▲到着後、すぐ打ちあがった。まだ暮れ切らぬ空に青い花火
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花火の盛んな新潟出身ではあるが、実は県内の花火大会の多くは見たことがなかったりする。子どもの頃はおぢやまつりと亡父の実家のある川口まつりぐらいしか見たことがなかった。片貝の花火は知ってはいたが、車の無いうちからは行きにくくて(当時はシャトルバスもなかった)小千谷在住中には行ったことがなかった。
実は花火好きは母が先で、片貝の花火も子供たちを寝かした後、こっそり買い物三輪車をこいで片貝の対岸に当たる浦柄の辺りまで行って遠花火を見ていたそうだ。私がそのお供をしたのは高校生の頃だったと思う。その後は、実家の大屋根に上れば片貝の花火が見えることが分かり、蚊取り線香を持って梯子を上って遠花火を見ていた(雪国は冬、屋根の雪下ろしがあるので、梯子をかけていることが多い)。
長岡まつりは仕事で関わったことを機に毎年行くようになったわけだし、片貝まつりは帰りの臨時バスが自宅近くまで走るようになってから近くで見るようになった。
今でこそ、県内の花火もいくつかは見に行くが、本当にそれほど多くない。定期的に行くのは、長岡(夏冬)、片貝、柏崎、小千谷、堀之内、愛染、川口、妻有ぐらいか…。
昨年に続き、今年も全国の花火大会が中止という報がたくさん届いている。長岡も柏崎も小千谷も然りだ(片貝は晩秋に延期予定)
そんな状況で、新潟県内の花火も全体的に中止モード。そんな時、見附市の市民花火が無観客で開催するという話と花火協賛を募っていることを知る。これはおそらく縁。多分、こんな状況でもなければ見る機会はないかもしれないと、協賛をしてみた。
当日、初見附駅下車。駅前からコミュニティバスに乗って、市民球場からは少し離れた目的地の田んぼの辺りへ行く。
初めての場所なのに、実にビンゴな場所であった。
目の前の市民球場のある山の中腹から曲導が昇り、花火が開いた。見晴らしの良い田んぼの辺りは20名に満たない人々がが真っ暗な中、パラパラと離れて花火を見ていた。
▲開ききる頃に次弾が昇はじめる。割とテンポが早い。
▲錦冠の先彩色
▲八方
▲八方芯入の彩色菊
▲ん、この色は新潟煙火さん?
▲大きめな小割
▲カラフルな扇も
▲涼しげな色合い
▲スライド変化
▲この曲導が開くまで待てばよかったんだよな
▲先ほどの曲導の先がこの千輪
▲ザラが思ったよりバリエーションあるのね
▲長岡でも見た記憶のある八方
▲スライド芯の炭火
▲終盤の錦冠の連打
例年の打ち上げ担当は、新潟煙火工業、安藤煙火店、嘉瀬煙火工業とのこと。
確かに20日ほど前に見た小泉さんの千輪と分かったし、長岡などで見たことのある花火とかも上がっていた。
花火は15分ちょっとで終了。
終了後、会場近くまで行っていたであろう車で移動していた人達の車がたくさん山を下ってきた。みなさん、結構近くまで行っていたのね。
再びコミュニティバスに乗って駅へ戻り、帰途に就いた。、
▲〆はフェニックスでした。