青少年のネット依存症が精神疾患とされた。 ネット依存障害と診断される青少年は90万人を越えていて、ここ数年で倍増した調査報告も厚労省から出ている。幼児期からもタブレットを与えられ、スマホの普及率も小学生までに増大している。これまでは机上のパソコンでしかできなかったゲームもモバイルの小型端末でそれこそ気軽に見れて、ゲームも解像度高く画像動作も速いものとなった、ましては5Gとかの高速通信も間近に解禁される・・・。
そのかたや、四六時中スマホやタブレット機器を手元から離せず、昼夜逆行の生活を送り、生活が通常にできない子どもたちが急増しているのだ。ゲームには射幸性もあり、大人が作る、子どもをはまり込ませる、くるわせてしまうようなソフトが次々と市場に現れる。実に罪なことだ・・・・。
ネット依存症は、社会問題化し、解決すべき喫緊の課題として急浮上しているのだ。
森林療法でここ数年、お付き合いを頂いている精神科医のTS先生からの要請照会もあり、デジタルデドックス(ネット依存症対策キャンプ)ができないものかと資料をあつめていたところ、すでに文部科学省でもこの問題に注目をしていて、平成26年度から国立の宿泊体験施設において、「ネット依存対策推進事業」と称して、自然体験型のモデルキャンプを実施していたことを知った。この問題に特化して取り組むNPOも存在している。
このキャンプは、私たち野外教育や自然体験型環境教育のキャンプの専門家だけでは対処できないだろう。精神科医や療法士などの医療従事者、子どもの対応に優れた精神保健、ソーシャルワーカーともチームを組む必要があろうかと思う。 さらに、実際に参加者の子ども達と活動、生活を共にする若者(野外教育ではリーダーやカウンセラーと称される役割の人)が、重要な役割を果たす。文科省のモデル事業では、メンターと称されているようだ。)
この手のキャンプを新年度にはトライアルしてみたいと目論んでいる。 各専門家も集めて実行委員会を形成し、プログラム企画、実施中の助言、実施後の検証を行い、経験知とノウハウを蓄積したい。そして、なによりも、メンターとなる人(できうることなら、子どもの兄貴分姉気分的になれる大学生や若い人)を集め、研修も必要だろう。 実行にはお金もかかる話であるが、国から実施にあたっては補助金がでるわけでもないので、民間の助成金を狙ってみようと模索していたところ・・・、
Docomoの地域コミュニティづくり支援の助成金を見つけた。 助成元としてはもってこいではないか・・・(と、勝手に思い込む・・)。
申請書を取り寄せたところ、けっこう書き込みが多い緻密な申請書つくりが必要とわかった・・・。 しかし、これさえ企画作り込みができれば、助成金をゲットできないわけはない・・と、モチベーションがあがったところの今日このごろのアタシです。
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