▲だいぶ落ち着いてきた「日本一のお松焼き」、打ち上げ直前
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昨年、小菅の湯に入り損ねたのが悔しくて、今年こそは温泉だ!って気合を入れていた多摩源流まつり。ところが、奥多摩駅からだとちょうどよい時間に温泉に行くバスがない(要シャトルバス利用)。でも一旦現場に着いちゃうとそのまま場所取りしてそしてそこが去りがたくなってしまって、結局温泉に行けなく罠にハマりそうだったので、直通バスが出る大月から入ることにした。
どちらからも約1時間ほどバスに乗らなければならないのだから同じようなものである。
ところが、この大月発は猿橋の脇の道を走るもので、初めて猿橋も見ることができたバス車窓。これで三奇橋で残すは祖谷のかずら橋だけやな。なお未踏の地四国…。四国には忘れ物がいっぱいだな。
▲バスの車窓から見えた、なんかカッコいいダム(深城ダム)
ということで、ダムの脇の長ーいトンネルを抜けると、そこが小菅村で、ほどなく小菅の湯に到着。この小菅の湯の隣にあるのが道の駅なのね。
時刻は14時過ぎ。館内は大混雑である。
下足入れを見るに、ただいまの入れ込み率90%という感じ。3時間コースのお金を払って、脱衣場に行ってみれば、戦場のような大混雑。はだかの大運動会である。とりあえず、素っ裸になってお風呂にGO! 中は思ったほどは混んではいなかったものの、どこにも人が入っている状態。
この温泉、奥多摩系に多いつるつる系なのであるが、内湯はいまいち。露天風呂に入って、ようやくそのつるつる具合を堪能する。
どこからか飛んできた桜の花びらが湯面をゆらゆら。風は涼しく湯はぬるめ。のんびりまったりととろける。気分転換に足裏を刺激するという石の上を歩いたり、ミント湯に入ったり、五右衛門風呂に入ったり…。1時間ほどかけて堪能する。
なお、あとから来た親子が、露天風呂に浮く泡を見て、すごく汚れていると騒ぐ(母親だけ)。ここ、そういう温泉なんだから、うっせーなぁと思いつつ…。露天風呂の葉っぱとかが許せない人は、家の狭い水道水風呂だけに黙って嵌っていろ!
珍しくそばなどを食べて、さらに道の駅でぶどうソフトなどを食べて、ようやく出発。
坂道をぐんぐんと祭り会場に向かって下っていく。小菅の湯から会場まで約20分ぐらいと言っていた。そして、シャトルバスが出ていますからご利用くださいと施設の人。いや、歩きたいんで…。
と、とことことことこと下っていくと、空を泳ぐこいつらに出会う。
▲渓谷の谷あいに泳ぐこいのぼり
道端でロケハンなどをしながら(結論から言えば、松焼きとのバランスは会場が一番であるが、松焼きを捨てるのであれば…というレベル。上からは、木が生い茂って難しいね…)会場に到着。
さて、会場に着いたはいいが、のんびりしすぎて出遅れた感。昨年は木に阻まれたので対岸にしてみようかと思ったが、すでに良ポイントには三脚が立っている。とりあえず立って見た場所は、明らかに後ろにカメラが来そうな場所取りがされ、怒られること間違いなし(それ、知人やったねん)。
ということで、対岸に渡って、昨年とあまり変わりのない場所にとりあえず三脚を立てる。
まだ明るいうちから夜の部は始まり、松明を掲げた山伏入場。この山伏、公募なのよね。女性もOKだから興味のある人はぜひチャレンジを!!
名乗りを上げたのち日本一の大松焼きに点火。
実は気付いていたんだよね、下の方にあるたいまつに過剰とも思われるほどの油が注がれていたことに…。これって、あの特大お松焼きにも施されているんだろうなぁと漠然と思っていた。
したっけ、今年の大松焼きの火の周りが早すぎる問題。バックドラフトかって思うほどのスピードで一気に松焼きの頂上まで炎が走った!!!
そして、明らかに顔に炎の熱気が…。ここ、だいぶ離れている場所なんですが…。と。火の粉が一気に立ち、最至近の席に火の粉が降り注ぐ。あわててこちらに向かって避難してくる人々。ちょっとしたパニックである。更に大あわてで、放水を始める地元の消防団。火の粉と水滴が、橋の下まで降ってくる状況。
30回記念ということで、いつもより派手に燃やしてみたのかな!?
▲ファイヤーーー!!!!! 着火担当の山伏軍団まで避難してきてたで!
▲決定的瞬間を捉える、長い棒。口ポカーン。
▲放水も此岸から2本、彼岸から1本と3本態勢で必死です!
燃え盛る上昇気流に乗って、火の粉が橋の下あたりまで来るので、時々消化しつつスタンバイ!
そして、打ち上げ開始でございます!!
▲見事に昇り松焼きとなりましたw
▲昇り松焼きw青牡丹
▲この青が結構きれいだなぁって思っていたら、クロセットで上書きされたった
▲ぐるぐると色が変わっているよ。
▲虹変化玉がごっそりと
▲和火を生かそうとすると、松焼きが死ぬだな
▲和火の分砲千輪
▲八方と柳がいい感じ
▲ブリティッシュカラーの聖礼花!!
▲銀点滅が残っているけど、こっちのほうがきれいだな、ブリティッシュカラーの聖礼花!!
▲麗しい紫
▲そしてこのトラ変化である
▲もういっちょ!
▲松焼きから虹が生まれることを知る
▲パステルな牡丹玉。なお若干向かい風。結局、風向きは変わらなかった…。
▲パステルも松焼きから生まれるんやな
▲聖礼花パートがまた来た!
▲なんかいろいろ混じってきた
▲パステルと八方と点滅と
▲錦でフィナーレ。あれ、さすがにここまで広がると木にかかるなぁ。筒場は一応川を挟んだ対岸側なのだが、源流エリアで河川敷そのものが狭いからな…。
うちーどめー!
撤収している間も火の粉が飛んでくるような状況で、なかなか楽しいファイヤーなお祭りでした。
幸い、帰路は車に乗せていただき、あなた任せな帰り道となりました。渋滞の中、その節はありがとうございましたm(_ _)m