晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

カメムシいるいる大実験(2) 11/6

2008-11-07 | 日記・エッセイ・コラム

2008.11.6(木)晴、曇り

 プラ容器にカメムシを入れ、殺虫剤をシューと一吹きかける。時間的経過を観察しその効果を実験する。検体はその都度捕まえてやるので、個体差がある。容器も水洗いしかできないので殺虫成分あるいは溶剤などが残る可能性がある。噴射力に差があり均一な噴射ができない。等の問題はあるがしゃれと思ってみて欲しい。実験結果はエクセルのファイルにあり。
 

「kamemushi.xls」をダウンロード

まづ感じたことは、よくこれだけの殺虫剤が我が家にあるかということだ。かみさんの虫嫌いということもあるが、こうなると殺虫剤オタクといわれても仕方がない。各殺虫剤は効能書きで対象となる虫を特定しているが、実は殺虫成分は同じというのがままある。カメムシの殺虫で必要なことは、すぐに死ぬ、臭いを出さない、部屋を汚さないなどだろうが、今回の実験では何秒で静止するかということを調べた。臭いを残すかどうかも調べたのだが、前の検体の臭いが残るので調べようがなかった。
一番早く効いたのが「ムカデフマキラー」である。ところがこれはアースジェット、ハチアブダブルジェットと主成分が同じであり、殺虫成分というより付加効果の冷却効果が効いたのではないか。実験を続ける内に、果たしてカメムシは殺虫成分によって死んでいるのだろうかと疑問を持つようになってきた。どの製品にも溶剤として第三石油類やケロシン等が入っている。この油類による窒息、あるいは浸透圧の差によって起きる障害で死んでいるのではと思うようになってきた。
 そうすると殺虫剤でなくても、鉱物油であるクレ556でも効果があるのではないか。やってみると果たして、今回の7薬剤の内2番目の早さで静止した。一体殺虫剤ってなんなんだい。もっと驚くことは、クレ556の後の実験のため、ポリ容器にカメムシを入れると、それだけで転倒し、足を痙攣させて死んでしまったのである。よく見ると水洗いのためクレ556の成分が洗われずに水滴となって残っているのだ。
 その後実験を続けるが、成分は同じなのに効果に差があること、カメムシ専用なのに効きめが悪いことなど意外なことが出てきた。ただどの薬剤にしても時間的な差こそあれ確実に死に至ることが判明した。カメムシには殺虫剤は効かないという先入観は払拭された。
 「カメムシは死んだまねするで」というかみさんの助言に従い、検体を取り出して数時間並べておく。
Img_1451 何時間たっても動かず、死亡が確認できた。続く


取り出したカメムシを並べておく、総て死亡確認済み。


今日のじょん:じょん語録(16)じょんじょんパンパじょんパンパ
 じょんはパンが大好きである。朝ご飯がすんで眠っていても、私たちが朝食のパンを食べ始めると起き出してくる。そりゃあ旨いだろう、店の売れ残りの無添加里山パンだから、、、。



 

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カメムシいるいる大実験(1) 11/5

2008-11-07 | 日記・エッセイ・コラム

2008.11.5(水)晴

 今日はじょんのびの日といって、みんながじょんのびに行ってコーヒーを楽しむ日なのに、そのためにケーキセットを500円で提供している日なのにちっともお客さまがみえない。そういえばあやべ市民新聞に一回広告しただけで、誰も知らんわな。よーく憶えといてよ。毎月第一水曜日はじょんのびの日なんだって。そんなの関係ねいか。
 おかげでカフェ以外の仕事は良くできる。看板取り付け用のコースレッドや舗装用の砂、バラスを買いにコメリに走る。広域農道から27号線に出る手前、道路上に凄い血の跡、すわっ事故かと思い、近所の奥さんに聞いてみるがそのようなことはないとのこと。なるほど、猪か鹿が当たったようだ。この辺じゃ日常茶飯事のことである。
 それでもまだ暇なので、先日から気になっているカメムシ退治をする。ここんとこ温かいので嫌というほどカメムシが現れ、そこら中にへばりついている。特に香りを売りにしている客席ではカメムシは最悪だ。家の中はガムテープで、屋外は灯油瓶で一匹ずつやっつけてゆく。2,30匹で嫌になってくる。そういえば昨日ストックで買ってきたスーパーカメムシジェットを試してみる。なにしろバカ売れで、他の殺虫剤はどっさり在庫があるのにこれだけは最後の一個となっていた。シューッと吹きかけると数秒じっとしているがやがて力尽きてポトッと落ちる。いやいや優れものだ。カメムシの侵入路であるサッシのレールのところに吹きつけておけば数週間忌避剤として効果があるという。
 カメムシは一体どうやって部屋の中に入ってくるのか?よくある疑問なんだが、なんでも3mmの隙間があれば入るんだって、サッシには水抜きだか通気口だか、3mmどころじゃない穴が一杯空いている。露の防止とかで完全密封は出来ないようだ。
 カメムシと言えば日本一周自転車旅行、北陸・東北編を思い出す。北陸はまだカメムシの季節ではなかったが、美山町の萌叡生活塾で妙なものを見つけた。ガラス瓶だろうかポリの瓶だろうか、ペンキで真っ赤に塗られた瓶に液体が入っていて、紐で箸が取り付けてあるのだ。2日間何か考え続けたんだがなんだか解らない。出発時に「あの赤いの何ですか?」「虫入れる瓶だよ」解ったような解らん答えだったが、今にして判明したのだ。カメムシを捕まえて殺す瓶だったのだ。Img_0155

萌叡生活塾、カメムシ入ってきそー。

東北では丁度季節だったので、どの宿でも虫が入らないように窓を開けないよう注意してあった。福島のアトマさんでは「これが一番よ」とガムテープでの捕虫を教えて貰った。捕らえることよりも臭いを出さないことが大切なのだ。とにかく雪国のカメムシは一級品である。これじゃ日本異臭旅行だ。
 てなわけでカメムシに有効な手段はなく、捕まえるしかないと思いこんでいた。蚊や蝿のように殺虫剤でやっつけるわけにはいかないと思っていたのだ。ところがカメムシ用の殺虫剤が売られている、家にある殺虫剤の効能書きにもカメムシと書かれているのがある。幸い我が家には虫嫌いのかみさんのおかげで8種類もの殺虫剤が存在する。違いのわからん農学士の実験の虫が湧いてきた。続く

今日のじょん:相変わらずのマーブルとの大乱闘。Img_1458
静止画では解らないが、このでかい犬どおしがドスンバタンとやるのだから大変。よく怪我をしないなあと思うが、そこは手加減しているのだろう。マーブルはこのあとすぐに寝てしまうそうである。相当体力使ってるようだ。

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