▲伊勢原市民花火。本当は星も飛行機も写っているんだけど、ここだと潰れちゃうなぁ…。
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昨年は「風まつり」に行ってしまったので見ていないいせはら。今年は風まつりとずれたので2週連続の花火観覧となる。
ところが、体調絶不調orz
4月に入ってから忙しくなかった日がなかったくらいで、連日の深夜残業なのである。この前日も疲れ果てて早く帰りたいのに、後輩が全然帰してくれる気がなくって結局午前様。フラフラしながら帰宅した。しかもお持ち帰り仕事付き。
当日の午前中には病院の予約を入れていたのだが、施術中に寝落ちしそうになるし、眠気覚ましのコメダではコーヒーで顔を洗いそうになる事案発生。
疲れから口蓋が腫れているし、歩いていてもふわふわする感じ。行かないという選択肢はないのだけど、いつ出発しようかという状態であった。
とりあえず、撮影グッズ及び意外と寒い現場対策を詰め込む過程でも冴えがなく、あーでもない、こーでもないとぐだぐだしているうちに時計は進み、さすがに行かんとやばいだろうって感じになってから出発。
例年協賛させていただいているが、今年は三脚席なるものができたので、こんなにゆったり行けるのよね。体調悪い時にはホントありがたい。
伊勢原の駅というか、東京の家を出た時から思っていたんだけど、現場も結構な強風吹き荒れモード。敷物は飛ばされるは砂嵐が発生しているはといろんなものが吹き上がる。指定された私の区画によそ様のリュックがあったが、あれも風でずれてきていたようだ。
花火の大敵は雨よりも風。この強さだと微妙だな…と天気図等を確認する。
二つの大きな低気圧に挟まれた高気圧が上空にあるらしく、そこから低気圧に向かって風が吹き続けているらしい。15時には7m/s、18時5m/s、21時3m/sという予報。一応治まる方向性らしいが会場は高台で風通しが良い分強めに吹くため、やや心配であった。
実は現場で少し仕事をしようと書類を突っ込んできたのだが、この風では大型紙吹雪になる可能性が高く、断念した。
▲物販ブース
ということで、手持ち無沙汰。飲食物販コーナーに行くと、そこも強風の影響が…。どこもテントが飛ばされそうになっている。あわててあちらこちらに括り付けて見たり、必死に抑えたりと大変。そしてこの日の最高気温予報は22度であったが、この風では体感温度は格段に下がるため、冷えモノ系ブースはかわいそうなことになっていた。
とりあえず、ラーメン。風ですぐ冷めてしまうのは、猫舌の私にはラッキーであった。
時間がたっても風が治まらないので、カメラセットも開始直前のうす暗闇の中で行う。何しろ、棒のような三脚ですらあちこちで転倒しているんだもの。カメラを乗っけたのは、開始10分ぐらい前。
ふと後ろを振り向けば、街灯りと星がきれいだった。
▲会場後方の夕景
結局、花火開始時刻になっても風は治まらなかったのだけど、いざ花火が上がってみると不思議と風が弱まっていった。
これは「風止めの舞」とか「祈祷」とか「ドラえもんの秘密道具」があったに違いない。
最初は音慣らしの小さめの花火が上がる。ここはほぼ静観。
開幕スターマイン辺りから活動開始である(とは言いつつ、ここに上げていないのは「あれ、そんなに左?」ってことだったので…)。
打ち上げる磯谷煙火店はさまざまな素晴らしい玉を持ってらっしゃる。地元の三河圏だけではなく、東京にもファンクラブがあるぐらいだ。私はそこには入っていないが、この玉はあれ、あの玉はこれというぐらいは分かるレベル。
▲オパール
▲オパール芯さざなみ
市民花火はまだまだ続く「アナ雪」に乗せて
▲伊勢原市民花火
▲伊勢原市民花火
▲伊勢原市民花火
▲伊勢原市民花火
▲伊勢原市民花火
ちょいとありのまま過ぎてフライングしちゃったのもアリ。意図せずに千輪をきっちりとらえてしまっていた(ラッキー)。
続いては創造花火。独創的な花火が次々と上がる
▲ツバキ
これは初めて見た気がするのだが、前からあったのかな。新潟ではユキツバキが主流で、ちょうど小千谷では山の中で今が満開となっている(もちろん野生っすよ)。
三河エリアだと、どういうツバキなのかしら。名古屋駅の裏には確か椿町という地名があり気になる…。
そうそう、某社シャンプーのツバキは五島のツバキを使用しているんだよ~。東京からだとピンとこないけれど、「東の伊豆、西の五島」というほどのツバキの名所らしい。
▲ミルククラウン かな~り好きです!
▲睡蓮 見たことないと分からんのだよなぁと、いまだに鑑賞士試験に出たことを思う
▲マーブル
▲光の宝石はこれが一番きれいで整っていた
▲スターマイン「ミラーボール」
眩い雷に照らされて、地表の緑が浮かび上がるのが好き
▲スターマイン「ミラーボール」
フィニッシュはお馴染みのカラフル千輪をまとって…。
ここで大玉の8号玉が上がる。予定の5発が4発になって何事かと思ったんだけど、フライングしちゃったとのこと
▲スターマイン「伊勢原市民追悼花火」
和火は好きである。こんな仕上げ方にしてみた。
そして、最後は楽しみのメロディー花火
▲グランドフィナーレ メロディー花火
▲グランドフィナーレ メロディー花火
▲グランドフィナーレ メロディー花火
終わってみれば、あっという間である。
花火のプログラムは昨年変更したらしい。このプログラムになってからは初めて見るので、ちょっと新鮮&戸惑い(昨年のいせはら花火をチェック&予習していないことが丸バレだ)。
というか、ただでさえ素晴らしく美しい花火が上がるのに、それが3度続いたら飽きたという、自分はぜいたくすぎるんだよな。長岡の長大なマンネリは我慢できるのに(それでも最近は毎年度肝抜かれるが)、なんでここの花火飽きるとか言っちゃうんだろう、自分。
まぁあれだ、新潟の錦冠が白米なら、磯谷の花火はピザトーストという感じ?
お米の国の人だから、毎日毎年ピザトーストは食べられないという胃というか頭の許容量の問題なのかなぁ。こんなこと書くと、現場で石投げられちゃう…。
それでもやはり美しい花火は美しい。それは厳然たる事実。
途中、8号玉1発が迷子になってしまうという事態があったが(ラインとかツイッターでいろいろ情報を教えてもらった)、風のトラブルもなく、無事終了。
ん? 満腹感なし? 店員さん、ごはんお変わり頂戴~といった感じ。
ピザトーストの食べすぎはいかんということですね。人間腹八分ぐらいがちょうどよいと…。
デモ、モットタベタイ…。
シャトルバスとか、ほかにもいろいろ改良している部分があるから、花火本体に回る割合が減ったのかなぁと漠然と思う。人様の記述を見るに消費税の影響云々…。こんなところにまでとは…orz
ダラダラと帰りのバスに並び、小田急線に乗って帰宅。
硝煙補充で少し元気出たけれど、帰りの車中も完全爆睡であった。