
海府北部エリア
大野亀とカンゾウの群落
大野亀は海抜167m、波打ち際から頂上まで一枚の岩からなる巨大な祖粒玄武岩の貫入岩です。
「亀」は「神」、アイヌ語の「カムイ」に通ずる神聖な島を意味し、頂上の善寶寺石塔は、航海の安全を守る竜神として信仰されてきました。
初夏には、広大な海岸草原一面にトビシマカンゾウが開花します。トビシマカンゾウは山形県の飛島と酒田海岸、そして佐渡だけに生息するユリ科の多年草です。佐渡の方言でヨーラメ花(卵をはらんだ魚の意味)などとも呼ばれ、タイなどが産卵にくる漁期を告げる花でもあります。地元では保護と育成に積極的に取り組んでいます。
トビシマカンゾウ(方言:ヨーラメ)
ニッコウキスゲの一種で日本海側の飛島・酒田海岸・佐渡島に限られる。ニッコウキスゲに比べ大型で草丈およそ1mにもなります。1日花は咲いて1日しぼみますが、次々に咲くので、開花期が長い。佐渡市の花となっている。
大野亀とトビシマカンゾウの大群落
大野亀一帯は日本一のトビシマカンゾウの群生地で、通常は緑におおわれていますが、6月には黄花のトビシマカンゾウが一斉に咲いて、まるで黄色のじゅうたんを敷きつめたように様変わりします。冷温・季節風帯の立地と、カヤ場としてのススキの刈り取りと火入れの人為干渉の歴史がトビシマカンゾウの大群落を維持してきました。「新潟県の特定植物群落」に選定されています。
大野亀は貫入岩体
マグマが地表近い地中に上昇してきて冷えたもので、貫入岩といいます。その上にあったものが、佐渡島が海底から隆起するとき、風化や浸食で取り除かれ、現在の姿になています。岩肌をよくみるとマグマが入り込んだ様子や冷える時にできた柱状節理という割れ目が見られます。東の方向に見える二つの島(二ツ亀)も同じ祖粒玄武岩質の貫入岩です。
津波堆積物が見られる露頭
大野亀では複数の津波堆積物が見られます。江戸時代にこの周辺の村々は2回の津波に襲われ大きな被害を出しています。粘土層の中に礫が重ならないでならんでいます。これが津波堆積物の特徴です。
遊歩道を進みます
トビシマカンゾウはまだ残って咲いています
佐渡北端の景勝地「二ツ亀」が見えました
大野亀を見ながら遊歩道の一部を廻って来ました
鳥居へ戻って来ました、頂上には神社が祭られています
大野亀ロッジでお昼にしようかと思いましたがまだ早いので~
では、次へ行きましょう
起点(終点)を佐和田窪田から時計回りで小木沢崎まで
佐渡ヶ島を約8割の海岸線沿いを廻ります
路線延長は約167kmの道路で、県道としては日本一の長さだそうです
佐渡ヶ島の北西端願地区に大野亀の奇岩が有ります
願地区は、佐渡市役所の北北東約35kmのところです
(観光客の方々は両津地区から内海府を廻って行きます)では、
県道45号線を清水寺のイチョウから北へ進みます
海岸線近くを走っていた佐渡一周線が岩谷口の跳坂で高度を上げて台地の上へ出ます
しばらく台地上を進むと大野亀が見えて来ました
北鵜島でまた海岸近くへ降りていきます
小さなトンネルを貫けると、かなり近くなってきました
大野亀ロッジはもうすぐです
大野亀ロッジ下(北)の駐車場に入りました
説明版です
海府北部エリア
大野亀とカンゾウの群落
大野亀は海抜167m、波打ち際から頂上まで一枚の岩からなる巨大な祖粒玄武岩の貫入岩です。
「亀」は「神」、アイヌ語の「カムイ」に通ずる神聖な島を意味し、頂上の善寶寺石塔は、航海の安全を守る竜神として信仰されてきました。
初夏には、広大な海岸草原一面にトビシマカンゾウが開花します。トビシマカンゾウは山形県の飛島と酒田海岸、そして佐渡だけに生息するユリ科の多年草です。佐渡の方言でヨーラメ花(卵をはらんだ魚の意味)などとも呼ばれ、タイなどが産卵にくる漁期を告げる花でもあります。地元では保護と育成に積極的に取り組んでいます。
トビシマカンゾウ(方言:ヨーラメ)
ニッコウキスゲの一種で日本海側の飛島・酒田海岸・佐渡島に限られる。ニッコウキスゲに比べ大型で草丈およそ1mにもなります。1日花は咲いて1日しぼみますが、次々に咲くので、開花期が長い。佐渡市の花となっている。
大野亀とトビシマカンゾウの大群落
大野亀一帯は日本一のトビシマカンゾウの群生地で、通常は緑におおわれていますが、6月には黄花のトビシマカンゾウが一斉に咲いて、まるで黄色のじゅうたんを敷きつめたように様変わりします。冷温・季節風帯の立地と、カヤ場としてのススキの刈り取りと火入れの人為干渉の歴史がトビシマカンゾウの大群落を維持してきました。「新潟県の特定植物群落」に選定されています。
大野亀は貫入岩体
マグマが地表近い地中に上昇してきて冷えたもので、貫入岩といいます。その上にあったものが、佐渡島が海底から隆起するとき、風化や浸食で取り除かれ、現在の姿になています。岩肌をよくみるとマグマが入り込んだ様子や冷える時にできた柱状節理という割れ目が見られます。東の方向に見える二つの島(二ツ亀)も同じ祖粒玄武岩質の貫入岩です。
津波堆積物が見られる露頭
大野亀では複数の津波堆積物が見られます。江戸時代にこの周辺の村々は2回の津波に襲われ大きな被害を出しています。粘土層の中に礫が重ならないでならんでいます。これが津波堆積物の特徴です。
遊歩道を進みます
トビシマカンゾウはまだ残って咲いています
佐渡北端の景勝地「二ツ亀」が見えました
大野亀を見ながら遊歩道の一部を廻って来ました
鳥居へ戻って来ました、頂上には神社が祭られています
大野亀ロッジでお昼にしようかと思いましたがまだ早いので~
では、次へ行きましょう