2010.10.23(土)曇
先日交通安全協会の宣伝カーらしきものが来て交通安全、特にお年寄りの安全について街宣していた。いつか協会のあり方についてボロクソに書いていたので、読まれた結果なのだろうか。そんなことはないのだろうけど、その宣伝カーをガンガン追い抜いているバカ車を見ていると、あまり効果の程は期待できない。ちなみにその箇所は追禁である。
そして熊出没と小学生の通学の問題を書いたら、先日素晴らしい光景を見た。記事を書いた2日後ぐらいだったからびっくりしたのだが、徒歩で帰ってくる小学生の傍らに自家用車がハザードランプを点けて伴走しているのだ。都会ならすこぶる危険な光景なんだが、よく見ると二人の小学生を護衛していることが解る。そこまでするんなら乗せてやれよと思うのだが、そうはいかないようだ。記事を見て行われた訳では無いだろうが、なんとなく嬉しい感がした。
そして今ひとつ、上林の自治会連合会から今夏発行された「上林七里野」という本にドキリとする記事を見つけた。この本は上林の歴史的なものから資料的なもの、またガイドブック的な要素もある素晴らしい本で、特に数多くの写真も立派なもので、文字も大きく読みやすい良い本である。読み終えたらあらためて雨読で紹介したいと思うが、読み始めに一部気になるところがあって中座している。それは晴徨雨読(2010.8.19と23)で書いている永谷坂峠に関することである。府道1号線が京都府から福井県に越える峠のことであるが、私は当初この峠を猪鼻峠と紹介し、後日訂正した経緯がある。ところが「上林七里野」には写真入りではっきりと猪鼻峠と書いてあるのだ。つまり私の当初の誤りと同じ誤りをこの本でもなされていることになる。
晴徨雨読を見て間違われたのかなあ、いやそんなことはあり得ない。発行時期の問題もあるし、第一こんなブログを参考にされるはずもない。
永谷坂峠と言うのは間違いないが、峠というのは山の向こうとこちらでは呼び方が違う場合もよくある。永谷坂というのは福井県川上側の坂であり、「上林七里野」で言われている猪鼻峠の別名逆峠(さかさまとうげ、あるいはさかさとうげか)も川上側の逆谷にちなんでいると思われる。ちなみに老富で山仕事を続けてこられたWさんにこの峠名について尋ねた。
「1号線の川上に越す峠はなんという名前なんですか?」
「いやー憶えがないなあ」
「猪鼻峠とは言いませんか」
「そんな名前は聞いたことがないなあ」
「永谷坂峠とは呼ばなかったですか」
「そうそう、永谷坂やなあ」
永谷坂が有ることは知っておられたが、峠名が永谷坂峠であるとはわからなかった。ただ猪鼻峠と言うのは全然記憶に無いようだった。
という風に私はこの1号線の峠は永谷坂峠であって猪鼻峠は小唐内から関屋に抜ける峠だと思っている。ではなぜこの本で猪鼻峠になってしまったのか、編者に確認してみたいところである。
【作業日誌 10/23】
ガーデンシェッド作製
今日のじょん:かみさんにはまだじょんの散歩は無理なので、朝夕私が散歩しているが、やはり散歩がしたいようで、家の周りをそろりそろりと回っている。「ゆっくりやで」と言うと本当にゆっくりとおっかなびっくりで歩いている。本当に賢い犬だなあと思うが、超スローで歩くその光景はなんとなく笑えてしまう。