前々から諱という字はどういう意味なのか分からないまま、ずっとほったらかしにしていました。
諱という漢字は、日本語において「いむ」と訓ぜられるように、本来は口に出すことがはばかられることを意味するものです。
この漢字は、古代に貴人や死者を本名で呼ぶことを避ける習慣があったことから、転じて人の実名・本名のことを指すようになった。本来、名前の表記は生前であれば「名」、死後は「諱」と呼んで区別するが、のちになって生前に遡り諱と表現するなど、混同が見られるようになった。
諱と対照して普段人を呼ぶときに使う名称を「字」といい、時代が下ると多くの人々が諱と字を持つようになった。
諱で呼びかけることは親や主君などのみに許され、それ以外の人間が行った場合は極めて無礼であると考えられた。
ここで、孔明軍師を例に取ると諸葛 孔明(しょかつ こうめい、 ジューガー?、紀元181年-234年8月末)は、後漢末期から三国時代の蜀漢の政治家・武将(軍師)。亮は諱で字は孔明(中国語で読むとイメージが狂っちゃうね)司隷校尉。諸葛豊の子孫。泰山郡丞・諸葛珪の子。諡(おくりな)は忠武侯。蜀漢の建国者である劉備の創業を助け、その子の劉禅の丞相としてよく補佐した。伏龍、臥龍とも呼ばれる。今も成都や南陽には諸葛亮を祀る武侯祠があります。
だから諸葛孔明と言ってもよいが、諸葛亮と言ってはいけないのですね(多分)。で、諡(おくりな)は主に帝王・相国などの貴人の死後に奉る、生前の事績への評価に基づく名のことである。「諡」の訓読み「おくりな」は「贈り名」を意味するものであります。
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