▲2012年GW小千谷の春。奥までずっとカタクリの花畑。
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GW後半、小千谷に帰省していた。
天気予報通りのほとんど雨・曇天で、それでも3日目には西の方の山へお出かけ。登り口のカタクリは既にお疲れモードで、あれ、来るの遅かったかな~って焦る。しかしそれはちょっと違っていた。
今年の大雪は山の春をも狂わしており、4月になっても降っていた雪は残雪となって地面を冷やしていた。しかし、木々は4月下旬の陽気に当てられて一気に芽吹きが進んだようで、その結果4月下旬(すなわちGW前半)には雪を抱きつつ満開となる桜という稀有な状況が出現した(実物は見ていないけれど…)。
しかし、まだ残雪残る個所では全く芽吹きが遅れ、山全体の花時マップが非常に複雑なまだら模様と化していた。
日当たりが良いところ、斜面で雪が早くに滑り落ちた所の花々は例年相当の花の進み具合となり、いまだ残雪残るところは芽吹きもまだという状況。それでも日当たりの良いところでコシノコバイモが出ていなかったのは、やはり基本的には低温だったからだろう。
私のいつもの観察フィールドでも残雪が多くほとんど花は見られなかった。
▲2012年GW小千谷の春。ツートンカラーの花弁が珍しい。
この山では過去に白いカタクリを見たことがあるが、今回はこういったツートンカラーの花弁や(花弁が重なっているわけではない)、緑のカタクリを目撃。どうやら病気にかかって緑になっているようだ。非常に目立つところに目立たないように(花まで緑だと保護色となる)咲いていたが、不心得者に引っこ抜かれないことを願いたい。
もっとも、この山に登るのは地元の人がほとんどで、この時期の目的は花ではなく山菜という人がほとんどであるから大丈夫かなぁ。
いやぁ、今年も大勢の山菜採りに出会いましたよ。トラロープで体を固定して山ウド取りをしている叔父さんにも遭遇。傍らにはおいしそうな山ウドが山盛りだった。
▲2012年GW小千谷の春。カタクリ導く山道。
今日も、朝からお日様がピカピカだったので別の山へ向かったのだが、山頂到着後30分もしないうちに雷と雨と風が急襲してきたので転げ落ちるように撤退した。下に降りたらまた日が照って来てちょっとがっかりしたが、その1時間後にはまた嵐となった。
猫の目のような天気である。
さて、明日からお仕事だが、ちゃんと社会復帰できるのだろうか…。