今日(8日)は、いよいよ本番だぜ。でも、針は声は潰れて出ないし、体は既にガタガタ。(もう言ったか。あはは)。でも針もまだまだ若いのよ!。何とはなしに「声」が戻っている。声ががらがらだと、所謂、「ドス」が利いているので、ちょっと、あの方達っぽくなっちゃうのよね。だからと言って針は「読書人」ですからね。品位が許さない。(爆)
今回の仕切りは初音町会。八百屋の○島君、畳屋の白○君だ。彼等は学校こそ違うが、同級生なんだよ。実は塾で一緒だったんだ。
祭りの前日まで、乗り気じゃないような事言ってたけど、ナンダナンダ、結構担ぎ手が集まったじゃん。それよりももっと吃驚なのは、今年は凄い数だ。いつもは針達も何だかんだ言って担いでいられるんだけど、今回は最初から最後まで入れなかったよ。
大西の頭が顔を合わせて、「針さん、これは飯五の功績は大ですねえ」なんて言ってくれる。嬉しくなっちゃうねー。話の中でここまでくるのに10年掛かったんだってさ。神主のみっちゃん、大西の頭、飯五の面々から始まったんだ。
話しは変わって江戸の町火消しには「いろは」に始まる組がありますが、ここの所はゑ組だ。隣の芝には喧嘩で有名になった「め組」があります。実際、今も会社があるんですよ。その会合では全国から頭が集まってくるんだそうだが、やはり、江戸の町火消しが権力を持っているそうな。・・・と言う事を聞いた事があります。
野田岩の親爺さん、高齢なのも何のその!。今日も最初から宮神輿を担いでいる。
神輿はこうでなきゃー!。とっかえひっかえ元気のいいのが入ってくるんで、神輿の勢いが衰えない。どんどん、声もでかくなって、最高の盛り上がり方だ。森元の神輿なんか、人が多くて他の町会が入れない位。今回気が付いたんだけど、うちらの小さいお神輿でも、結構盛り上がるって事だ。大きいばかりが能じゃないのよね。
もう神社が間近だ。そうなると終わりたくないもんで一向に進まないぞ。
元気がいいと、担ぎ手も痛くないし、力が出る。声もでかくなる。担いでいて気持ちがいいから、毎年来るようになる。
針達役員も担ぎ終わった若い連中には必ず「おい、とってもいい担ぎだったぞ!」「来年も頼むぞ!。」と言って褒めるのだ。今回も若いお姉ちゃんが鼻棒に入って男勝りの担ぎをしていたけど、褒めるととっても嬉しそうだ。
多少不良っぽい奴でも褒めると目をキラキラさせて、嬉しそう。今若い連中で孤独な子が大勢いるけど、一度神輿を担ぎにこいや。世界観がかわること間違いない。
秋葉原でとんでも無い事した奴だって、街の温かい輪にはいれば、あんな事しなかったかもしれないよ。神輿を担いだ後の顔は、もやもやが吹っ飛んだ実に清々しい顔をしている。
宮司のみっちゃん、かみさんもとっても嬉しそうだ。みっちゃんは何かと飯五にくるのだ。飯五は心の拠り所となっているのだ。町会長初め、飯五の面々も各々自分の分担を心がけている。皆、率先して、役割を果たして行く。実に生き生きしているだろう?。
麻布十番からも遊びにくるよ。去年は十番稲荷の神主も見学にきたのよ。危機感なのか、それとも参考にしたいのか。神輿の根本は掛け声だと気が付かないと、成功しないよね。
港区議会の結城(自)、山本(民)の両議員も並んで神輿を担いでいる。こういうのを「呉越同舟」っていうんだね。井筒議員の奥様もずーっと担いでいたぞ。元気一杯だ。
可愛い小町娘共も立派に担いでいる。下手すると男衆より担ぎ方が巧いかもね。
あ~あ、もう今年の神輿,終わっちゃったのか~!。来年まで待ち遠しいよ。