晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

虫対策 9/30

2010-10-02 | 違いのわからん農学士

2010.9.30(木)曇

 涼しくなっても虫は減らない。大根、白菜の幼苗にも容赦なく穴を開けている。よく育った白菜 をざっくり切って鍋でもしようかって時に青虫がうにょうにょと這っていたひにゃあ、どっちらけである。葉物だけに薬をやるのも気が引ける。結局防虫ネットを導入することとなった。使い捨てで安いものかと思いきや、立派なネットでかなり高価である。16株の白菜に千数百円のネットは、いかにも割が合わない。「こうたほうが安いやないけー」となるんだが、野菜作りはそれを言っちゃ駄目、美味しくて新鮮で安心な野菜を作るのが目的なんだから、、、。さすがに塩ビかなんかの支柱は買う気にならず、その辺の竹で間に合わす。苦労するなあ。Img_1451
 ふと目をやると、秋ナスにしたヒスイナスの茎に妙な物体が取り付いている。7,8cmもあろうかという大きな芋虫だ。グロテスクな模様に一本の大きな角があり、ピンセットで摘むと、キリキリキリと妙な音を出す。これって結構不気味なのよね。へたすらたたりがあるかもしんねえと思ったが、いつもどおり火あぶりの刑に処す。いきてりゃあ一体何になるか見たかったものだ。Img_1445
 
ピンぼけだが大きさはわかるだろう。


 さて最後は恐怖のカメムシである。夏の間緑のカメムシがちょいちょい出没していたが、今は端境期である。もうすぐあのくさーいのが、ウンカのごとく現れるかと思うとぞっとする。憂いあれば備え無し?あれっ、備えあれば憂い無しか。さっそくカメムシバスターを用意しておく。Img_1450




 今日のじょん:虫に対してはじょんは反応が早い。しかも反応が大げさ、ちっちゃな虫にも大声で吠える。飯食ってるときなんざ、びっくりしてひっくり返しそうだ。吠えるのは獣だけにしてよね。
Img_1449

おとー虫がおるでの図

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困った奴ら 9/29

2010-10-02 | 違いのわからん農学士

2010.9.29(水)曇

 吉右衛門の努力の結晶である稲の天日干しに感動したところだが、実は彼にも不安というか腹立たしい事態が起こっている。その稲が何者かに荒らされているのだ。稲木に架けた束が引っ張り落とされて地面に散らばっている。籾を食べられている様子は無いようなんだが、周囲に鼻で掘ったような跡もあるのでアナグマかハクビシンかというところだ。吉右衛門は本当に悔しそうだった。今までも野菜を動物にやられたこともあったろうが、今回は力の入れ方が今までとは違うから余計悔しいのだろう。Img_1444
 都市生活をしていると絶対に気づくことのない獣害という災いは、実質的な損害もさることながら心理的な被害は相当なものである。やっと実った田んぼをイノシシに踏み荒らされた人、今年はよく育ったなあと喜んでいた小豆を総て鹿に食べられた人、手塩に掛けて育てたハウスの野菜をヌートリアにすっかりやられた人、例え補償制度があったとしても、お金には換えられない心理的な損失は償えない。Img_1426
立派に育っているようでも、頭を鹿に食べられている。

 生産農家だけでなく、畑で自家用の野菜を作っている人、庭に花木を植えてガーデニングを楽しんでいる人などもひどい目に遭っている。鹿、猿、猪、アナグマ、アライグマ、ハクビシン、ヌートリア、そして今年多いのは熊、獣以外にも鳥類、昆虫類など無数の敵がいるわけだ。人間の生活そのものが自然破壊であり、農耕自体がそうであるからには、敵だらけになってしまって戦わざるを得ないのだが、鳥獣保護とか動物愛護とか色々あって、自分とこの畑を荒らした動物を捕獲しても罰せられたりするもんだからいかんともしがたい。Img_1448

アライグマにやられた秋ナス。


 今日のじょん:涼しくなって朝の散歩が完全復活、そろそろ河原に降りようかと思っていたら一昨日の雨で増水、でも泥が流れてきれいになるかも。Img_1436

まだ河原には降りられないワン。 

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