二日間上海郊外のネット環境のないところにいました。 只今、市街地のホテルに着・・・。 疲れたなあ・・。やっぱり。 当初はもう一週間あり私は途中より合流したのですが、先発の三人(森さん、梅崎さん、Fancy)は2週間の旅。なんでも往復20Kmの自然保護区の山中トレッキング、それも雨にあたった旅程もあったそうで、私が参加していたら、確実に体力的に持たなかったな。
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上海市街地から車で小一時間郊外に出た大千庄意示園の会場に30名を超える人が集まりました。ここは湿地帯の中にある宿泊ロッジが併設の自然遊園でした。 私は日本の自然学校・自然体験型環境教育の今、歴史について、ねおすや黒松内ぶなの森自然学校の活動について報告させてもらいました。 参加者はすでに自然教育の実践活動をしている人が多く、事例発表もかなり具体的で質問の運営に関わる課題がいくつもだされました。
参加者負担、日本円にして3000円位のワンデイプログラムから2、3万円の宿泊体験活動まで、農業体験、キャンプ活動、竹を材料に子ども達と大きな基地(天空のラピュタをイメージ)づくりなど多彩な報告がありました。 2010年位に設立された団体が多くあるようで、急速に中国で自然教育・自然学校の動きが始まっています。
日本の私たちの参加料について、「安いね」という感想も出るほどです。 都市部での物価は、交通機関などはとても安いですが、消費財や食費については日本に比べて多少安いという程度です。人口の一割は億万長者と言われる社会で、格差は広がっているが中間裕福層も急速に増えている社会ですから、参加者負担によって運営を成り立たせる自然学校が数多く設立される可能性はとても高いと言えます。
一方では、同じ組織内で作られたプログラムに対して、作った人に毎回使用料を払っているという、日本ゆではちょっと信じられないような著作権問題もありました。活動を悪意に真似、利用されることに対しての心配は強いようです。
ここに集う人々は、公正・公平が行動理念そして、態度にも現れており協働ネットワークの意識は高いです。今後はいかにして、明確に自然体験活動・自然学校のネットワークを立ち上げるか、そのうえで共通の理念をより多くの人、団体と共有してゆけるかが鍵でしょう。
このプロジェクトリーダーでもある市民ネットワークの代表のYanYan先生を北海道に招いて中国市民社会についての座談会を札幌で10月に予定しています。 この案内は帰国後にアップします。
中国で一番古い独立系の新聞に取材されましたので、ねおすのことが中国の新聞に載るようです。
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