2008.11.3(月・祝)曇り
もう限界、遅れに遅れている種まきをする。ひとつは聖護院かぶら、もう一つは黒田人参である。種はとっくの昔に買っていたのだが、種蒔きといっても土を運んで耕して、畑を作ってからのことだからついつい遅れていたのだ。種の袋に播種や収穫の時期が書いてあるが、大まかで実際のこの地域の時期というものは解らない。かつて雪国では山の残雪の形で種蒔きの時季を決めていたそうだが、これは理にかなっている。白馬岳は元々は苗代の代馬を表し、その馬は白馬ではなく黒馬である。残雪によって出来た馬の形は実は岩盤の部分なのである。南アの農鳥岳は鳥の形が現れるそうだ。農鳥岳なんて変な名前だと思っていたが、解りやすいといえば解りやすい名前だ。
ここ上林では雪山は無いが、かつて雪が多いときは残雪のサインがあったかも知れない。私はじょんの散歩の時に近所の畑を観察し、農作業の参考にしている。近所のある畑では一月以上も前に蕪が蒔かれていたし、人参などもう育っている。
とにかく、昨日から少しづつ土を運び、バーク堆肥を混ぜて耕す。蕪は条蒔きにして間引きするよう書いてあるが、大根と同様に黒マルチに点蒔きとした。同じ仲間だから大丈夫だろう。人参は点蒔きとしたが、収穫は来春のようだ。どちらも発芽が心配である。大根の時よりも気温がかなり低いからだ。あれ、温度って関係あったっけ、発芽の三要素って、水、温度、空気?水、光、温度?水、光、空気???違いのわからん農学士。 左のマルチが聖護院蕪、右の二畝が黒田人参。
今日のじょん:マーブルとの毎日の格闘が楽しみのようである。むしろマーブルの方が楽しみにしており、じょんの来そうな時間になると玄関の方に様子を見に行くそうだ。格闘は日に日に激しさを増しているが、どちらも吠えることも唸ることもなく続くのだから変な光景ではある。ひとしきり格闘を繰り返すと「帰るで」と言うとすんなり帰路につくのも、何か妙に悟っているようで不思議な感覚だ。