晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

ガーデンシェッド(1) 10/30

2010-10-31 | DIY

2010.10.30(土)曇、雨

 かみさんが退院した時に驚かそうとガーデンシェッドを作ろうと思ったが、その間構想を練ることと、材料を買い集めるだけで終わってしまった。帰じょんした今、こつこつと作っているわけだが、こればかりは優先的に作り上げたい。というのは帰じょん記念という想いもあるし、K子ちゃんがやはり自作で作りたいと言ってたので少しでも参考になればという想いがあり、順次作製状態を知らせてあげようということだ。
 作製の動機は、かみさんがガーデニングを頑張っているのだが、道具や機材が増え続けて置く場所に事欠いている状態なので、すべてがすっきり片付くようにというものである。店の周囲に置くのでおしゃれなものに仕上げる必要があるのと、雪、風に耐えられるしっかりしたものを作る必要がある。Img_1560
 
これをなんとか片付けたい。


 大体私のDIYは、作製自体はあまり器用でない、いろんな工夫をするのが好きで、構想を練って設計を描くのが一番楽しい。といっても設計図を書くわけでなく、行き当たりばったり工法でやってきた。今までの木小屋なんかはそれで良かったかもしれないが、今度はそうはいかない、ノートに概略の図と寸法ぐらいは書かないとやっていけない。材料も今までは手元にあるものを利用して、不足するものだけ購入していたが、おしゃれなものを作るとなるとそれなりのものを購入しなければならない。かといって金に糸目を付けないでと言うわけにも行かず、とことん探して安くてよいものを選んでいる。Img_1561
 
ここにこういう感じで出来るのだが、巾も高さも制限される。


 今回揃えた資材の中で最も高価なものは屋根材である。アスファルトシングル、シングルセメント、シングル釘ともで6,980円、これはネット通販で送料も含んでいるのだが、建材店で注文するのと似たようなものと思っている。ちなみに屋根材というのは近隣のホームセンターでは取り扱っていない。取り寄せてもらうと同じような金額となるようだ。
 参考としては学研のDIYシリーズを見ているが、条件もサイズも違うので、あくまで参考とするぐらいで、基本的には自分で考えている。
 基礎の工夫 家屋の側に作るため、基礎は奥は犬走り、手前は砕石のダートとなっている。犬走り部分はコンクリに穴を開けてボルトでアンカーを取ろうかとも考えたが、そこまで必要は無かろうとコンクリー板に土台がはまる溝を設けて犬走りにコンクリートで接着することとした。そのために型枠を作り自家製沓石を作ることとした。なおダート部分の基礎はコンクリートブロックにアンカーボルトを埋め込み、しっかり固定することとした。Img_1605
 
作業場で土台のほぞ穴切り、座繰りなど済ませる。失敗も多い。


 土台 廃材の三寸角を使用、今までの行き当たりばったり加工ではなく設計図に基づいて、いわゆるプレカットをすることとした。これはDIYも進歩が無ければいけないという崇高な精神による。プレカットをすることによって、構想がよりはっきりとすることがある。ただ、カットする部分が90度違ってたりする失敗もある。廃材だから許せるが、高級な木材だとつらいだろうなあ。つづく

【作業日誌 10/30】
カメムシバスター二階用作製、いよいよ季節となりやした。

今日のじょん:虫の中でもカメムシに対する反応は一段と強烈だ。たかが虫一匹に大騒ぎし、大声で吠えるのでひんしゅくものだ。かみさんは「あんたがカメムシ見つけたら褒めるからくせになったんやで」と人のせいにするが、結構「カメムシ犬やなあ」なーんて喜んでいる。じょんもちったー大人になったんやから、カメムシごときで騒ぐなよなあ。Img_1543
今年のカメムシ第一号、10月14日。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大唐内のこと(7)廃村佐分利 10/29

2010-10-31 | 歴史・民俗

2010.10.29(金)曇、雨

 歴史を探るための資料、書籍というのは基本的に府県単位になっていて、例えば地名辞典などでも京都府がひとつの冊子となっている。従って手持ちの資料といえば京都府、綾部市、何鹿郡、上林地域ばかりで、すぐそこにある若狭、福井県の資料となると何もない。買い集めるほど資金は無いし、図書館や資料館に行く時間的なものも厳しいものがある。従って公開されているホームページやブログに頼ることとなるのだが、幸い府県境のおおい町川上地区には「川上通信」という地区の公式ブログがあって、地区内の案内や歴史的な調査、その他もろもろ丁寧な編集がなされていて大変重宝している。参考文献もしっかり書いてあるので、後日確認することも出来る。
 さて、このブログで発見したのは逆谷にあった佐分利という集落のことである。佐分利村というのは佐分利川に沿った村落で、昭和30年に本郷村、大島村と合併し大飯町(現おおい町)となったのだが、その旧川上村の最上流に佐分利があったわけである。元々は佐文(さぶ)と云われたそうだ。
 老富のW氏に聞いたところ、数十年前まで一軒の家が残り、姓は渡辺といったそうだ。川上通信にある角兵衛さんのことだろうか。行政区は大飯町だが、子供は奥上林小学校に通い、郵便物は老富と書かれたものは上林の郵便局から配達され、佐分利と書かれたものは川上から配達され一週間ほどかかったといういうことだ。つまり、生活は上林の者として暮らしておられたそうである。元々は数軒の家があったそうだが、現在では廃村となっている。屋敷の跡など残っているそうで、いつか行ってみたいと思っている。Img_1230
 
この先に佐分利集落があったという。


 私が気にすることは、佐分利の語源である。川上通信には佐文→佐分→佐分里→佐分利と変化したのではないかというようなことが書いてあったが、ひとつのヒントとしてサヒ、サブ、サム、ソホ、ソブと変化する一連の言葉は鉄の古語だということだ。(古代の鉄と神々、真弓常忠著)例えば寒河江(さがえ)祖父江(そぶえ)寒川(さむかわ)などの地名がある。私は綾部市の物部から志賀郷を流れる犀川も同様の語源ではないかと思っている。Img_4563 

犀川(豊里町から)


 若丹国境稜線を越える峠は数多くあり、いずれもかつての重要な街道であり、歴的史逸話も多くある。その内三国岳の北、多門院から上津にぬける峠は佐武峠という。これも気になる峠名ではある。つづく(大唐内のこと (6)は2010.10.28)


【作業日誌 10/29】
ガーデンシェッド土台作り。

今日のじょん:雨が続いてシャンプーが出来ない。もう一月も洗ってないので、さすがに臭いがしてきた。次の定休日には必ず洗ってやろう。 
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする