忘備録 190325 (NPO子どもとメディア 通信Vol.38より)
「世の中は安心できる」という「根拠なき安心感=アッタチメント」を乳幼児時期に養うことが子どもの発達には必要である。
この根拠のない安心感が崩れた時に、そのことがトラウマになる。
子どもが家族や仲間の中で安全に守られて育つことで、本来哺乳類が持っている「危険の予感」への自動的な反応をコントロールする能力を発達させる。「基本的には人は信用していい! 社会は安全だ!」と思えることで家族や仲間をアタッチメントとして、人間が作った巨大で複雑な社会の中でも安定的に暮らせるようになる。
根拠なき安全感を形成するには、家族機能が不十分だとアタッチメント不全になり、トラウマに脆弱で良好な人間関係を作るのが難しくなる。
アタッチメントの発達には、母親だけでない周囲との温かな交流が必要です。今、電子映像メディアに子守を任せたり、大人がスマホに夢中だったりすると、アッタチメントの形成に影響がでる可能性がある。
2013の厚労省の調査でネット依存の中高生は約52万人、 5年後には90万人と倍増した。
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生身の人間と向き合い、表情の変化、口調、身振りなどの非言語コミュニケーションを頻繁に行うことによって、アタッチメントが育まれる。
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