2010.10.22(金)曇
一人暮らしの生活で何が不自由かって、たんびに戸締まりをしなければならないことである。朝一の仕事はじょんの散歩である。家中の扉や窓を開ける前に散歩に出るのが一番効率的だから、、、。まずじょんを外に出して、その扉を施錠する。そして帰ってくるとその逆をやる。朝夕のじょんの散歩だけで都合8回の施錠をするわけだ。マンションなどのワンドアの場合は楽だが、一軒家のしかも店舗というのは大変である。特に出かける場合など、ある程度車で走ってから、「あそこ閉めたかなあ、火の元は消したかなあ」などと心配になって帰ってくる。これって歳のせいばかりではなく、20代の独身アパート暮らしでもしょっちゅうやっていた。そのころは煙草吸ってたから余計心配である。でもそういう時って一度として閉め忘れや、火の消し忘れは無いものである。このことを吉右衛門に話していたら、「そーなんですよね」などと同感の様子だった。せーかくやなあ。
幾ら戸締まりしても庭には何者かが来て、掘り返しうんPまでして帰っていった。アナグマかな。
普通所帯持ちが一人暮らしをすると、掃除洗濯炊事に困るのだろうが私の場合は全然困らない、普段からやってるのもあるし、むしろ自分のペースでやれるのでこれほど快適なものはない。まずい食事を作ったところで誰も文句は言わないし、桟の埃を点検する小姑も居ないわけだから。
ただこの戸締まりと火の用心だけは結果が重大なだけにプレッシャーのかかる作業だ。家族の存在価値は戸締まりと火の用心に対処するものと言ってるわけではないので念のため。
いくみちゃんを送って山家駅に行く。かつては駅長さんも駅員さんも、ひょっとしたら売店もあったかもしれないが、今はひっそりとした無人駅となっていた。列車はまだジーゼルかと思っていたら電化されていた。ただし、ワンマン運行なので駅の入口に電車の乗り方、降り方が書いてある。
ローカルな旅もいいもんですなあ。