高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ネットワーク会議一日目

2013-09-14 15:11:19 | いろいろシゴト

明るくなり植物園の一部がわかってきました。 すべてが原生というよりも人の手をいれて来た青空熱帯植物園です。温室のなかでしか熱帯の植物を見たことがない私ですから、擬似的な面はあっても大きな葉っぱや太い蔦のある森はジャングルそのものです。 1.5Km先に原生に近い森もあるようなのですが、インドア会議が夜中まで続く予定です。

滞在型の研究者が数多くいるようです。レジデンスタイプの住居区や研究棟も素敵な佇まいを見せています。

さて、開会はプロジェクトリーダーの駒沢大学のやんやん先生(NGO日中市民ネットワーク代表)のご挨拶。

中国はこれまで政府が中心であった 持続可能な地域社会には民間の拠点が求められている。

拠点づくり その拠点を通じて、地域住民が関わる環境をつくりたい・

日本モデルはあくまでも参考であり、中国の地域社会づくりには海外の事例を学ぶ必要がある。

日本の自然学校は紹介するが、中国の自然学校はみんなで考えましょう。

ネットワークを作ることが大切

体験式を勧めたい 心の変化を推進する  行動の変化を実現させてゆく

人、ネットワーク、知識・知恵が絡み合って動く 

5人の研修生を2014年、2015年で2ヶ月研修生を各2ヶ月間受け入れる 

人を育てる → NETWORKをつくる

2015年までの3年プロジェクト 

人 自然学校の最大の資源であり魂である。

保護区型の自然学校のあり方を考えるためにも、今回はここを会場にした趣旨の話がありました。 

***

今回の中国自然学校ネットワークは、昨秋、私も参加し日本の自然学校を紹介した自然学習のネットワーク会議(成都、北京)を発展的にしたもので、NGO日中市民ネットワークが中間支援しJICA等が資金支援をしています。前回の集まりが中国の自然体験型環境教育のネットワーキングの始まり、ZORO回であれば、今回が第1回と位置づけられ、「自然学校の設立・運営」をテーマにしています。世界でも有数な研究植物園である中国科学院付属熱帯植物園の会議室を利用させてもらっています。

日本の自然学校といっても、その経営形態はすでに多様です。公的機関が運営するものから、よりビジネス的に体験観光、社会教育や地域活動に傾注するものまで多様です。 今回、中国で設立支援推進をするのは、地域に立脚した自然学校であり、中国の社会課題(これがどのようなものか、私にはまだよくわかりませんが)の解決にもつながるような活動をするNPO・NGO型の自然学校です。地域内連携、地域内外連携も生み出すネットワークコアでもあります。今年から3年間はそのコア人材育成の支援をします。日本へも招聘し研修を行い、最終的には5箇所程度に自然学校を立ち上げます。

参加者は、複数の保護区の管理官やスタッフ、すでに小さな自然教室を始めている人、野鳥の会、メディア関係の仕事をしている人、自然保護NGOなど24、5名です。

 日本型のノウハウをそのまま中国の社会情勢に当てはめることができません。 日本にある自然学校のしくみに興味を持って頂き、いいところは真似してもらう、そして中国版地域立脚型の自然学校が生まれてくることを期待しています。

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