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地震と地すべりと

2012-03-14 21:54:00 | 雑事つれづれ

▲五島・福江島 高浜ビーチ。魚藍観音からの展望

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 緊急地震速報とほぼ同時に揺れが来た。まぁ、緊急地震速報より早くない限りは大した揺れじゃないから落ち着いてやり過ごしたけれどね(震度3)。
 毎度のことだが、家の耐震対策をしていれば震度5強ぐらいは問題ない。もちろん家具の揺れ対策をもしたうえでの話である。


 新潟県の地すべり。
 あの板倉地区ってなんだか記憶に引っかかるなぁて思ったら、やはり地滑りが頻繁に起きるところだった。
 新潟県の昔話で、地すべり止めに坊さんが人柱として地中に埋められたという話があるのだが、その地域があの辺りだった。昭和初期に地中から瓶が出てきて、そこから人骨が出たという実話。時期的にもその伝説の年代に合致するらしい。
 ちなみに板倉地区には日本初の本格的「地すべり資料館」がある。もう20年ぐらい前に取材に行こうかと思って調べたことがある(公共交通機関のアクセスが悪くて断念)。
 →地すべり資料館のHP
 →こちらは個人の訪問記ですが、よく分かります

 今回の地すべりも雪解け水が原因と言われているが、それはすなわち、新潟県はかなりの部分が地すべり警戒地域であるということである。
 春山に入ると、道や畑が崩れていることは日常茶飯事だもの(したがって、春山歩きに長靴は必須である)。それが人家に影響なければ、そのままそこに新たに草が生えて植物のサイクルが更新されることになる。

 久々に地すべりのことを調べていて、ちょっとした個人的発見。
 新潟の糸魚川市の酒蔵に「月不見(つきみず)の池」という銘柄を出しているところがある。なんとなくその名称にロマンチズムを感じていてたのだが、この「月不見の池」は大規模地滑りによって誕生したとのこと。
 純米酒は辛口ながらもふくらみのあるおいしいお酒です→http://www.tsukimizunoike.com/


▲五島・若松島の海 とにかく五島の海は透明度が高い


▲五島 おそらく漁生浦橋(りょうぜがうらはし)。若松島と漁生浦島を結ぶ


▲五島 漁生浦島と有福島を結ぶ道路は防波堤も兼ねている。奥が外海・東シナ海、手前は3つの島に囲まれた穏やかな内海。


▲五島 有福島へ向かう。いくら右側は内海とはいえ、大潮とか台風とかが来たら波をかぶりそうな道路である。右奥に見えるのは日島(ひのしま)で、そこまで車で行ける


五島に行ってきました

2012-03-11 20:31:00 | お出かけ

▲中通島の海。きれいだ~

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 先週末、九州の五島列島に出張に行ってきた。
 行く前からバタバタし、帰ってからもバタバタバタバタしていたので、すっかり書き込みが遅くなってしった。

 トラブルアリの、絶景アリの、美味しいものアリのお仕事である。



 まずはトラブル。
 出発日の早朝、いきなり駅でこけた。階段を踏み外して足の甲で着地。明らかに足を捻る。少々痛みはあり、足を引きずってはいるものの、「立てる」「歩ける」でお仕事続行。今回は後輩も同行しているので、その指導も役割もあったもので…。
 この右足、何度もこんなことをしているが、「最後の一線」を越えないので、病院には行かずじまい。さすがに初日のお風呂ではぷっくぷくに膨らんでいてあわてた(でも何もしない)。

 さて、長崎は雨だった。
 空港からフェリーターミナルへ直行。そこから高速船に乗ってまずは福江島へ。どんより垂れてくる雲が残念な限り。
 そんな状態でも青い海を見せてくれる五島の海って、晴れた時の美的破壊力はものすごいのだろうな。
 五島は椿の島。「東の(伊豆)大島、西の五島」なんだそうだ。最近は教会建築でも注目を集めている。今回の五島行でもいくつか見てきた。


▲青砂ヶ浦教会(重要文化財)@中通島


▲福江島の国道沿いのマリア像

 翌朝は、高速船で中通島へ。昨日とはうって変わっての好天だが、風が結構吹いているこの風で、チャーター船で行く無人島・野崎島へ行けなくなってしまった。残念。
 中通島から若松島、漁生浦島、有明島、日島とめぐり、中通島に戻りる。島と名前がついているが、すべて橋や防波堤道路で結ばれている(この防波堤道路、波が高かったら通行止めなのだろうか…)。


▲漁生浦島~有明島の防波堤道路。向こう側は外海、東シナ海である。ここを走ってみると、波の高低も気になるが、大潮とかで水浸しになりそうな感じだった。


 青空の下の五島の海は美しく、なんでもない車窓に映る絶景を楽しんだ。
 そして、島の先端からチャーター船で小値賀島へ。朝の風はさらに威力を増し、ちょっとしたジェットコースター並みの楽しさ。

 小値賀島はおもてなしの島として売出し中。
 昔ながらの家並みが残り、古民家を活用したレストランや宿泊施設があり、人気だそうだ。
 島には何にも無いように思えるが、豊かな自然や文化が十分にあります。小値賀島産の食材だけでの夕食の見事だったこと!

 夜、旅館が揺れるほどの風の音を聞きながら、明日帰れるのかなってちょっと楽しくなってきた(帰りたくない病)。
 翌朝は残念ながら(?)風が止んでしまった。島内観光をして東京に戻った。


 実は今回の五島行はグルメツアーの取材。おいしいものたっぷりである。

▲クロ(メジナ)の刺し身@福江島


▲ブリの刺し身@福江島


▲はっさくとイチゴのゼリー寄せ@福江島
 島のあちこちで見かけて黄色い大きな柑橘類ははっさくだったのかな。


▲五島牛の陶板焼き@中通島。魚ばかりではない、牛もうまい。


▲五島うどん地獄焚き@中通島。日本三大うどんの一つ言われる五島うどん。椿油をつけて引き伸ばし、あご(トビウオ)だしでいただく。かまたま風もうまい。


▲鯨の湯引きとフカ(サメ)の酢味噌和え@中通島。フカは軟骨ごと食べられる。中通島に限らず、五島は捕鯨基地がいくつもあった。「鯨1匹は七浦潤す」といわれていた。


▲クロ、サワラ、水イカ(アオリイカ)の刺し身@小値賀島。すべて小値賀近海でとれたての魚。



PS.長崎空港では黒いスーツ軍団に取り囲まれました。楽天の選手が長崎で試合をしていたそうです。