針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

針はお酒がお好き!。

2006-12-27 19:07:01 | お酒

 

千里鶯啼緑映紅。水村山郭酒旗風。南朝四百八十寺。多少楼台煙雨中。(江南の春・杜牧)

何とも酒飲みにはいい響きだ。酒を呑んでいて、こんな風景の中で呑んでたら、幸せに尽きるぞ。

 

    杜牧

ところで、酒屋には勧盤(かんばん)がある。あの看板娘の看板ではないのよ。勧盤と言うのは
「その店のお勧め」という意味である。以前は得意料理を意味していたものではありますが、ちょっと時代が下がると、その店の「お勧めの酒」を意味するものとなった。
中国は宋の時代、「三侠五義」の一節。陥空島の錦毛鼠(きんもうそ)の白玉堂が酒屋に立ち寄った際頼んだ酒。「こんな酒は駄目だ。お前には娘がいるだろう。その娘が産まれた時に仕込んだ酒があるだろう。それを甕(かめ)で持ってこい。」というのが出てくる。「勧盤を持って来い。」。当然ちょっとお高い。でも侠客はお金持ちなのだ。悪い奴を懲らしめて頂いたお金を持っているからね。(もしかして、これがカツアゲの語源じゃないだろうね。そうだとしたら、それはとんでもない間違いだ。)

そもそも中国では、女の子は12、3歳位で嫁に出す。というより、要は買われるのだ。(それが結納金の始まりなのだよ)。
で女の子が産まれた時に老酒(紹興酒)を甕に仕込んで土に埋めるのだ。 嫁入りの時に出して振舞うのだが、丁度、その年月が12イヤーズオールド。ん?、何処かで聞いた言葉だね。
12,3年仕込んだ、甕を開けると、茶色というよりは少し緑がかった色の老酒が出来るのだ。
うーん、美味そう!。どう?こういう話を聞くと無性に呑みたくならない?。



老酒にはやはり、中国料理だね、たまには、よく働いて、小金を稼いだら、お決まりのラーメン餃子、チャーハンではなく、(私は好きだからついついこれを頼んじゃうけど)ちょっと、贅沢だけど、違う料理で老酒を飲みたいもので御座る。

酒を飲める事は料理を倍美味しくさせるものであるね。私はフレンチの時はワインを飲みながらフランス人、中華の時は老酒飲みながら中国人、イタ飯の時はイタリア人になりまする。あはは!。

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ヒマネタ、五獣の拳の事。

2006-12-27 18:24:21 | 武道・拳法の話

 たなごっち先生は将棋の先生とは偽りの名。実は五獣の拳の使い手であった。こりゃまたビックリ。将棋の駒は実は暗器(毒を塗った手裏剣みたいな物の総称)だったのだ。 



 五獣の拳は昔、魏・呉・蜀の三国時代の華陀と言う人が編み出した体操・五禽の戯を基に作り出された拳術でありまする。

 蜀の武将、漢の寿亭候、関羽(横浜に行くと、関帝廟があるでしょ。あの御本尊だよ。)が肘に矢傷を受けた時に、治療したのが華陀という医者で、華陀が治療の為、手足を縛ろうとするとそれを押しとめて、傷口を切り開き、毒に侵された骨をゴリゴリと削り治療させた。その間、身じろぎもしなかった。見ている側近の者の方が気分が悪く成る程だったそうな。 関羽がは何事も無かった如く、「先生のような名医にはお会いした事がありません」と言うと、華陀が、「私は、貴殿の様な患者は見た事がありません。そうするとさしずめ、名患者と言う訳ですな」。そう!。これで名医と名患者という言葉が生まれましたぞな。

   
   虎勢戯      熊勢戯     鹿勢戯

 
     猿勢戯    鳥勢戯

 話は脱線しましたが。この五禽之戯・虎、鹿、熊、猿、鳥を基に明代になり白玉峯(秋月禅師)によって更に研究され、より実践的な少林五拳を考案した。龍拳、虎拳、豹拳、蛇拳、鶴拳だ。  その後、嵩山少林寺が清朝によって焼き討ちされ拳士が各地へちらばり南派少林寺となるのである。でも南派少林寺は伝説のものだよ。  

 南派で有名な者には少林三雄の方世玉(ファンシーユー)と虎鶴双形・少林八傑の洪熙官(ハンシークヮン)がいる。よく映画にも出てくるね。もっと余談だけど、洪熙官の弟子の鉄橋三の型を見ると、空手のナイファンチ立ち(鉄騎)によく似ている。南派・白鶴門拳の伝書が沖縄「武備志」に伝わったものなのか詳しくは、松田隆智先生の「少林拳と太極拳」を読んでね。  ごっち先生のアイコン観音菩薩の化身、緊那羅王みたいなお顔だね。バスを持っているお顔とは別人みたいだ。今度、山にある棍(コン、棒の事)を持たせてみるか。                                   

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私は漢詩は好きですが

2006-12-27 08:20:02 | 漢詩・古典・エトセトラ

 

以前香港の洪さんにも言ったことがありますが、私は中国の古典が好きで未だに、愛読して御座るが、今の共産党支配の中国は大嫌いです。賄賂、汚職は当たり前。
今の中国は抗日の流れになっていますが、よく日本の事をイチャモンつけてきますが、今の共産党支配の移行時(革命時)に人民裁判と称して、「あいつは地主階級だ!。」と一人の農民が叫べば、その家の家族は一列に並ばされ、即その場で銃殺。それによって南京以上の人々が葬りさられた事実があります。(蒋介石はそれによって台湾に逃げたのですが)。(赤い故郷を捨てた人々・・・忌まわしいので捨ててしまいました。)
あ、まだあった。
また今の人民公社、有名ホテルとかの就職は優先的に党の幹部の子女が取ってしまうのです。
以前観光でホテルで会食の時、蟻がたかっていたので取り替えるように頼んだら、ナプキンでパツ、パッっと払って、ドンとテーブルに置いてふくれっ面して行ってしまった。というようにお客に対する教育と言うより基本的な事が身についていないとです。それに賄賂の国家。

「烏合の衆」という言葉が生まれた国だけあって、サッカーの時もそうだったでしょ?。私たち日本人があちらの人間だったら共産党の教育なんてチャンチャラおかしくて、シラケテしまって、その程度で感化されませんし、あんなマナーの悪い事はしませんよね。誰かが言っておられましたが、民度が低いのですね。

>何から何まで兎角規模がでかい。今迄の王朝が武力で鎮圧していたから「烏合の衆」を押えられて来れたのです。会社でも喧嘩ごしでしゃべらないと言うことを聞かない。まあガラが悪いですね。今の共産党の国家ももう箍が外れかかっているとです。他所の国の悪口を言って自分たちのまずい所を隠しているんですねえ。北京オリンピックも失敗すると面白いかもしれません。

私が本の中で遊んでいるのは「清」以前の時代。
好きな本は、三国志。三侠五義。聊斎志異。史記。十八史略。諸子百家。李白、王維、杜牧の漢詩だね。
確かに賄賂は昔からあったが、もっと学ぶものがあったね。ちなみに私の根本は「天下に水よりも柔弱なるものはなし」の老子です。(決して爺さんという意味ではありませんぞ)。
日本の神様は神道。(祖霊だからです)。人としてのあり方は仏教。思想は道教です。だから選挙の時は五斗米教!、そういって、お断りいたします。

まあ徒然なるままにお喋りしました。

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