先日、安保法案が可決されましたけど、私的には、どっちが正しいと答えが出ていません。戦争と言うものは、こちらの意思とは無関係に起きる時は起きてしまうからです。
今の安保はご存知、中国の「えげつない」程の、海外進出を念頭に置いています。私は中学生の頃から中国文学に勤しんできましたが。最初の頃は、論語とか老子、荘子等、諸子百家を見るにつけ、「優れた書物」と思って好きになりましたが、実態を見るとそんな綺麗なものではありませんでした。
中国という国土、人民という物をもっと良く理解しないといけません。今の中国は秦、とか戦国時代の考えと全く変わっていません。秦の考え方は他の領土を取れば自国が裕福になる」というものです。
これは今の中国に照らし合わせると、全く変わっていないと思います。それは中国と言う国は、領土が大きい、人民が多いので、勝ち抜き競争が厳しいんですね。だから、人よりいい生活を得る為には、「人を騙しても」「人を陥れても」という物が絶えず根底に流れているわけです。
よく、日本の戦と中国の戦を比較されますが、「日本は名乗りを挙げる」「正々堂々」と戦う。一方中国は「和睦をするにあたっても、引くと見せかけて翻して相手の油断に乗じても攻撃を仕掛ける」なんて事は日常茶飯事です。
これをこの安保法案に合わせてみると、中国と言う国は、日本が軍隊を持つとすると、以前漁船が海上保安庁の船に体当たりして来た時の事を思い出して頂きたいのだが、自分で当たってきているのに、正当性は中国にあるなんて平気で言ってきます。
日本がそれに応戦しようものならそれを「待ってました」とばかりに、戦を仕掛けてくるだろう。いざとなったら、戦争なんて簡単に起きてしまいます。日本人は平和呆けしているといわれますが、「戦争は駄目だ!」という自分だけの理論は相手が馬鹿だと通用しません。
「当時尖閣諸島を国土化して良かったと思う」。」あのままにしていたら、今頃、南沙諸島のように、飛行場作られて、空母が平気で往来する、忌忌しき事態になっていただろう。
今一番危惧している事は、軍隊を持つと中国がいらぬ「ちょっかい」をしてくると言うことです。いくらこちらがインテリジェンスを持っていても、相手が馬鹿だと話になりません。
以前、社民党だったか、「北朝鮮」は拉致なんか絶対にしないと言い張っていましたが、これだって、自分に照らし合わせて、理論を述べているだけ。だから「平和呆け」って言われるんですね。結果は何百人も拉致されていたじゃないですか。
今後中国がちょっかいをしてきても、絶対に取り合わない事です。「国際世論に訴える」「国連でももっと外務省は事勿れ主義でなく、きつく追及する位の事をしてもいいんじゃないか」。でも、戦争になってしまえば、「行きたくない」とか「戦争は駄目だ」なんて言っている暇はないです。これも根底では「油断をしないでおく」ことも、忘れないようにしないとね。