嘗てはこのインターバルタイマーはカメラの改造と同様、キャノンのカメラ用しかなかった。カメラに関して、当時はニコンのレンズ(日本工学)が世界一を誇っていました。それ故、世間との対応が遅かった。当時、日本の一眼カメラで匹敵するのが東京光学の「トプコン」でしたでね。トプコンはポートレイト等で、温かみのある画像が撮れる為に、人気がありました。一方ニコンは解像度の高さから、ニュース等新聞記者に愛されていましたね。トプコンに比べると画像がシャープ過ぎるのか冷たいという人もいたね。
暫くしてニコンの社員だった方が独立してキャノンを立ち上げたのですが(と聞いています)、ニコンより安価で大衆向けであったような気がします。ニコンは高価だから大事に使う。キャノンは安価な分だけ(でもないか?)ガンガン使う。そんな立ち位置ね。だからこのインターバルタイマーにおいてもニコンはなかなか開発してくれないイメージが定着したような気がします。(これは私の偏見です)
逆にレンズで、一つ例を挙げますと、ニコンの58mm「ノクトニッコール」(夜景用)非球面レンズについて挙げますと、ニコンはレンズ自体の研磨によって、作られていますが、キャノンはそれをコーティングの厚さよって、作られたと聞いています。ニコンはこだわりが強かったのか。
夜間撮影ではディスプレイが見えないと駄目。針外しが天体から引っ込んでいる時間に、結構カメラの分野も発展したんだね。今は浦島太郎状態です。
その為、天体写真の世界も全くといって変わってしまったぞ。で、天体写真は暗い中で、光の乏しい星雲星団を撮影するので、シャッターモードを「バルブ」(開放)で撮りますが、前にも言ったように、何枚も、同じ写真を撮って画像を重ねます。その為、撮影をスタートさせて、決まった露光時間(4分とか)を取ったらシャッターを閉じて、インターバルタイムをおいて再びバルブ撮影します。それを何回か繰り返す
訳です。で撮影で重要な働きをする、デジタルレリーズの話ね。私の持っているカメラ、ニコンのD80.この時のカメラはD2ノ口のタイプ。インターバル付きのレリーズが付きません。
もし、このD80の赤外線カットフィルターの改造頼んでいたらデジタルレリーズが使えなくて大変な事になる処でした。(冷汗)
針外しの購入したのがPhotlex 社の物、「日本語訳使用説明書あり」とあったが、英語版のしかなかった。元売りに聞いてpdfファイルをダウンロードしたらある程度把握出来たが、説明がなってない。設定の仕方がよく説明されていない。よくある話だが、こういった説明書は、製作者が、自分は分かっているからか、購入者の目線で説明出来た居ない物が大半だ。結局勘で設定が出来た。こういう時は一つ例題を挙げて、順を追って説明すれば受け手も飲み込み易いというもんだ。
ボディーの右にある半円がスイッチね。(左はディスプレーの照明ね)すると画面の左上にあるDELAYの下にバーが表れます。設定は「00は時間なし」時間を入れたいときは上下のダイヤル(円形)で設定したら真ん中の決定を押すと設定完了です。次の露光時間はダイヤルの右を押して移行します。
Delayは、「DELAY」ではタイマー撮影を開始させてから1枚目が撮影されるまでの時間を設定できます。Longは露光時間、Intvlは撮影と撮影の間の時間、Nはインターバルの回数です。
いずれも、バーを各箇所に持って行って時間を設定したら、決定を押して完了です。
スタートする時間迄ちょっと、置きたい場合は、Delayの処にバーを持って行き、時間を入れるのですが、間違っても、01なんて入れると、1時間後から撮影が始まる事になります。
折角撮影器具を組み立ててスタンバっても、やってみたら、撮影が始まらないで右往左往するなんて事になったら、何の意味もありません。このタイマーに限らずに、赤道儀、カメラ内の設定、タイマーの習熟が大事です。何回も何回も体で覚えて、流れが自然と出来るようにすることがとても大事ですね。