▲錦秋湖花火大会
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25日は年に一度のディープな1日、「花火鑑賞士の集い」(@秋田・大曲)である。
今回は、夜、錦秋湖の花火(@岩手県)を見に行くことになっていることを新年会で聞いていた。あれ、じゃぁ、「大曲花火カレンダー」にある「花火鑑賞士の集い」の花火はどーなるの?って一瞬心配したけれど、昼花火を上げるんだーと自分の中で納得。後日、その通りの案内が来ていた。
2時間睡眠の身ではスーパーこまちは快適なゆりかごだ。
みちのくは春遅く、まだ田植え前の田んぼも少なくない。八重桜がまだ咲き、ウワミズサクラなども咲いている状態。
ということで、今年のフォーローアップセミナーのテーマは「昼花火大研究!」
大曲花火化学工業の新山さんや小松煙火工業の小松さんにご登場いただき、相変わらずのコニートークは止まらなかった。
前振りで20分ってどうよ(笑)。
▲花火鑑賞士のつどい:フォローアップセミナー。「昼花火大研究!」
この見出しを見て、この番組を思い出した人も結構いるのでは…。次の新三大○○は決まりだな(笑)。
▲昼花火でよく使われる落下傘の長旗に大曲の花火師さんが一筆入魂&手形(相撲取りか!?)がサプライズプレゼント。残念ながら当たりませんでした。好きな番号を言えって言われて「4(この日の私の番号)」を言う人っていないんじゃない? orz
会場を雄物川河川敷に移して、昼花火鑑賞。
昼花火は毎度撮影に苦労する。しかも、本番と同じく西日がうす雲の向こうからチラホラするという良コンディションとは言えない状態。まぁ、これで鍛えて本番でも「見える目を養え」ってことで捉えておこう。
真っ黒なサングラスを買わねばっ!
▲昼花火の構成用色煙の燃焼実験。中の薬品を半燃焼させるのがポイントなのだそうだ。ちなみに、手前の石にこびりついている紫色の薬品は、手に付いたら1カ月は落ちない代物らしい
▲大曲花火化学工業の新山さんが煙パイプを手に説明
▲昼花火鑑賞。黒煙柳入紅光万雷
▲緑煙竜。ちゃんと落下傘で吊られているのが分かる
▲昼のスターマイン
さて、バスは一路錦秋湖へ。
錦秋湖は秋田ではなく岩手県にあるが、秋田道を使えば1時間弱で到着。
錦秋湖まつりの花火大会は、大曲の北日本花火興行さんが打ち上げ担当である。4号や5号主体の小さな花火大火だが、数は少ないが尺などの大型花火も上がる 。
湖に2台の台船を浮かべ、さらに岸辺の打ち上げ場所からも花火が打ち上がる。
19:00過ぎに現地到着。
お弁当と飲み物が手渡され、会場へ。岸辺のそれほど大きくないスペースが観覧場所だ。途中北上線を横断。えぇ、上り下り合わせても1時間に1本ぐらいしか走らない非電化路線である。なんのことはない。
さて、照明もほとんどない会場で観覧場所を見つけてセットアップ。ほぼ真っ暗な中、弁当を食べる。いやぁ、この弁当が田舎感覚でね…量多すぎるでしょ! そして某酒販売店社長提供なのかドリンクが3本って(うち2本アルコールドリンク)、大盤振る舞いしすぎですよ~。と、東京人の感覚で述べてみるが、新潟県人の感覚では納得してしまう自分がいる(笑)。
弁当を食べ終わって(ゲプ)、冷えてきたので(山の中でまだカタクリが咲いているコンディション、しかも雪解け水をたたえた湖のそば)1枚着重ねて時計を見れば、打ち上げ開始10分前を切っている。
町の脆弱な音響設備に少々ドキドキしたが、無事打ち上げ開始。
▲水中花火。小さなモーターボートから火をつけた花火玉がポンポン湖に投げ入れられ、水上で花火が半円に開くもの。必死に走るボートにエールを送りたくなる。
話には聞いていたが、実物を見るのはこれが初めて。鎌倉も熊野もこういう方式らしいね。
▲水上開花花火
岸辺から湖に向けての斜め打ち。規模が違うから、柏崎と比べてはいけない。
▲7号玉10号玉3連。もうちょっと高度差が出るかと思ったのだが、すっかり重なってしまった。右下にお月様が現れた。お月様の下に山の稜線がある位置関係である。
▲錦からポカ物が飛び出し、導火線の長さで開花位置を異ならせる。某江の●の花火よりもクリスマスツリーっぽく見えるなぁ。大曲じゃないから、湖に落とし放題である。
ということで約1時間の花火は終了。
再びバスに揺られて大曲に戻り、二次会に突入。スタート22:30という、はじめから日付変更線越える気満々である。
まぁ、結局3次会(毎度のそば屋)までなだれ込み、ホテルに戻ってきたのは午前2:40であった。今夜も2時間睡眠だな…。