▲オープニング花火「ナイアガラ富士200m付き」
って、これはナイアガラが消えた後だけど…。
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昨年9月の大雨による鬼怒川の決壊で多大な被害を負った常総市。
その10日前に前年の常総きぬ川花火大会を見ていた身には、ただ驚くのみであった。鬼怒川の堤防が越水&決壊したポイントは、花火会場のはるかに上流であったが、堤防を越え町の中に入り込んだ水は徐々に常総市街に広がっていき、花火会場付近も一様に浸水したと聞く。
翌年の開催はさすがに難しいだろうって思っていたが、春先、どうやら開催されるらしいと聞き、これはぜひ行かなくては…と思っていた。
まぁ、思い起こしてみれば、中越地震の翌年には長岡まつりもおぢやまつりもやったんだよな(しかもおぢやまつりは当日朝の震度5余震付き)
そして、8月。まだ足が本調子ではないけれど、ひょこひょこ出かけた。
▲八間堀川が鬼怒川に合流する地点の水門に、復旧の関する情報が展示されていました
協賛者観覧エリア入場時に渡された「うまい棒」はこの日、会場のいろんなところで配られていた非売品であった。
さて、最上段の席のアスファルト部分が減って、斜面席に少し入り込んできたことによって、斜面最上段が例年よりややきつくなった感…。椅子に座っていても、主に右足で踏ん張る。そんな状態で、18:30のプロローグ花火がスタートする。
▲プロローグ花火
▲プロローグ花火。左下の青い星は空に溶けて見えない…。
▲プロローグ花火
あれあれ~、画面真っ白だぞ~~。
で、ハッと気づく。開催日が例年より2週間早まっている。それって、それだけ日没が遅いってことだよね。約1週間前の長岡が19:20スタートだから、それより約1時間も早ければ、明るいなんてあたりまえじゃないか!?
ということで、ボーゼン。
当然フィルターなんて持っていないし…。視認も怪しい状況下で、ただただ光量が落ちるのを待つ。最後の数分ぐらいになってようやく見えるかなってぐらいになった。ここの暮れ空の花火好きだったのになぁ…。
そして、開幕のあいさつ(市長3日前に就任だそうで…)をへて、本番の打ち上げ開始でございます!!
▲オープニング花火「ナイアガラ富士200m付き」
▲オープニング花火「ナイアガラ富士200m付き」
日没が遅かった分、この時分になっても藍色花火!! それはそれでおいしゅうございます。
続いて、メッセージ花火。
▲メッセージ花火より:5号×3の内の2発
この花火、結婚25周年の奥さんに贈る花火で、お父さん側はツイッターで画像上げてよろしくって言っていたので、ここでひっそり…ww
▲メッセージ花火より:8号×1
知り合いの花火愛好家が上げた1発。錦のしっとり具合が良い哉
▲メッセージ花火より:5号×2、8号×1
知り合いも何組か上げていたのだけど、これはきれいでした。ありがとうございます。
大玉上等の私ではあるが、5号だってきれいなものはきれいだと認める心の余裕ぐらいはあるよ!(ただ、花火大会によっては5号を大玉と称するところがあり、それだけが解せん…)。
▲野村陽一花火GALLERY「5号×100連発」野村花火工業
▲野村陽一花火GALLERY「5号×100連発」野村花火工業
▲野村陽一花火GALLERY「5号×100連発」野村花火工業
そして片貝煙火さんのお時間です。
毎度おなじみ千輪5種(8号2発同時打ち)。一体片貝さんは何種類の千輪をお持ちなのでしょう? そのうち私は何割見ることができているのだろう? 最近見ない種類の千輪もあるからなぁ…。
▲日本の花火BESTセレクション「8号緋色百宝×2」片貝煙火工業
▲日本の花火BESTセレクション「8号空色百水×2」片貝煙火工業
▲日本の花火BESTセレクション「8号黄金百光×2」片貝煙火工業
▲日本の花火BESTセレクション「8号若草百風×2」片貝煙火工業
▲日本の花火BESTセレクション「8号桃色百珠×2」片貝煙火工業
桃色百珠は色っぽいなぁ…。そして、常総のために毎年ネーミング考えていますよね、社長!
▲ミュージックスターマイン「錦の花絵巻」篠原煙火店
篠原さんの音源、どうしちゃったんですかね…。最初は最先端行き過ぎて自分が理解できていないのかと思ったけれど、どうしても不協和音にしか聞こえない。これは違うって思って、意識上で音をシャットダウンするように見ていた。
篠原さん、常総が初めてってわけでもないし…。音楽担当が変わって、ファイル変換ミスっちゃったのかな? とにかく音が気になって集中力が削がれてしまったのは事実。
▲至高の世界・美の巨人たち「8号昇小花付点滅芯青八方咲」野村陽一
あ、美の巨人は3名いたはずなのに…
▲ミュージックスターマイン「STAND UP!」山崎煙火製造所
▲ミュージックスターマイン「STAND UP!」山崎煙火製造所
▲日本の花火BESTセレクション「5号紫陽花×2」伊那火工堀内煙火店
▲山崎さん名義の型物パート。私史上アフロが一番うまく撮れたので上げとく(ただし横向き)
さて、青木さんのミュースタだが、なんかタイトルがどこかで聞いた風味…。そして音楽が流れると、どこかで聞いた風味…。
ま、毎度新作組み上げるのは大変ですしね…。
▲ミュージックスターマイン「闇夜のページェント 放たれる光のイリュウジョン」紅屋青木煙火店
▲ミュージックスターマイン「闇夜のページェント 放たれる光のイリュウジョン」紅屋青木煙火店
▲ミュージックスターマイン「闇夜のページェント 放たれる光のイリュウジョン」紅屋青木煙火店
まぁ、タイトル見た時から苦労する花火とわかっていたけどね…。
ということで、楽しみな美玉名玉~。個人的嗜好で…。
▲ファイヤーアートコンテスト「昇曲付夜空の花時計」山崎煙火製造所
あれ、こんな感じでしたっけ?
▲ファイヤーアートコンテスト「昇小花虹色のブーケ」齊木煙火本店
思い出す、数日前の興奮と感動!(あれから、まだそれだけしか経ってなかったのか!?)
▲ファイヤーアートコンテスト「昇曲導松島の夜景」新潟煙火工業
▲ファイヤーアートコンテスト「昇小花銀芯ステンド牡丹」田畑煙火
▲花火の巨匠スタマ共演「さくら~愛しき人へ」山崎煙火製造所
赤にピンクの小割もの、オーソドックスだけど、きれいならよい
▲花火の巨匠スタマ共演「常総に愛を込めて」篠原煙火店
ここも耳障りな音で…。ってか、ここは和火縛りなんですか。今回から相方さん変わったんだから、そこは変えてほしい気が…。
そして、気が付けば最後のプログラムが…。さぁ、来るぞ!
▲ミュージックスターマイン「希望の光」野村花火工業
あら、色違い
▲ミュージックスターマイン「希望の光」
トラの色が…
▲ミュージックスターマイン「希望の光」
シャッター切るタイミング間違えましたっけ?
▲ミュージックスターマイン「希望の光」
八方祭り
▲ミュージックスターマイン「希望の光」
八方ぐるぐる
いやぁ、野村ワールドでしたな。安定しているし…。
ということで、エンディング花火。ここは聞き覚えのある音楽。毎度だが何でなんだろう? 人々は帰路に付くが、まだ8号玉が1発残っているから、スタンバイモード継続。
▲エンディング花火 8号昇曲付八重芯錦冠菊
打ち止め~!!
荷物を片付けて人ごみの流れに紛れる。TEXに乗るとホッとするな。
それにしても、最上段が前方に突き出て、しかもその後ろには屋台がなくなったことで(カメラマンからの油煙対策要望か!?)、最上段席後方は、多くの地元民が立ち見するようになった。特に警備員が規制するわけではなかったが、中にはずっと甲高い声でおしゃべりに興じる人が…。
うるさいなぁ、と最上段ではなく、斜面席の私が振り向くレベル。最上段組の方は気にならなかったのでしょうかね…。
あんまり注文ばかりを付けてもよくないから、せめて警備員配置しましょうか。あ、でもそうすると警備員の声が入るって文句が来るのかなぁ…。
▲会場で配られていた常総オリジナル非売品の「うまい棒」。常総市にはうまい棒の工場があって、昨年の被災後、常総市のモノを買って応援しようって運動があり、その時にうまい棒がたくさん注文されたんだよね。
私が歩いた範囲では、パッと見、水害とわかるような痕跡は見つけられなかったのだが、会場がほこりっぽいというのがそのものであった。要は街にあふれた水が持ってきた川の泥がまだいたるところに残っていて、ちょっとした風でそれが舞うらしい。
黒い靴が白っぽくなったり鼻をかんだら真っ黒だったりと、その痕跡は微かだが見えた。
まだいろいろと後始末があるのだろうけれど、また来年も無事の開催を願ってならない。来年は山の日じゃないのかなぁ…?
【お知らせ】大曲のC桟敷余っています→http://photo.ap.teacup.com/jumi/788.html