2009.3.16(月)晴
じょんのび村の自治会は第一区という。第一区なら二区三区とあるように思うがそれはない。中上林の最も南のいくつかの集落をまとめて一区としてあるようだ。要するに集落が小さいので合併しているようだ。他の自治会は浅原、真野、小田という風に地名が付いているのだが、将来所帯数が少なくなればまとめて二区三区ができるのかも知れない。集合しているので一区は大きな自治会だということだ。その一区を元気にするために有志が集まっていろんなことをされているのがタイトルにある会だ。昨年からお誘いを受けていたのだが、機会が無くて参加できなかったのだが、明日17日に向山の遊歩道を整備するということなのでこれを機会に参加することとした。向山は上林川を挟んでじょんのび村の真向かいにあり、藩政時代には藩の出城というか番所というかそういう建物が有ったそうである。丁度念道方面と忠町方面を見渡せる要衝の地となっている。遊歩道は念道橋の突き当たりから向山の鞍部に向けて緩やかに登っており、かつては念道から忠町方面に抜ける重要な道であったそうだ。峠越えとはいえ、今の上林川沿いの市道よりずっと近道ではある。
上田さんの言に寄れば鞍部から向山の頂上に続く道もあり、かつて山の神などの祠も有ったそうである。整備して歩けるようにし、桜も植えて、みんなが楽しめる地域にしたいという夢のある話である。
今日はその道の整備で出る枯れ木を薪にするよういわれていたので、軽トラで運んでしまう。見ると道はしっかりしているが、周りの林を整備しないといけないようで結構大仕事になりそうだ。
向山遊歩道入口と用意していただいた薪。
月曜日は店が暇なので作業がはかどる。お尻に火が点いて、木小屋を作り始める。本格的に廃材の柱を使って立派なものを建てようというもくろみであったが、それじゃあ何時になるか解らんのでとりあえず8フィート巾の掘っ立て小屋をつくることにする。以前から皮を剥いて、防腐剤を塗っておいた杉丸太を柱に使うつもりだ。梁に当たる部分は同じく杉丸太を使うか、2×4材を使うか未定。
まず穴掘りにかかるが、じょんのび村の北部分は、石と竹の根でちっとも進まない。大きな鉄の棒とホールディガーという道具で掘るのだが、竹の根は鋸や剪定鋏で切っていかねばならず、石は嫌というほど出てくる。ほとんどが円い砂岩で、私の予想では上林川の大昔の河原だと思う。隆起して河岸段丘となっているのだろう。一日かかって二つの穴を掘り、柱を立てる。
3個目の穴を掘っているときにふと気付く、それは2本の柱に対して直角が出ているかだ。垂直や水平、平行や直角の感覚が従来より鈍っているように思える。確かに目は近視乱視老眼のトリプルでハンデがあるが、感覚そのものが鈍っているように思う。昨年腐葉土を作るための柵を作った際に、順次四隅を作っていったらとんでもない菱形になっていた。ある方向から見れば長方形なのだが、違う方向から見ると全然歪んでいるのだ。これからは自分の勘を頼りに作っていくとえらいことになる、きっちり測りながらすることが肝要である。というわけで、作業を中断し、大きな三角定規を作る。2本の柱に水糸を張って定規を当てると、果たして3っつめの穴は、ずいぶん内に入っていた。うーむ悲しいけれどこれが現実だ、これからはしっかり器具を使って測りながらやっていこう。
目測で掘った穴はずいぶん内側であった。
【作業日誌 3/16】
向山の薪運び
木小屋つくり(柱2本)
今日のじょん:じょん語録(41)けーとくちん
朝の散歩から帰るとリードをはずし、ぽんぽこぽん、うんさん取り、けーとくちんとなり、家に入って食事する。けーとくちんは毛をとくだけのことだが、「けーとくちん」というと所定の場所(玄関前)に行くのでやりやすい。