昨年に引き続き、中国大陸からねおすの北海道各地の自然学校の視察団がやってきました。 総勢14名。 ネイチャーガイド、すでに経営をしている人、これから始めたい人、教育型農場と自然教育をつなげたい農場主、、自然保護区のレンジャーなど・・・、昨年は学校の先生が多かったのですが、今年は民間人を中心に多彩です。
黒松内ぶなの森自然学校で2泊、大沼ふるさとの森自然学校・流山牧場で一泊、登別フォレスト鉱山で一泊、いぶり自然学校、そして大雪山自然学校と回る6泊7日の視察体験ツアーです。 私も今の各現場を回れるのでとても楽しみです。
まずは、当地、黒松内に10月14、15日と2泊滞在からスタートです。 森のガイドと寿都方面のミニエコツアーを体験してもらいました。 レクチャーはねおす全体の説明やぶな森の活動を紹介。 夜の懇親会は、多少、お酒を飲む人たちなので、いろいろと中国国内のことも含め意見交換が進みます。 現在中国では、JICAの補助を頂いて、全国各地で自然学校のネットワーキング会議を開催しており、急速に中国国内の自然体験型環境教育を実践する団体・個人が広がっています。
報道で接する中国社会はステレオタイプであつ一方方向からしか見ていません。 中国草の根市民社会は、自然環境分野のみならず、日本のNPO活動のようにさまざまな分野で広がっています。自然・環境に対しても私たちと同じ思いをもって活動する人々が大勢います。人口比から言えば、日本の14倍はいるといってもさしつかえないとも感じています。 中国は大国です。世界に与える影響も多大です。環境や自然保護保全に一般国民が関心を高めることが、中国の環境問題を解決してゆく土台となります。 しかし、 国家体制が異なるので、従事する人々は、ややもするとと、言うよりか、ほんとうに日本のNPO活動よりも身体を張っているという真剣さが感じられます。
この1週間の視察ツアーは、ねおす、あるいはねおすから派生した各現場を見て回れるので、私にとってもとても楽しみです。